カバラとはユダヤ教の伝統に基づいた宇宙観・神秘主義で、
世界を動かしてきた権力者達は、実は「カバラ」を利用してきたと言われてますが、
日本の豪雪地帯、東北の田舎で生まれた小林健さんは、
ユダヤ系ロシア人の父と日本人の母とのハーフで、
350年前から、母系で診療所を営む家の跡取り息子として生まれました。
ある日突然、故船井幸雄氏が「あの世から交信」してきた天然サイキックな小林健さんは、
2歳の子ども時代から、祖父とこたつに入りながらヒーラーとしての修行を受けていて、
5歳の時、父の不在中に運ばれて来た脳溢血の人を緊急治療しちゃったそうで、
その後、ナント小学校にも行かず、独自の教育を受けて育ったそうです。
増川:そもそもおじいさんから教わったということですが、そのおじいさんはどこで教わったのですか。
ケン:ロシアのモスクワの北のほうにそういうマスターがいたんです。カバラというのは、もともとマスターと息子が4年間洞窟の中で暮らして、そこから出来上がったものなんです。
船瀬:日本の山岳信仰みたいですね。その修行を経て人間の能力をはるかに超えた能力を体得するのですね。
ケン:私はとにかくいじめられた。うちの父はロシア語も教えないし、ユダヤ人のことも教えないし、ともかく君は思うようにやりなさいと。学校にも行かなかった。
増川:でも学校に行かないと、変な洗脳がなくてよかったのではないですか?
ケン:でも、うちに来て教える先生にいじめられる。だから大変だったんです。
増川:では、全部個人教育ですか。
ケン:そうです。
増川:一番贅沢で理想的な教わり方ですね。
ケン:だから私は常識がない。一般のことを知らない。ビートルズも知らなかったし、私にはいろいろ有名な患者さんがいっぱいいるんですが、全然わからないんです。
増川:常識がないほうがいいかもしれないです。
ケン:これしかないから、特にびっくりしたのは、カトリーヌ・ドヌーブという有名な女優さんを知らなくてマッサージしたんです。フランスの人は着ないから裸で、終わって彼女がスクッと立ってガウンを着て、長いたばこを吸ったわけです。そうしたら映画で見たことがあった。「あれっ、もしかしてあなた、カトリーヌ・ドヌーブさんですか」と言ったら「イエス」と言われた。
船瀬:しかし、それはまさに眼福でしたねえ。決めたポーズでアレッと思った。
増川:それまでわからなかったのですか。
ケン:全然わからないですよ。だって興味ないし、誰だか関係ないし。
そうしたら彼女がアシスタントに一言、”This massage is better than sex”と言ったんです。大変ですよ。それから50人ぐらいパーッと患者が来た。
科学者である増川いづみ氏と、
ひたすら「本当のこと」を言い続けている、希有なジャーナリスト、
船瀬俊介氏を交えたコチラの対談本からの抜粋ですが、
7歳と20歳、2度の「臨死体験」を経た小林健さんは、父のすすめでアメリカに渡り、
「昼顔」などの作品で有名な、フランスを代表する大女優、カトリーヌ・ドヌーブさんにエクスタシーを感じさせるほどの、
こういった天然系ヒーラーの方々特徴は、どんな人でも「来るもの拒まず、去るもの追わず」で愛をもって対応するところです。
そしてセレブだからといって輝いているとも限らず、
純日本人でしたが、ペルーで不思議な治療士になってしまったペルーの先生の話では、
世界的なスポーツ選手とか芸能人は、案外カラダがボロボロだったりするそうで、
「普通に暮らしているのが一番イイ」と言ってました。
ペルーの首都リマは国際都市ですので、いろいろな国の患者さんがみえてましたが、
「山の人々」と呼ばれるネイティブの方々もはるばるやって来たり、
庶民であろうと大統領夫人であろうと、人々の中に内在する「光」が引き出されれば、治癒は一瞬にして起こることがあり得ます。
残念ながらペルーの先生は5年前に宇宙に帰還されましたが、
奥様らから聞いた話では、富豪な患者さんに中には「フリーメーソン」の方もいて、入るように誘われたりしてたけど、断ってたそうです。
日本ではインボーの秘密結社とされる「フリーメーソン」は、諸外国では「金持ちの互助会」みたいな感じのようで、
元々は「自由を志す」職人同盟が始まりだったようですが、
「イルミナティ」と呼ばれる方々は、おカネにしか興味がナイようで、
その辺の事情を小林健さんが語ってました。
<カバラにまつわる出来事>
ケン:ニューヨークにカバラをビジネスにしている有名な所があって、マドンナなんかが入っているところなんですけど、いいかげんなところがあるので名前は出さないほうがいいと思います。
そこにひょんなことで患者さんが呼んでくれたんです。玄関でお会いして、おカネを払って中に入ったら、男の人が100人ぐらいこっちでワーッとやっているわけです。女の人はこっちはこっちでやっている。これはユダヤ人のやり方で、大嫌いなんですけどね。
それで我々もお祈りを始めて、その後、撰ばれた人がトーラー(バイブル)を担いで回るんです、ユダヤ人が2人呼ばれて、3番目に「ケン・コバヤシ」と呼ぶんです。私のことは誰も知らないはずです。
まさかと思うから返事をしなかったら、3回も「ケン・コバヤシ」と呼ぶので、”It’s me.” と言ったら、 “Come on”と言われて、トーラーを持たされて回ったんです。そうしたら部屋中が光で埋まったみたいで、みんなまぶしくて見えなくなった。
うちのおじいちゃんがガイドしたんじゃないかと思うんですけど、名前を呼んだ方はカバラの世界ではアメリカで一番有名な人なんですが、「何でケン・コバヤシと言ったのかな?」と。
増川:知らないはずなのに、口をついて出てきてしまったのですね。
ケン:それで終わったあと、ワーッとみんなが私のところに来たんです。「あなたは何をやっている人なの?」とか、「なに人?」とか。「私はハーフだよ」と言ったら、名前は言えないけど、その一番偉い人も不思議がっている。
それからはもう大変。そこへ行くと、ワーッと人が寄ってくるわけです。それで何だかんだやっているうちに、一番のボスの孫が調子悪いから診てくれと言われて診てあげた。そのうち、「先生、ドネーション(寄付)してほしい。うちは貧乏で」とうそばっかり(笑)。「マドンナさんにも会員になっていただいて、2〜3億円寄付してもらったから、ケン・コバヤシも有名な人だから」と。
「私はあんな商売していないよ」と言ったら、その次の週から、ケン・コバヤシはおカネで商売やっている人だと言われた。
増川:寄付をしないだけでそのように言われてしまうのですか。
ケン:全部カネ。ブレストキャンサー(乳がん)の人が来ると、「2000ドルまでお祈りしなさい」と言うんです。2000ドルまでっておかしいでしょう。
水をやってバブタイズ(洗礼)みたいのをやるんですけど、「みんなでお祈りをします。それには5万ドルかかるから、5万ドル持っていらっしゃい。そうしたら全員でお祈りして、がんなんてなくなるよ」と言うわけです。
増川:価格表があるということですね。ではお金のない人は死になさいということですか?
ケン:そういうことです。それでその女性が泣いて、あとでほかの人は私のところに連れてきたんです。それでそう言うから「あなたはお金持ちなの?」と聞いたら、「そんなおカネなんてないよ」と泣いているわけです。「オーケー。それなら私はそんなおカネは要らないから、ちょっと脈を診ようか」と診て、それで治っちゃったんです。あれだけうそばっかりついて、宗教団体は税金を払わなくていいんです。
船瀬:一応、そこは宗教団体にはなっているわけですか?
ケン:なっています。あそこは最初は20年前に、クイーンズでおじいちゃんが「カバラを教えるから来て」と近所回りをしたんです。20人集まるようになったら、奥さんが料理を出してくれて、全部ただだったんです。それが人がふえてきて、奥さんが「きょうは5ドルいただこうかしら」と言ったのから始まったんです。
船瀬:だんだんビジネスライクになったわけだね(苦笑)。
ケン:あそこは本当ににカネ。・・生徒さんにいかに何を教えるかじゃなくて、カネなんです。だから、ダメだ、やめたと。基本的にカバラ哲学はすばらしんですよ。
増川:あとの人たちがそのような仕組みをつくりビジネスにしているのですね。
ケン:彼はカバラでは一番有名な人なんです。
増川:宗教団体もそうですよね。最初はお金儲けではないです。
「マドンナがやばい!」という話はよく聞きますが、どうやら「確定!」って感じで、
それにしても、「カバラでは一番有名な人」って、いったい誰なんでしょうね?
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