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アルツハイマーとDMNの関係と深層脳へのアクセスをブロックする潜在意識の働き

アルツハイマーとDMNの関係と深層脳へのアクセスをブロックする潜在意識の働き

脳の「デフォルト・モード・ネットワーク(DMN)」とは、脳が積極的な思考活動してない「安静状態」状態を指しますが、

最新の脳科学では、この「デフォルト・モード・ネットワーク(DMN)」がアルツハイマー病やうつ病などの神経疾患と関係することが分ってきました。

<浮かび上がる脳の陰の活動>

M. E. レイクル(ワシントン大学)

私たちの脳は,話をする,本を読む,といった意識的な仕事を行っているときだけ活動し,何もせずぼんやりしているときは脳もまた休んでいると考えられてきた。ところが最近の脳機能イメージング研究によって驚くべき事実が明らかになった。安静状態の脳で重要な活動が営まれていたのだ。しかも,この脳の「基底状態」とも言える活動に費やされているエネルギーは,意識的な反応に使われる脳エネルギーの20倍にも達するという。

この脳活動の中心となっているのは,「デフォルト・モード・ネットワーク(DMN)」と呼ばれる複数の脳領域で構成されるネットワークで,脳内のさまざまな神経活動を同調させる働きがある。自動車が停止してもいつでも発進できるようエンジンを切らないでおくのと同じように,これから起こりうる出来事に備えるため,さまざまな脳領域の活動を統括するのに重要な役割を果たしていると考えられている。

この脳活動の中心となっているのは,「デフォルト・モード・ネットワーク(DMN)」と呼ばれる複数の脳領域で構成されるネットワークで,脳内のさまざまな神経活動を同調させる働きがある。自動車が停止してもいつでも発進できるようエンジンを切らないでおくのと同じように,これから起こりうる出来事に備えるため,さまざまな脳領域の活動を統括するのに重要な役割を果たしていると考えられている。

DMNは意識的な行動をするうえで重要な役割を果たしており,ある実験では,DMNの活動を観察することによって,被験者がミスをするかどうかを30分前に予測できたという。さらに興味深いことに,DMNの異常がアルツハイマー病やうつ病などの神経疾患とも関係するようだ。アルツハイマー病患者で顕著な萎縮が見られる脳領域は,DMNを構成する主要な脳領域とほとんど重なっている。安静時の脳活動を研究することによって,意識や神経疾患を理解するための新たな手がかりが得られるだろう。

http://www.nikkei-science.com/page/magazine/1006/201006_034.html

で、脳がこの「デフォルト・モード・ネットワーク」の時は「自己イメージ」や「想像」といった「自分についての内省」の場になってるそうで、

ぼんやりしてるネコちゃんが「オレって嫌なネコだな・・」とか、
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「私、最近、老けたかしら?」なんて考えてないでしょうが、7fa2725a150ed098aaac487cc9e68e28

人間の場合、ぼんやりしている時に自己否定的なイメージが流れ込んでくることは十分考えられ「アルツハイマー病やうつ病」のみならず、あらゆる病氣と関係しそうです。

つまり「何もせずぼんやりしているときの脳」の状態はとても大切で、

「深層脳」と呼ばれる天才脳にアクセスする鍵でもあります。
201006_034

深層脳=旧皮質は高次元。めちゃくちゃ処理速度が早い。
表層脳=新皮質は低次元。処理速度が遅い。

深層脳(旧皮質)は表層脳(新皮質)の1億倍の処理速度があります。
皆さんがボーっとしてる時はこの旧皮質を使ってます。

なぜか人間の脳は自分の知りたい情報を自然と引っ張ってくる力がある。

これを引き寄せの法則という人もいますが、人間の本来もってる深層脳の力ですね。

本当はあれこれ考えずに、ぼーっとして自動運転してれば深層脳が全部やってくれる。
これを太古の人は普通に使ってたのに、現代人はバカな言葉で分断されて使い方を忘れてしまってる。

旧皮質を使わせないようにしきりに暗記ものをやらせて、その能力を封印させられているのです。

http://golden-tamatama.com/blog-entry-2458.html

この深層脳にアクセスするために、古来から禅や瞑想などで姿勢の訓練ー静の姿勢を経て「不動知」を得ることが推奨されてきましたが、

若干21歳で覚醒した、OSHOことバグワン・シュリ・ラジニーシ氏は、「不動知」を得るためには、まず思考が「三つの層」を成していることを捉えるのが大切だと言います。

あなたがもっと意識的になればなるほど思考にはたくさんの層があると感じるだろう。思考という形態は最後の形だ。

思考の前には、思考をかた作る種のような波があり、その種のような波の前には、その種を作り出すもっと深い根っこが存在する。その種が思考を作り出している。

少なくとも三つの層は、意識的なマインドを持ってすれば、とても簡単にとらえられる。だが、我々は意識的でない。我々は眠っている。だから、波が最も粗雑な形態ー思考ーを取って初めてそれに気づく。

「究極の錬金術」より抜粋

思考を形づくる「三つの層」とは、

①意識的なマインド
②潜在意識
③無意識(根っこ)

であり、②潜在意識は、①と②の間をブロックするものです。

<潜在意識とは?>

躾、教育、両親、先生ー彼らは何をしているのだろう?

彼らは一つのことをしている。彼らは潜在意識のマインドを作り出している。彼らはあなたの思考を、精神構造を、理想を、価値観を与えている。

それらにはそれらの働きがあるが、また害もある。

それらは、あなた方が社会の中で楽に、そして都合よく立ち回るための道具だ。だが、それは障害にもなる。

この二つめの層は、意識の内側にある考え、固定観念、固執からできている。あなたは瞬間瞬間、マインドを働かせていない。潜在意識が常に邪魔をしている。それは、毎瞬、あなたを狭いところに押しやる。

あなたはその潜在意識のために、多くのことにまったく気づかなくなる。

「究極の錬金術」より抜粋

潜在意識とは人間が社会的な動物であるが故に、全ての社会がそれぞれ異なった潜在意識のマインドを作り出してきたので、人間同士を対立させることがありますが、

「根っこ」の方は、誰もが共有出来る感覚です。

例えば、カトリック圏の「中絶反対デモ騒動」とか、日本人には理解しがたいですが
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動物や幼子をいたわる感覚は、国境を超えて分り合えます。
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このように、潜在意識の方は世界を分断することに利用されやすい特徴がありますが、

しかしながらOSHOは、潜在意識を敵に廻すのではなく、意識的に潜在意識を「使わない」時間を取ることをアドバイスします。

いつであれ潜在意識が必要ならそれを使うのはいいことだ。

だが、必要でなければ、ちょっと使うのをやめてごらん。そして瞬間の中に生きるのだ。

潜在意識が必要でない多くの瞬間がある。が、それが古い習慣であるがゆえに、あなた方は使い続ける。

会社から帰って、あなた方は庭に座っている。そうした時に、なぜ潜在意識が入り込んで来るのだろう?

あなたは鳥の歌声を、ちょうどあなたが、潜在意識のない子供だった時に聞いたように、聞くことができる。

その瞬間の内にくつろぎなさい。・・・

あなたは絶えず潜在意識を使っている。

だから、まず最初にすることは、潜在意識のマインドが時々脇に置かれることを許すのだ。

それを使わないこと。すると、すぐにあなたのマインドは、揺らぎのない状態になるだろう。

あなたにはその能力がある。それは難しくない。

ただ、あなたの潜在意識の働きに意識的になることだ。

ただ、たまに力を抜くのだ。

そして潜在意識のマインドに「止まれ」と言うのだ。

「究極の錬金術」より抜粋

嬉しいことに、潜在意識のマインドは意志を持たないので命令すれば従うのです。

しかし、命令するにはまず潜在意識に支配されてることに「気づく」ことが先決で、

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思考の前には「種」があり、種の前には「根っこ=無意識」があり、大事なルーツである「根っこ」とつながるのが難しいのは、

人間には自我があって潜在意識に振り回されてるからですが、

「潜在意識=自我」を静かにするために、たまには「意識的に力を抜き」、安静時の脳活動=DMNを良好にすると、

アルツハイマー病の予防になるとともに、天才脳である深層脳にもつながれそうですネ。

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