酒粕とは、日本酒などのもろみを、圧搾した後に残る白色の固形物のことで、
最近「飲む点滴」と見直されてる甘酒は、麹か酒粕を使用して作られてます。
日本酒づくりの副産物である酒粕は、大手日本酒メーカーが高熱液化仕込み(高温糖化法)を採り入れていてることから年々流通するものが少なくなってますが、
「カスまで使い切る」伝統的知恵とも言える酒粕には、健康効果がたくさんあります。
酒粕に期待される効能
■糖尿病予防への期待
■ガン抑制への期待
■ガン患者の激ヤセ防止への期待
■高血圧の抑制への期待
■肥満予防への期待
■健忘症予防への期待
■脳梗塞予防への期待
■骨粗しょう症予防への期待
■アレルギー体質改善への期待
■狭心症、心筋梗塞、動脈硬化予防への期待
■美白効果への期待
卵より高たんぱくで、食物繊維タップリな酒粕は、
葉酸がきわめて多く、
葉酸
乳の分泌を促進。
腸内の寄生虫、食中毒の予防。
健康な皮膚を作る。
貧血予防。
食欲増進。
さらにパントテンサン(ビタミンB5)や、
パントテンサン(ビタミンB5)
傷の回復を早める。
感染症の抵抗力を高める。
ショック状態の緩和。
抗生物質の副作用や毒性を和らげる。
疲労回復。
ビタミンB6(ピリドキシン)がたっぷり含まれ、
ビタミンB6(ピリドキシン)
たんぱく質、脂肪の適切な吸収。
必須アミノ酸であるトリプトファンのナイアシン(ビタミンB3への転換を助ける。)
神経、皮膚疾患の予防。
吐き気を和らげる。
老化を防止する核酸の合成を促進する。
筋肉痙攣、脚の引きつり、手の痺れなどの手足の神経炎を和らげる。
まさに「飲む点滴」なんですが、
ナント、アルツハイマー予防も期待出来ることが分ってきました!
アルツハイマーは、原因も治療方法も現在は不明で、医学界も全力で取り組んでいるようです。その中で、パソプレッシンというタンパク質が注目されているそうです。
パソプレッシンは大脳にある、記憶の保持・学習機能・神経伝達に関与しているホルモンで、 プロリルエンドペプチターゼ(PEP)という酵素によって分解されます。
本来、この二つはバランスが取れて、正常なシステムとして働いていますが、何らかの 原因でバランス調節がくずれ、例えばPEPがパソプレッシンを異常に分解する事により、記憶や学習能力を低下させ、これが痴呆症状の発現に関係があるのでは?・・と考えられているそうです。
(株)月桂冠総合研究所のグループは、PEPの働きを阻害する物質が、 日本酒の中に3種類、酒粕中にも3種類含まれている事を発見しました。 そして、マウスによる実験でその効果を確認しました。この事から、酒粕が健忘症の予防に役立つのではないかと、期待されます。
ウチの冷蔵庫には実家からもらった酒粕が1年以上も入ってて、
少々黄ばんでますが問題ないようです。
酒粕はエタノールが含まれているので、腐敗しにくい。ただし、含まれる酵素により熟成が進み、また、糖分とアミノ酸がメイラード反応し、温度、時間に比例し、白色→黄色→ピンク色→褐色→焦げ茶色→黒色となる。 漬物用酒粕は4か月 – 1年程熟成させた酒粕を、酢原料酒粕は1 – 7年熟成させた酒粕を使用するのが一般的である。
酒粕は、-18℃以下であれば3年間以上保存しても品質劣化しない保存食で、
鹿児島出身で寒いのが苦手な母は冬場に「甘酒」飲んでますが、自分は「酒粕クッキー」の方が好みで、
「酒粕クッキー」は砂糖ナシで、チーズクラッカー風味でメチャ美味しいだけでなく、
薄力粉以外の材料は、すべて健康にイイものばかりです。
酒粕クッキーの材料
・薄力粉 100g
・酒粕 40g
・オリーブ油 大さじ2
・塩 小さじ1
・水 大さじ1〜2
・酢 小さじ2
作り方はいたって簡単で、
まず、水と酢以外の材料をボールに入れて、
指先を使ってボロボロのそぼろ状にします。
ボロボロになったら、水と酢を入れ「練らずにまとめ」て、5ミリの厚さで棒状に切り、160度のオーブン(トースターでも可)で10分位、ほんのり色づくまで焼いて完成です。
塩や酢は、なるべく良質なモノを使いましょう!
このスペイン・ロマニコ社のエキストラバージンは比較的安価ですが、以前、天然系治療士のペルーラム君が何気に触ったら「すごく息が入りますよ!」と驚いてました。
「息が入る、入らない」はキネシオロジーテストの一種で、スペックより信頼してます。
さて、今朝の八王子は雪化粧で、
こんな日は「甘酒」で温まるのも良さそうですが、
昨日はペルーラム君と母上が来てたので、
酒粕クッキーと、
オートミールクッキーを焼いたら、
どちらも美味しいとパクパク食べてくれ、レシピを聞かれました。
女性にはウレシイ美白効果も期待出来て、
シミ・ソバカスは、皮膚のメラニン色素の沈着により起こります。
このメラニン色素の発現は次のメカニズムによります。即ち、アミノ酸の一種のL−チロシンにチロシナーゼという酵素が作用して、ドーパクロムという メラニン色素になる前の物質ができます。このドーパクロムがメラニン色素に変わる事により、シミ・ソバカスができたり、日焼けして皮膚が黒くなったりします。
しかし、チロシナーゼの働きを阻害する酵素を加えると、ドーパクロムは生成できません。このチロシナーゼの働きを阻害する物質の代表の一つが、遊離リノール酸で、酒粕には大量に含まれています。
アルツハイマーや健忘症予防も期待出来る「酒粕」は、一年中オススメの食材ですよ〜
COMMENT ON FACEBOOK