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気になる「牛乳不要説叩き」と乳糖不耐症に個人差がある理由

気になる「牛乳不要説叩き」と乳糖不耐症に個人差がある理由

2016年新年早々、「食」についてのちょっと気になるニュースを目にしました。二児の母であるタレントの松嶋尚美さんが、

「子供には牛乳を飲ませない」と発言したことから、

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松島発言の発端である、新谷弘実説には「科学的根拠」がナイと叩かれてました・・

「牛乳の飲み過ぎで骨粗鬆症に」 繰り返される有害説の根拠は… (産経新聞)

新谷氏は牛乳を有害と決めつける一方で、著書などでコーヒー浣腸や酵素サプリメントを勧めている。コーヒー浣腸をめぐっては12月初め、コーヒー浣腸に使う無許可の医薬品を販売したなどとして、医薬品販売会社の経営者ら3人が逮捕されている。コーヒー浣腸に医学的な根拠はなく、実施によって腸を傷つける可能性があり、「腸がむくんで自主排便できなくなった」と健康被害を訴えた顧客もいたという。(平沢裕子)

松嶋尚美さんは。新婚当初、料理本の「落としぶた」を、「ふたを落下させる作業」だと思っていたそうで、

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そういった人の方が「既成概念」なく、新しいことを受け入れられるようですが、

新谷弘実氏のミリオンセラーは、ウチの父親(83歳)も読んだようで、

娘が言っても「聞く耳を持たない」けど、医者の「発言」だと信憑性大で、

父親は牛乳を飲むと「下痢」する人なのでスッパリ止めましたが、

健康のためイイと信じられてきた「牛乳」が、

実は「あまり身体に良くないかも?」は、

別に、コーヒー浣腸を薦める新谷弘実氏だけが言ってることではありません・・

『乳がんと牛乳』

 私は、乳製品を完全に断ち切ることによって、再発・転移をくりかえす乳がんを克服した。本書はその乳がんとの闘いの物語である。同時に本書は、乳製品を止めることが、私自身だけでなく、他の女性の転移性乳がんを克服するのに、いかに役立ったかを述べている。この書物が2000年に出版されたとき、正統派の医師や、患者支援団体、栄養関係者から批判・非難の嵐がまきおこった。非難は、「乳製品は健康に悪い」という見解に反対するという点で一致していた。このような非難がおこるのは、私たちみんなが、乳製品は自然が生み出した完璧な栄養食品であると思い込まされてきたからである。

 しかし、その後、医学界の風向きが変わった。その証拠に、2005年、本書をはじめとする医学関連書の出版によって医学に大きく貢献したという理由で、医師でない私が英国王立医学協会の終身会員に推挙された。しかしながら、牛乳の本質が一般の方々に理解されるには、まだまだ時間がかかるだろう。この時期に本書の日本語版が出版されるのは時宜に適うことであり、非常にうれしい。

 本書の出版に向けて準備(文献検索)をしているとき、乳製品が、乳がん、卵巣がん、前立腺がんばかりでなく、他のがんの発生に対しても重要な役割を果たしていることを知って、私は驚愕した。本書に対して幾多の批判がなされたが、誰ひとりとして2000年初版の内容に一文たりとも変更を迫るような科学的事実を提示することはできなかった。私は科学者である。間違っている、あるいは誤解しているという、私が納得できる証拠を提示されれば書き改める用意はある。だが、それどころか、乳製品を消費すべきではないという証拠がますます集まるようになってきている。たとえば、乳・乳製品(とくにチーズ)が、骨粗鬆症の発症に大きく関わっていることが明らかとなっている。

 ミルクは、哺乳類が生後の短期間だけ食用とするように設計された食品である。したがってミルクには、子供の急速な成長を支えるために、いろいろな成長促進物質が含まれている。牛乳はたしかに、急速に成長する子牛(体重が1日に1キログラム増える)にとっては完璧な食品である。だからといって、乳児(1キログラム増えるのに1ヶ月かかる)にもよい食品ということにはならない。離乳期を過ぎてなおミルクを飲む哺乳動物は人間をおいてない。成長の止まった成人が、このような成長促進物質を含む牛乳を飲んだらどうなるのか。この問いに答えたのが本書である。

 本書の趣旨が日本で認知され、しかるべき評価を受けることを願っている。本書は、一般の人々だけを対象にしたものではない。医師をはじめとする医療関係者に、乳・乳製品の本質をしってもらうことも本書の目的である。古来、日本には、牛乳を飲み、乳製品を食べるという習慣はなかった。近年の乳・乳製品の消費増大が乳がんや前立腺がんの増加をまねいているという事実を直視してほしい。本書が、政治家にも、乳・乳製品の消費に反対する勇気を与えることを心から望んでいる。

2008年6月5日

ジェイン・プラント CBE*
インペリアル大学応用地球科学教授
英国王立医学協会・終身会員

世界16カ国で出版されたコチラの書からの抜粋で、

「牛乳不要説」は十分「科学的」なようですが、

人間は機械ではありませんので、「科学的根拠」だけを追求しても健康になるとは限らず、

乳製品への耐性には「個人差」があるのは確かです。

乳糖不耐症

乳糖不耐症とは、乳糖分解酵素の欠乏によりあらゆる乳製品に含まれる乳糖が消化できない状態のことで、下痢や腹部のけいれん痛を起こします。

乳糖不耐症は乳糖分解酵素が欠損しているために起こります。

小児では下痢が生じ、体重が増えないことがあり、成人では、腹部膨張、胃けいれん、下痢、鼓腸、吐き気、腸がゴロゴロ鳴る腹鳴が起こり、急激な便意が生じます。

乳糖不耐症

よく、ペットに人間用の牛乳がNGだとされる理由は、

人間のみが、いつまでも「牛乳を飲む・・」不思議な動物だからです。

乳糖耐性の成体がいる理由

本来は授乳期が過ぎるとラクターゼの活性が低下し、乳糖不耐となるはずの哺乳類に属するのにもかかわらず、ヒトの場合は、成体となっても乳糖不耐とならない個体が多数存在する。

この中には乳児の時と比べてラクターゼの活性が低下しているものの、乳糖不耐の症状が出ていないだけの、いわゆる「乳糖不耐症の予備軍的な個体」も含まれているとも言われるが、それにしても乳糖耐性の成体がいるということは、哺乳類としては特異である 。

これを説明するに当たって、ヒトは離乳後も牛乳などの乳汁を飲み続けているための適応の結果であるという説と、遺伝子の変異の結果であるという説とが存在する 。

つまり、離乳後にも乳糖を摂取し続ける食習慣のために乳糖耐性を持ち続けているのだという考え方と、長い年月に渡って世代を超えて乳糖を摂取し続ける生活を送ってきたために遺伝子が選択されてきた結果として乳糖耐性を持ち続けているのだという考え方である。

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伝統的に乳製品を多く摂る欧米人でも、突然、「乳糖不耐症」になる場合があるようで、

ジェイン・プラント氏の、

「古来、日本には、牛乳を飲み、乳製品を食べるという習慣はなかった。近年の乳・乳製品の消費増大が乳がんや前立腺がんの増加をまねいているという事実を直視してほしい。本書が、政治家にも、乳・乳製品の消費に反対する勇気を与えることを心から望んでいる。」

というお言葉には、一応、耳を傾けておく方が良さそうですが、

一方で、あまり神経質にならないことも大切で、ヨーグルトなど発酵してれば効用があります。
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よく熟成させたチーズは乳糖が少ないため,問題にならないかもしれないことを念頭に置いてください。ヨーグルトはどうでしょうか。ヨーグルトには牛乳と同じぐらいの乳糖が含まれていますが,乳糖不耐症の人でも問題なく消化できる場合があります。なぜでしょうか。ヨーグルトにはラクターゼを合成する微生物が含まれており,このラクターゼが乳糖の消化を助けるからです。

チーズと乳糖不耐症

また、ハワイの伝承的ヒーリング「ホ・オポノポノ」のイハレアカラ・ヒューレン氏は、

感情的に辛い時、「バニラアイスを一口」を推奨してますが、
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科学的根拠は「?」でも、「幸せ効果」を実感しちゃったりしますので、

キアヌ・リーヴスも言ってるように、感情の毒素を排泄することが一番大切で、

ミックスな出自のキアヌ・リーヴスの健康観と躍動する鉄の馬

そういった「意識」「感情」が及ぼす影響も、乳糖不耐症に個人差をもたらしているのかもしれませんネ!

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