白檀は英語ではサンダルウッド(sandalwood)と呼ばれますが、その名の由来は、紀元前5世紀にまで遡り、
古代インドで「高貴な香木」として使われていました。
ビャクダン
原産地はインド。インドでは古くはサンスクリットでチャンダナとよばれ仏典『観仏三昧海経』では牛頭山(西ガーツ山脈のマラヤ山(摩羅耶山 秣刺耶山)とされる)に生える牛頭栴檀(ゴーシールシャ・チャンダナ)として有名であった。栽培もされ、紀元前5世紀頃にはすでに高貴な香木として使われていた。
サンダルウッドはチョット高価ですが、十数年前は頻繁に活躍してた「お気に入り」の精油のひとつで、
喉が痛かったり、膀胱炎になりそうな時に使うとスグに良くなりました。
サンダルウッドは精神性を高めて、ホルモン調整する働きがあります。
<サンダルウッド>
サンダルウッドはふらつきをなくし、精霊の源に近づけ、恐怖を乗り越える手助けをし、神の意に任せる気持ちにさせてくれます。
サンダルウッドには重要な殺菌成分が入っていて、うがい薬として使えます。
サンダルウッドは脳下垂体と松果体を刺激し、内分泌線すべてを調整する働きがあります。男性ホルモン(アンドロゲン)に似た成分をかなり含んでいます。子宮の調整役であり、性病に使われたという記録があります。
効能:
膀胱炎、尿道炎、膣炎、急性皮膚炎、帯状疱疹、気管支炎、動機、淋病、日射病、感想肌、にきび、咽頭炎、吐き気、結核、うつ状態、不眠、前立腺炎、神経質、不安神経症、インポテンツ、利己主義
使用法:
香水、マッサージオイル、うがい薬、ローーション、入浴、吸入、湿布、膣の洗浄、放散器
サンダルウッドは、あの「マジックソープ」にもラインナップされてますが、
一緒に入ってるジャスミンは、男性ホルモンも女性ホルモンも安定させますので、
サンダルウッド&ジャスミンの「マジックソープ」は、更年期障害などにイイかもしれません。
ところで、今日は「秋分の日」ですが、
古来より、1年のうちの4つの分岐点である、夏至と冬至、春分と秋分は魔法の力を持つと言われており、
お彼岸には「おはぎ」を作ったり、
お墓参りで手を合わせる習慣は、思いの外、心身の健康に役立ってるようです。
神秘家のゲリー・ボーネルさんによると、
日本人は「継続する肉体意識」の大切さを感覚的に知っているとのことで、
人間に「葛藤」があるのは、永遠不滅の「魂」と、進化途上の「継続する肉体意識」との間にズレがあるからであり、
人間の肉体は動物の形体です。我々は魂が動物の形体に入っている存在です。
人は葛藤があるために、自分自身を破壊するか、他者を破壊するかになります。葛藤がなければまったく問題はないんですが。
地球上で永遠不滅の存在が、進化する物質の中に入っているのは人間だけです。あなたは魂です。そして、魂というのは自分という存在を意識できます。だから、魂を宿す肉体の感覚意識はとても速く進化できるんです。
そのズレが、進化をもたらす面もありますが、
肉体のルーツを大切にすることは、大きな加護を得ることになるようです。
うちの「仏様」は尻尾のある子達しかいないので、仏壇はナイのですが、
木彫りの観音様をMY祭壇にして、お線香をあげるのが習慣でして、
先日、天然白檀だっぷりという、高野山のお線香を試してみました!
で、今迄のお気に入り、松栄堂の「京にしき」と比べると、
わずか400円の差ですが、「特選白檀高野霊香」は格段に白檀の香りが強く、
まさに「高貴な香木」という感じです。
最近、白檀=サンダルウッドが世界的に品薄だそうで、
「京にしき」は原材料に一部変更があって香りが変わったようですが、
「線香」臭くない、上品で心地よい香りが特徴で、
松栄堂は信頼出来るメーカーで、ペルーラム君もお気に入りの「堀川」は逸品です!
香りは、人間の脳と体に大きな影響を与えるもので、
<嗅覚は原始的な感覚。においが脳に伝わる仕組みとは>
嗅覚は原始的な感覚と言われており、進化の過程で視覚や聴覚よりも早い段階で備わった感覚だと言われています。
これは、嗅覚そのものが非常に原始的な作りとなっているから。嗅細胞は鼻腔内部の粘膜から直接受容器を出してにおいを受容し、その刺激をダイレクトに大脳辺縁系へと伝えます。
大脳辺縁系とは、記憶や感情、欲求に関与し、自律機能の役割も持つ部位で、進化論的に脳の中で最も古い部位の一つ。どの動物にもその発達にはあまり差がなく、共通の機能を支配している部位です。
嗅刺激は、他の感覚の刺激とは違い、視床や大脳新皮質を介することなく、直接大脳辺縁系に届いているのです。
そのため、私たち人間も、においの情報から直接、好きか嫌いか、快か不快か、といった本能的な判断を下しているのです。
「継続する肉体意識」にダイレクトに訴えかけるものです。
また、かのルドルフ・シュタイナーによると、「炎」には独特な力がありますので、
<燃える炎から、光と煙が生まれる>
「宇宙においては、何事も一方的に生じることはありません。ですから。熱が光りを生じさせるときには、その一方で暗く濁った物質を生じます。」
「私がこの霊を煙の中にいるままにしておいたなら、その霊は私と一緒に、ふたたびこの世に転生してこなければならない。私が死んだあとも、霊界に帰ることができない。しかし私がこの霊を解放して、火に返してやるなら、この霊は私の死後、霊界に昇っていく。そして私が生まれてきても、ふたたび一緒に地上にもどってはこない。」ルドルフ・シュタイナー著「霊的宇宙論」春秋社より抜粋
「香り」と「炎」の効用を備えたお線香やお香は、
物理面とスピリチュアル面の一挙両得なツールで、「ペルーの先生」も、霊的なことが絡んでいる治療の時はお線香を使ってました。
最近は、お線香にも精油にも化学合成された安価なものが出まわってますが、
本物の線香と塩、そして真摯な祈りは、健やかな心身の強い味方になりますよ〜
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