
日本の名作アニメ、『となりのトトロ』は1988年の公開当時はさほど興行成績がふるわなったそうですが、その後どんどん人気が出始め、
今では世界中にトトロファンがいて、イタリアで初公開された際は、唱っちゃう人までいたそうです。
上映がはじまるや、表情豊かな主人公サツキとメイの映像に、
場内あちこちから「ベッロ」(素晴らしい)と感嘆の声が漏れ、
また劇中のメイ同様に大量のススワタリの登場シーンに驚き、
トトロのコミカルな動きに何度も笑いが起こっていた。
そして、イタリアでは通常、エンディングロールが始まるや
場内が明るくなって退場する人がほとんどだが、皆、エンディング曲の
「となりのトトロ」をしっかり聞き、
♪トットロ、トットロ~と歌いながら
劇場を後にする人たちまでもいた。
言葉の壁を超えて、
悪者をつくらない、ネガティブをネガティブとしないほのぼの作風が受け入れられたようで、
古い家に越してきて、
真っ黒なものが出てきたら、
ハリウッド映画だと、ホラーの展開になっちゃいそうですが、
五月生まれの日本姉妹は全然怖がらないで、
「真っ黒、クロスケ出ておいで〜」と楽しんでいるのがスゴク印象的で、個人的には宮崎駿作品のベストです。
トトロの舞台は埼玉県所沢市とのことで、そこには今、雑木林の自然の守ろうと「トトロの森」がありますが、
先週の土曜日、「トトロの森」近くにある守谷建具店にお邪魔しました。
守谷建具店は加工の難しい国産杉材で建具を作ってくれる建具屋さんで、 江戸三大祭りの車輪も作ってます。
セルフビルドで家を建て始めた7年前にコンタクトして、
こんなに時間が空いてしまいましたが、ちゃんと覚えていてくれていて、
先日、ご夫婦で清里の家まで採寸に来てくれたのですが、
ナント、奥様の親戚がスグ近くこのお店の方とのことで驚きました!
そんなご縁で話がはずみ、今回は奥様の「お庭」を拝見させていただいたのですが、
これがすごーく広くて、
奥に見える森林が「トトロの森」で、宮崎駿氏が時々散歩してるそうですが、
守谷さんのお庭で充分癒され、
こんなにたくさんのお花だけでもスゴいのに、
家庭菜園もやっていらして、
これがまた立派に育っていて、
ちょうどいらしていた娘さんとお孫さんで、
超ビッグな新玉ねぎを引っこ抜いてくれて、「お土産」に頂きました〜
やはり子どもは土に触れるとイイようで、こんな所で育ったらトトロと会話出来そうですし、
大人も毎晩ぐっすり寝れそうな健康的な生活で、
すごい贅沢な暮らしだな〜って思いましたが、
最近、日本を頻繁に訪れるようになった米国在住の自然療法治療士によると、
玉ねぎは精神を安定させ、不眠症にイイ野菜です。
<眠れないとき、精神が不安定なとき>
大きめの玉ねぎ1個を千切りにし、大さじ2杯のきざみパセリと好みの量のクレソンを混ぜます。これにリンゴ酢とオリーブオイルをかけて食べます。
玉ねぎには、精神を安定させる作用があり、イライラを鎮めたり、不眠を改善したりするのの効果的です。
不眠大国ニッポンで、病院は気軽に睡眠薬や入眠薬を出しちゃいますが、
眠れないからと薬に手を出すと、なかなか止めれなくなりますので、神経が高ぶった時は、玉ねぎ食べましょう!
小林健氏は大自然の中より、適度に人がいて、自然のある暮らしをしてる方が「長生き」だと言っており、
このあたりなんか理想的だと思いましたが、
守谷建具さんの話では、「どんどん人口が減っていて、そのうち限界集落になっちゃうよ〜」とのことで、
宮崎作品のルーツとも言える自然と共生する美味しい暮らし方を、
アニメの世界だけでなく、子ども達に是非とも残していきたいものです!
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