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大口病院への警告メールとトリクロサンが禁止になった流れと、今、医療現場で起きていること

大口病院への警告メールとトリクロサンが禁止になった流れと、今、医療現場で起きていること

神奈川の大口病院の事件で、点滴に混入され中毒死の原因となった界面活性剤は、

病院内で使われている、ごく普通の殺菌タイプの消毒液とのことですが、

もし、事件を予告するようなメールを出した方が犯人なら、

横浜市医療安全課によると、同市監査課に7月5日、「看護師のエプロンが切り裂かれていた」「患者のカルテがなくなった」という内容のメールが届いた。

8月12日には同じ人物から「病院のスタッフが、漂白剤のようなものが混入した飲み物を飲んで唇がただれた」という趣旨の情報提供がメールであったという。捜査関係者によると、エプロンの切り裂きがあったのは今春だという。

市は再発防止を求めたが、今回の事件を受けて臨時の立ち入り検査を検討している。(大森浩司)

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相当、病院に対して「怨恨」を抱いてるように思われますが、

同じような文面は、twitterにも投稿されてたようで、

もしかしたら、メール主はトラブルを察知して警鐘してくれていたのかもしれません。

で、点滴に混入された殺菌作用が強い消毒液って、
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ひょっとしてトリクロサンが入っていたのでしょうか?

<トリクロサン>

薬用石鹸(医薬部外品)、うがい薬、食器用洗剤、練り歯磨き、脱臭剤、手の消毒剤、及び化粧品など、様々な場面で使用されている、一般的な家庭用の抗菌剤である。トリクロサンは高濃度では、複数の細胞質と細胞膜を標的に殺生物剤 (Biocide) として作用する。低濃度では、エノイル (ENR) 酵素に結合し、脂肪酸合成 (FAS) を阻害することにより、静菌的に作用する。脂肪酸は、細胞膜を構築したり再生するために必要である。ヒトはENR酵素を持っていないため影響を受けないとされる。

wikipedia

ウィキペディアにも記されてるように、トリクロサンは、今までは「人体に影響なし」とされ、一部の「歯磨き粉」にも使用され、日本国民は平気で口にしてましたが、

2016年の秋、米国ではついに禁止となりました。

今さら禁止になった背景には、トリクロサンを長期にわたって使用していると、

ホルモンの働きを妨いで甲状腺や生殖成長・発達機能などに影響を及ぼし、アレルギーになるリスクが増大したり、いざという時に抗生物質が効かない体質になったり、

感染症の危険増加・腸内細菌叢の変化など、多岐にわたる健康被害が出る可能性があり、

要するに、「益より害になる」ことが科学的に検証されたからです。

<抗菌・殺菌成分が入った「薬用石けん」は益どころか害になるおそれ>

薬用石けんには抗菌・殺菌作用を持つ「トリクロサン」「トリクロカルバン」という化学物質が使われています。手洗いは病気を防ぐ重要な習慣として浸透していますが、薬用石けんを使って手洗いをすると、感染症の危険増加・耐性菌の増殖・環境汚染など、かえって悪い効果の方が高くなってしまうという研究結果がいくつも発表されています。欧州ではトリクロサンを含む製品の販売禁止も始まっており、アメリカの薬用石けん市場が完全消滅するかもしれない事態について、Ars Technicaがまとめています。

◆トリクロサンの安全性

うりたい薬用石けんなどに含まれるトリクロサンは、数多くの市販製品に使われている抗菌・殺菌成分ですが、近年では、トリクロサンが持つ危険性を指摘する研究が報告され始めています。薬用石けんの使用は感染症の危険増加・腸内細菌叢(ちょうないさいきんそう)の変化・耐性菌の増殖・環境汚染を増加させる恐れがあるとのこと。

マーケット大学のパトリック・マクナマラ博士もトリクロサンの研究者の1人。マクナマラ氏によると、トリクロサンを含む石けんの殺菌効果を得るには、数分かけて行う長時間の手洗いが必要で、多くの人が行う「数秒間の手洗い」では不十分とのこと。医者が手術前に数分間手洗いするのは有効であることが認められていますが、「30秒間の手洗いでは、通常の石けんと薬用石けんのどちらを使っても大きな差は見られない」という調査報告も報告されています。益より害になる可能性から、トリクロサンの使用の見直しが求められています。

アメリカ食品医薬品局(FDA)はトリクロサンを「安全な物質」と定めていましたが、近年の研究報告を受け、トリクロサンの安全性の再確認に動いています。FDAは各メーカーに対して、薬用石けんの利用による殺菌効果が、通常の石けんより健康的であることを示すデータを求めています。提出されたデータがFDAの基準を合格するかどうかは不明ですが、FDAはトリクロサンに関する調査結果の発表を2016年9月に行う予定。もしトリクロサンの使用が禁止されれば、各メーカーは年間55億ドル(約6000億円)の売上げを放棄することになるかもしれません。

http://gigazine.net/news/20160411-antibacterial-soap-more-harm/

まるで売りたい側の都合で、今まで「害ナシ」とされていたような流れですが、

そういった薬用消毒薬をじゃんじゃん使う病院とは、

本当に必要かどうかわからない「薬」を、どんどん処方したがる傾向があります。
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薬が人体にとって本当は毒であることは、医者なら誰でも知ってるハズで、

その副作用は、トリクロサンなんかの比ではなく、だからこそ、本当に必要な時に医者が処方するハズの「薬」が、

今の日本では簡単に処方されるのは、「売りたい側の都合」と「患者の勘違い」がマッチングしているからのようですが、

日本は健康保険制度のおかげで、病院の薬は安価に手に入るので、

じゃんじゃん「薬」を貰う方が「お得」だと思っていたら大間違いで、

まわりまわって、国民の生活を圧迫する事態になっています。

<国全体の収入に対する税金と保険料の割合>

「国民負担率」という数字があります。

これは、国全体の収入である「国民所得」に対して、税金や健康保険料などが、どれぐらいの比率になるのかという数字です。

ここしばらくの傾向を見ると、租税負担率はあまり上がっていませんが、社会保障負担率が右肩上がりで増えています。
したがって、2015年の国民負担率は「44.4%」に達しており、過去最高でした。

https://seniorguide.jp/article/1001869.html

13年連続で過去最高を更新し続けてる医療費は、2015年度は40兆円を超え、「薬剤費」が大きな割合を占めてますが、

医者の言うことを素直に聞くお年寄りは、薬を売りたい側のイイお客様とも言えます。

自分が病院というものに疑問を抱いたのは、20数年前、

良かれと思って「最善の治療」をお願いした動物病院が、この本の冒頭のケースで紹介されている「トンでも病院」でして、

必要のない手術をして、抗生物質や高価な薬をじゃんじゃん使う病院だったことが判明し、

踏んだり蹴ったりの経験でしたが、おかげさまで、自分の健康は自分で守るという気構えが出来ました。

今、日本の医療現場で起きていることは、こちらの「喋る猫」が教えて下さっており、

真摯な医療関係者が淘汰されてしまうのは、患者側の問題もあります。

ちょっと長いですが、最後まで聞くと感動間違いなしで、「喋る猫」の警鐘パンチに感謝です!
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