酵素カフェ

減少しつつある国産イグサの畳のお値段は?

途絶えさせたくない日本文化の一つに「畳」がありますが、

今、日本で流通している「畳」の8割以上が輸入のイグサで、

一昔前までは職人さんが手作りしていた畳も、
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経済性のみを追求すると防腐剤なのどの化学物質が必要となるのは「食品」と同じのようです。

実は、私は転居を控えているのですが、先日、転居の予定先を下見に行き、大変な目にあってしまいました。

他の部屋は何ともなかったのですが、畳敷きの日本間に入ったとたんに、変な刺激臭のようなものを感じたのです。そして、自宅に帰ったら、両目が真っ赤に腫れてしまい、2日間も治りませんでした。あまりにもひどかったため、不動産屋さんに調べてもらったら、この原因というのが「○○産のイグサを使った畳」だったのです。

私は過去に「日本の畳には○○産のイグサを使っているものが多い」とか、「有機リン系農薬が水田散布量の20倍も使われている」とか、ひどいのになると「○○うなぎで問題になったマラカイトグリーンというヒ素入りの劇薬でイグサを着色している」とか、いろんな話を聞いていました。

BSE問題の時には、品川森一先生の「古畳を飼料に使われた牛が農薬中毒を起こして死んだ」という発言も聞いていましたが、まさか自分がその被害に遭うとは思いませんでした。結局、不動産屋さんは何もしてくれないので、自腹で十数万円払って2部屋分の畳を替えることになってしまいました。

http://kikko.cocolog-nifty.com/kikko/2007/10/post_8b33.html

口に入れる食べ物でなくても、人体には化学反応が起きるわけで、

肌に直に触れる「畳」こそ気をつけたいものですが、「畳」には何ら法的規制がなく、50e8f04c6b39eba3a7581c6697c4c8e7

その上ナント、食品と同じく「偽装表示」があるそうです!

<次々に消えてくニポンの文化>

畳に使われる防虫シートや着色剤、防カビ剤などには、何の規制も設けられてないそうだ。そのため、どんなに危険な薬品でも使い放題で、現在、市販されてる畳のすべてに、接触毒性、発ガン性、催奇形性のある有機リン系農薬を使った防虫シートが入ってると言う。その上、市販されてる畳のほとんどは、ヒ素と重金属を含んだ着色剤で、人工的に着色されてるそうだ。とにかく、何の規制もないんだから、特に賃貸物件の場合には、より毒性の高い防虫シートが使われてる畳を選び、少しでも長持ちさせようって考えるだろう。

そして、安全な畳を製造、販売してる「健康畳 植田」のホームページには、「緊急速報 危険な畳 被害者続出」という見出しで、現在の畳の問題点を挙げている。これによると、「一般の畳店やリフォーム業者によって畳を取り替えてから、畳の部屋に入ることができなくなってしまった」というケースがヒンパンに起こってるそうだ。こちらでも、「みつ和総合環境研究所」とおんなじに、防虫シートや着色剤による被害の実態について書かれてるけど、何よりもビックル一気飲み‥‥って言うか、やっぱりな‥‥ってのが、コイズミ改革の規制緩和によって乱立しちゃった「偽装表示」なのだ。「健康畳 植田」のホームページによると、現在、畳の表面に張る「畳表(ござ)」は、約80%が○○からの輸入によるものらしいんだけど、それで作られた畳のほとんどは、「国産」て表示されて販売されてるそうだ。

http://kikko.cocolog-nifty.com/kikko/2007/10/post_8b33.html

いやはや、食べ物だけでなく畳まで、日本の伝統が「見えない所」で失われつつあるようで、

消費者としては、イイ畳を撰びたくても、「わかりにくい」という現状があります。

6月17日土曜日、7年かけてセルフビルド中の清里の家は、
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やっとこさ建具が入り、KIMG0005

小林健氏の不眠にイイ野菜と「トトロの森」近くの守谷建具店の美味しい暮らし

建築士兼セルフビルダーの旦那さんが只今取り付けの最中ですが、KIMG0016
やっと「畳」を敷く段取りになったので、畳屋さんに来てもらいました。

お願いしたのは甲府にある「小澤畳工業所」で、sub_header

ネットで探して問い合わせたところ、湿気の具合とか、現地を見てからの方がイイと言われ、わざわざ来てくれました。

畳屋さんだから年配者かと思ったら、意外とお若い方で、
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熊本県を中心に、生産者を一軒一軒を廻って、直にイグサを仕入れてるとのことで、
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今年5月にも熊本に行き、熊本地震の爪痕がまだまだ残っていると言ってました。

さて、湿気の問題ですが、標高1200mの清里高原は、
KIMG0006昨日は爽やかな乾燥した空気の一日でしたが、
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やはり梅雨時は湿気が上がりやすいので、普段住んでない「別荘」の場合は、

こういった「藁」製の畳床だと、KIMG0002換気を良くしないと「カビ」ちゃう場合があるそうです。

これは「藁」を節約するためにサンドイッチにしたものですが、
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今は一般に、こういった「インシュレーションボード」を畳床に使うのが主流で、
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「インシュレーションボード」は木屑を合成したもので、絶対にカビないわけではありませんが、一畳あたり2000円ほど安くなります。

自然志向のウチとしてはオール「藁」が好みで、確かに湿気は気になりますが、毎週欠かさず来ているので「藁」をチョイスしました。

商品説明が上手な「小澤畳工業所」さん、和室をキッチリ採寸した後に、KIMG0004

畳表の見本を紹介してくれましたが、
KIMG0007これがたくさん種類がありまして、

直に触って匂いを嗅ぐと中国製との違いは明らかで、これは中国製で、
KIMG0008「小澤畳工業所」さんでは、ほとんど出ないそうですが、一畳あたり5000円です。

で、一番出るのは一畳あたり10000円前後の国産とのことで、ずっと使うものですので、

チョット頑張って15000円ほどの熊本産を選びました。
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旦那さんは「息がスゥーと通り」、自分も見た瞬間にピント来たので、わりとスグに決めることが出来ました!

ちなみに「ラー文書」によると、優柔不断な人は「ネガティブサイド」に狙われやすいとのことですが、

実際のところ、迷っている状態とは、かなりのエネルギーロスですので、お買い物はイイ訓練になりますが、「小澤畳工業所」さんがイグサの等級の違いや特性を説明してくれたのも良かったです。

お値段は結局、「藁」の畳床と畳縁と合わせて一畳あたり20520円となり、
KIMG0012決して安い買い物ではありませんが、

電化製品と違って壊れるものではなく、「裏替え・表替え」して長く使うことを考えると、
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コイズミ改革の規制緩和によって乱立しちゃった「偽装表示」

に惑わされず、やっぱり「畳」は本物日本製を迷わず撰んだ方がイイと実感しました〜

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