酵素カフェ

ポール・ボウルズが愛したイスラム社会と地球の2重構造

ポール・ボウルズが愛したイスラム社会と地球の2重構造

最近、アイスランドでオーロラを撮影していた写真家の前にイエス・キリストに似た姿が現れたと話題になってますが、

正直、あまり似ているとは思えないのですが・・
xw_1048215

しかし、似てると騒がれているブラジルのリオ・デ・ジャネイロのコルコバードのキリスト像と一緒に見ると、確かに似ているよーな気もします。
8c159ad1この像じたいが、異様な迫力を醸し出しています

このコルコバードのキリスト像は、高さ39.6メートルですが、台座の高さが9.5メートルですから、約30メートルの背高になり、日本が誇る奈良の大仏様とイーブンです。

440px-Todaiji02奈良の大仏様の座高は約14.7メートルですので、足長の大仏様なら勝ち目アリ

しかしやはり、立ち姿の異様な迫力のせいか、コルコバードのキリスト像の方は堂々、新・世界七不思議に撰ばれました。
New_Seven_Wonders_of_the_World
2007年7月、世界中からの投票によって決められた、現代版の世界の七不思議

チチェン・イッツァのピラミッド(メキシコ)
イエス・キリスト像(ブラジル)
万里の長城(中国)
マチュ・ピチュ(ペルー)
ペトラ(ヨルダン)
コロッセオ(イタリア)
タージ・マハル(インド)

この新・世界七不思議の「投票」には不正疑惑もありますが、他の6つが古いモノであるのに対して、コルコバードのキリスト像だけが20世紀、1930年の建造物です。

ブラジルは、クリスチャン人口が80%を超えていて、そのほとんどがカトリックで、世界最大のカトリック信徒人口を抱える国ですが、近い将来、中国が世界最大のクリスチャンを抱える国になる予測が出ています。

中国国内には2010年の時点で約6700万人のキリスト教信者がいたという。これは、中国全人口の5%にあたる。

同じ報告によると、同年のアメリカでは人口の79%がキリスト教徒であり、同国内の教徒数は約2億4700万人(世界のキリスト教徒全体の11%)だ(ブラジルは1億7500万人、メキシコは1億人)

一方、アメリカの現在の人口は約3億1800万人。公式に発表されている中国の人口は、2014年現在、台湾・香港・マカオまで含めるとおよそ14億人にのぼる。ヤン教授は、アメリカのキリスト教人口が減少する傾向にある一方で、中国のキリスト教人口は、2025年までに1億6000万人、2030年までには2億4700万人に拡大し、アメリカを抜いて世界最多のキリスト教徒を抱える国になると予測している。

http://www.huffingtonpost.jp/2014/04/24/china-largest-christian-country_n_5210205.html

このままいくと、中国が世界最大のキリスト教徒を抱える国になる・・??

日本はその昔、中国から儒教&仏教を学んだわけで、にわかには信じがたい話ですが、文化大革命における中国人の「手のひらの返し方」を見ると、あり得なくもない予想です。

440px-Todaiji02

手のひら返しの術・・

ところで、信仰的には親戚関係のイスラム教からキリスト教への改宗は、ナント、死刑になったりするそうです。

スーダンの裁判所は15日、イスラム教からキリスト教に改宗したとして背教行為の罪で27歳の女性に死刑判決を言い渡した。裁判を巡っては、欧米諸国が「信教の自由の尊重を政府に求める」と声明を出していた。

女性は、南スーダン人のキリスト教徒の男性と結婚し、妊娠8カ月。異教徒の男性との関係に関しても、不貞の罪でむち打ちの刑の有罪判決を受けた。

スーダン政府は「スーダンだけではなく、すべてのイスラム国家で改宗は許されない」としている。

2014年5月17日 朝日新聞デジタル より

すぐに「手のひら返す」のも何ですが、「改宗で死刑」とは異常では?

しかし、イスラム社会のその異常さに惹かれて、移住したアメリカきっての文化人がいました。
1558_img15ポール・ボウルズ(タンジールにて、1993)
1558_img03黒猫とポール・ボウルズ(タンジールにて、1956)

ポール・ボウルズは、坂本龍一がアカデミー音楽賞を受賞した、ベルナルド・ベルトルッチ監督の『シェルタリング・スカイ』の原作者です。
1558_img08キット役のデブラ・ウィンガーとポート役のジョン・マルコヴィッチ(映画『シェルタリング・スカイ』より)

この映画の主人公夫婦のモデルは、ポール・ボウルズ夫妻だと言われています。
1558_img06妻ジェイン・アウアーとボウルズ、映画での妻は浮気だけでしたが、「ゲイ&レズビアン」で有名な、インテリア夫婦でした

このポール・ボウルズは、「タンジールに生きたセクシャル・ペシミスト」と絶賛されるダンディズムな方ですが、『シェルタリング・スカイ』の原作は、確かに秀逸で、ちょっとハマった時期がありました。
DSC_0230深い、深い、不快・・な話が連続の短編集です

で、本棚の奥から出して読み返してみたら、つくづく、イスラム社会の異常さを実感しました。

例えば表題作の「真夜中のミサ」ですが、

母親から相続したタンジールの屋敷を8年ぶりに訪ねて、一人で大掃除をしていた主人公が、クリスマスに一人でいるのは嫌なので、パーティーを開きました。

パーティーで出会った初対面のモロッコ青年に、「自分は画家になりたいのですが、大家族で、絵を描く部屋がないのです」と言われて、つい「使ってもいいよ」としたらば、半年後には、実は地元の有力者で大金持ちだったモロッコ青年の家族に、せっかくお掃除した大きな屋敷を丸ごと乗っ取られてしまいました・・

という、何とも身も蓋もないお話です

オチが効いてるのは、「屋敷の損失を静かに受け入れていた」主人公が、モロッコ青年が「最高のアトリエだ!」と感激した部屋を、白人である母親の友人に「間貸し」していると知り、さすがに動揺したラストシーンと、

パーティーの場面で、

「イスラム教徒が三人に、ヒンズー教徒と無神論者が一人ずつ、揃いも揃ってキリスト教の<真夜中のミサ>に出るって、逃げるように出て行っちゃって、ばかばかしいったらありゃしない、ですよね」

という客人のセリフに対して、「<真夜中のミサ>のおかげで皆が帰ってくれて良かった・・」と主人公が内心安堵する描写に、西洋人の「プライドの高さと対になってる孤独感」を感じるエスプリでした。

先進諸国でイスラム国への支持がダントツ高いには、エスプリ本家のフランスです
french-isis-top皮肉にも、そのフランスでシャルリー・エブド事件が起きました

ところで『シェルタリング・スカイ』は、最初「極地の空」と和訳されましたが、シェルタリングは、「保護されている、カバーされている」といった意味です。

最近、スティーブン・ジョセフ・クリストファーという方が、地球は2重構造になっていて、私たちはまさに『シェルタリング・スカイ』の下にいるに過ぎない、という説を唱えてます。
https://www.youtube.com/watch?x-yt-ts=1421914688&x-yt-cl=84503534&feature=player_embedded&v=W0yBX68g3vk

我々は実際は地球の球体の内側にいるということを示す証拠が4つ見つかりました。100%断定することはできませんが、2つの確実な証拠が見つかっています。

とのことですが、真偽はともかく、ポール・ボウルズをはじめ、キリスト教的西洋社会の構造に、息苦しさと限界を感じている人も多いのは 確かなようです。

 

マクドナルドの肉より怖かったケンタッキーのチキン話

じつは怖いらしいコンビニ弁当とアスパルテームの実態

マクドナルドを我慢すると子供の能力がアップする理由

小保方さんの実験が失敗した理由と傾きはじめた地球の勢力

ハリーポッターの仕掛けとネガティブなアトラクター

ゲリー・ボーネルさんの2015年4月予言と御嶽山噴火の理由

内海医師とデーヴィッド•アイクに学ぶ「自分の壁」と「バカの壁」の超え方

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で







LEAVE A REPLY

*
*
* (公開されません)

COMMENT ON FACEBOOK