昔ながらの日本人の知恵は素晴らしいもので、寒くなり乾燥しはじめる頃に作る「干し柿」は、
ビタミンA・βカロチン・食物繊維がたっぷりで、粘膜を強くして、身体の抵抗力を高め、粘膜をうるおし、せきを止め、たんを取り除きますので風邪や気管支炎予防に有効です。
昨年、「干し柿」作りにチャレンジしてみたら、
意外にカンタンで、メチャ美味しく出来たので、
今年も通常の3倍以上の大きさの「甲州百目柿」と、
農家の方から「どうせ捨てちゃうので・・」と頂いた「渋柿」をミックスして、
コチラの動画を参考に、
急に寒くなった先週、「干し柿」を作りました!
干し柿は、風邪予防だけでなく、むくみや便秘予防、胃腸の働きを整えて疲労回復効果、二日酔いや高血圧、脳卒中の予防効果などもあり、
「柿が赤くなれば、医者が青くなる!」
と言われるほどの健康食ですので、
食べずに捨てられちゃう「渋柿」が多いのは、実にもったいないお話ですが、
「もったいない」という気持が逆に命取りになるのは、ワクチンの助成金制度で、
例えば八王子市でも、
<高齢者肺炎球菌感染症予防接種の費用の一部を助成します>
定期接種対象者
◆平成28年度中に65歳、70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳、100歳になる方
hachioji
となってますが、この肺炎球菌ワクチンは、
「元気な人には必要ない。免疫力の落ちた人には効かない」
という矛盾だらけのワクチンである上に、
連続で接種すると強い副作用で危険なワクチンです。
<高齢者に5歳ごとに打つワクチンではありません>
成人用肺炎球菌ワクチンは、2014年10月から高齢者向けの定期接種となっています。一定の自己負担額があり、その額は自治体によって変わります。・・
定期接種に対象は、65歳、70歳、75歳、80歳となってます。
実は、この肺炎球菌ワクチンは、欧米で承認されてすぐ、接種2回目に、1回目に打った時に出た局所反応がさらに強く出るという副作用が問題になりました。そのため欧米では追加免疫を禁忌としたのです。その後4年空ければ副作用の発現率は低くなるとされましたが、副作用が強いワクチンであることは間違いないでしょう。・・
医師によっては2回打っても大丈夫と言う人もいるようです、打ったことを忘れてしまった高齢者もいるはずで、これでは何回も受ける人が出てしまうでしょう。
<いつ打つべきかを考え始めると、矛盾だらけのワクチン>
このワクチンは、追加接種で免疫を上げるブースター効果というものもなく、打っても数年後には抗体価は下がってきます。5年後にはワクチンの抗体も消えてしまうでしょう。
それなら元気なうちでなく、もう少し年齢がいって、肺炎で重症化して死ぬ可能性が出てから打とうと思うのは当然ですが、年齢が上がれば上がるほど、ワクチンを打っても、免疫状態が悪くなって、抗体が作られにくくなります。
肺炎球菌で重症化する可能性は(もともとわずかな確率ですが)年齢が上がれば上がるほど上昇すると思われますが、ワクチンによる免疫抗体は作られにくくなるのです。まともに考え始めたら、じゃあ何歳で打ったらいいんですか、ということになります。・・
インフルエンザや肺炎で重症になり、亡くなるのは、元気に普通の生活をしている老人ではありません。寝たきりになり、免疫力が落ち、口腔ケアの自力ではできなくなった方たちなのです。
肺炎球菌は、常在菌です。健康な人ののどにもいる菌です。でも、元気な人の場合には悪さはしません。免疫状態が悪くなれば中耳炎を起こしたり、肺炎を起こしたりします。髄膜炎や敗血症など、重症化するのは、免疫力が著しく低下し、いよいよお迎えが来そうという場合なのです。
この肺炎球菌ワクチンを打ったところで期待できることはあまりありません。その程度のものを、免疫状態も悪くなっている高齢者に鞭打つように打つ意味はどれほどあるのでしょうか。
つまり、球菌ワクチンは、「元気な人には必要ない。そして、免疫力の落ちた人には効かない」ということです。・・
このワクチンは、1本8000円もするのです。打ちたい人が打つことは否定しません。しかし、人から人へうつる病氣でもないのに、国民の血税を使ってこのワクチンを公費負担の定期接種にし、高齢者全員に打つ必要などありません。
元国立公衆衛生院感染症室長の母里啓子氏の著者からの抜粋で、
要するに「高齢者の肺炎重症化するのを防ぐ」という建前の肺炎球菌ワクチンは、
国民の血税と高齢者の免疫力のムダ使いというわけです。
現在は80歳超えの母里啓子氏は公職にあった経歴の方で、
母里啓子(もりひろこ)
1934年東京都生まれ。医学博士。千葉大学医学部卒業後、伝染病研究所(現・東京大学医科学研究所)でウイルス学を修め、愛知県ガンセンター研究所に勤務。在職中に、カナダのトロント大学オンタリオガン研究所に2年間留学。帰国後、東京都ガン検診センター検査課長、横浜市衛生研究所細菌課長を経て、国立公衆衛生院(現・国立保険医療科学院)疫学部感染室長、のち、横浜市の瀬谷、戸塚、旭の保健所所長、介護老人保健施設「やよい台 仁」の施設長を務め退職。
かつて伝染病研究所(現・東京大学医科学研究所)にいた頃の日本脳炎ワクチンは純度が低く、脳神経を攻撃してしまうことがあり、日本脳炎ワクチンを接種した後に、視神経をやられて目が見えなくなるADEMを発症する人が多発しました。
そこで、母里氏ら伝染病研究所の所員は懸命な努力で純度の高いワクチンの開発に成功したのですが、国はナント、すぐには切り替えなかったとのことです。
さまざまなことをやり、数年かかってきれいなワクチンを作ることができたのが1963年ごろのことです。
ところが新基準のワクチンが使われたのは1965年です。国の審議会で、まだ汚いワクチンの在庫が1年分あるから、切り換えるのはその次の年からということになったのです。
国というものは、犠牲者が出ようとおかまいなしで在庫処分をするのか・・。
50年前のあの日の悔しさを、昨日のように思い出します。今も、国は同じことをしています。
実際に、現場にいた方からの究極の ディスクロージャー とも言えますが、
いずれにせよ、もともと免疫系さえしっかりしてれば、肺炎球菌などの常在菌にワクチンは必要ないそうです。
<常在菌は健康な人には悪さをしない>
2013年から赤ちゃんへの定期接種となっているヒプワクチンと肺炎球菌ワクチン。肺炎球菌もヒプも、どちらも常在菌です。
肺炎球菌やヒプは、健康な人ののどにも潜んでいる常在菌なのです。しばらく過ごした後、悪さをしないまま出ていくこともあれば、かぜを引いて体力が落ちてる場合には、たくさん増えて、中耳炎を起こしたりすることもあるわけです。でも、かぜが治る頃には菌もおとなしくなります。
だから、体力が落ちて多少菌が増殖したところで、健康に暮らしている人にとっては、えいっと撃退してしまえるもので、何も怖いものではありません。免疫力が極端に落ちている、本当にごくまれな場合に、髄膜などに侵入して重症化することがあるのです。
まあ、ワクチン打ったからスグどうなるわけではナイでしょうが、助成金制度に釣られて「もったいない」はNGであり、
「干し柿」の方がよっぽど予防になるということを、
干し柿に含まれるβカロチンには粘膜を強くして、身体の抵抗力を高めます。
そして、普通の柿は身体を冷やしますが、干し柿は胃腸を丈夫にして内臓を温めてくれます。このため、風邪予防ができるのです。発熱の軽減効果もあります。
干し柿の表面につく柿霜(しそう)と呼ばれる白い粉には、粘膜を潤して痰を取り除いたり、咳を留めたりする効果があり、
肺結核の予防や慢性の気管支炎に効果があるといわれるほどです。
そして、今年は水銀入りの「インフルエンザワクチン」しか打てないという情報と合わせて、
「肺炎球菌ワクチン」にお金を払うことこそ「もったいない」と、身近な高齢者にお伝えしましょう!
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