8月17日現在桜島の噴火レベルは噴火レベル4ですが、6月末にレベル3になった箱根の「大文字焼」に昨夜行って来ました。
今現在の箱根は、とりたたて緊迫した様子はなく、箱根湯本駅では外国人観光客の姿もチラホラいましたが、全般的に観光客は少なめなようです・・
「大文字焼」がベランダから見える義姉の家は、箱根山が噴火した場合に指定されてる避難所が目の前で、
「宮ノ下」のメイン道路沿いにあります・・
箱根町による箱根山噴火の想定では、
水蒸気爆発
現在でも噴気をあげている大涌谷、早雲山、湯ノ花沢(芦之湯)で約3千年前以降(約2千年前)頃に起こった噴火と同じ規模の水蒸気爆発が起こった場合に、どのくらいの範囲にどのような影響があるかを予測しました。
ここでは、最も活発に噴気をあげている大涌谷で水蒸気爆発が起こるケースを示しています。このほかに、湯ノ花沢(芦之湯)や早雲山などで水蒸気爆発が起こる可能性があります。
「宮ノ下」は、ギリギリセーフのようですが、何事も想定外はあり得ます。
義姉の家のサイドには石垣があり川が流れてて、
その小川は、まあ澄んだ色なんですが、
その川と合流する、家のスグ裏を流れる「早川」は、
7月はじめ、濁流と硫黄臭でTwitterなどで騒がれ、
テレビ報道では地震との関係を否定してたようですが、
神奈川県などによりますと、先週末から箱根町を流れる「早川」が濁っているという報告が住民からあったということです。
県の温泉地学研究所によりますと、大涌谷では先月末に噴火で出た水蒸気が地表付近で急激に冷やされたことで「火山泥流」が発生したとみられてますが、早川に「火山泥流」が流れ込んだ可能性は低いということです。早川の濁りと火山活動の因果関係は分かっていません。
今現在の早川は、姉の話だと、
例年だと底が見えるほど澄んでて、マスや鮎釣りで賑わってるのが、
少し前まで濁流がひどかったのが、改善しつつある状況です。
しかしながら、早川で獲れた今年のマスは、硫黄臭くて食べられないとのことで、釣りも禁止です。
そんな中、町の人達が時間をかけて入念に準備した、
「大文字焼&花火大会」に集う人達は、
今年は観光客より地元中心な感じで、
大文字橋近くには「よく見える」広場があり、
ワンちゃんも嬉しそうに日暮れを待ちわびているかのようでした。
問題の早川は、箱根山に近づくほど濁流してて、
やはりサイドを流れる水は比較的キレイで、
大涌谷から来る早川の濁流はチト気になりますが、
早川水系は、源流域の芦ノ湖に注ぐ大涌谷ほか多くの沢と、芦ノ湖から流れる早川本流および須雲川などの支流から成る。箱根外輪山からの水が芦ノ湖に集まり、芦ノ湖北端の湖尻より流下する川が本流の早川と呼ばれ、現在は河川法による二級河川として管理されている。
そんな時だからこそ、「大文字焼」をヤル意義があるような気もします。
箱根大文字焼きの由来は?
そもそもなぜ「大」なのか?
これには諸説あります。
①もともと大という字は、星をかたどったものであり、仏教でいう悪魔退治の五芳星の意味があったのではないか?
②一年を通して位置の変わらぬ北極星(北辰)は神の化身とみなされており、その北極星を象った大の字を、同じく動かぬ山に灯したのが、そもそもの大文字送り火の起源ではないか。
③弘法大師は、大の字型に護摩壇を組んでいたところから、大の字にしたのではないか。
④先祖を送ることからヒトの形として「大」の字にしたのではないか。
などと考えられています。
どれが正しいかは未だわかっていないのです。
いずれにせよ、安全祈願な大文字焼です・・
7時30分の開始に合わせて、新婚の姪夫婦が仲良く宴を用意してくれて、
満腹満足なところに、
パッと大文字が現れ、
その横に花火が続々と・・
新婚さんを祝うかのようなハート型とか、
バタフライ型とか、
ちょっと苦しい「ドラえもんかい?」とか、
「大の字」が崩れはじめるのと反比例して、
花火は景気良く打ち上げられます・・
そしてクライマックスは、
オーソドックスな見事な「打ち上げ花火」で、
夏の夜空に火花が消えていきました・・
終了後は美味しいケーキを食べて、「大文字焼&花火大会」は初体験ですが、皆で同じ夜空を見上げるのはイイものです。
天変地異を気にしてウダウダしてるより、パッと楽しんだ方がいい流れになるような気もしますが、
同じ火山性地震でも、鹿児島県の桜島の場合は、再稼働した川内原発のことがあり一筋縄ではいかないようです。
◆火砕流が原発を飲み込み、収束作業も不可能な事態に!?
原発推進派からは、「どうせ破局的な大噴火が起きたら九州は全滅するのだから、原発事故どころではない」という声も聞こえる。それに対して、鹿児島大学の井村隆介教授(火山学)はこう反論する。
「噴火も地震や津波と一緒で、防ぐことはできません。それだけでも多くの人命が失われるでしょう。しかし福島では、原発事故がなければ助かっていた人たちの命まで失われました。それこそ、私たちが学ぶべき教訓です」
特に、川内原発に一番近い姶良カルデラが噴火した場合、その被害は想像を絶する。
「数百度の熱を帯びた火砕流が川内原発敷地内まで到達する可能性があります。そうなれば、原発自体が破壊されるのはもちろんのこと、原発作業員も全員火砕流でやられてしまいます。火砕流と放射能で、外部から救助にも原発の収束作業にも入れないという恐ろしい事態になってしまうのです」(井村教授)
◆“死の灰”が全国に飛散、日本壊滅!?
そこからさらに、福島の事故より恐ろしいケースも想定される。
「噴火に伴う原発事故の場合、火山灰に放射性物質がくっついて、風に乗って全国に降り注ぐことになります。しかもカルデラ破局噴火の場合、日本最大の地上の火山である富士山と同じくらいの体積の降下物が飛散します。それだけの降下物が放射能を伴って日本中に降り注ぐ可能性を考えないといけません」(同)
そうなれば、日本は壊滅だ。噴火予知と原発の関係についても、井村教授はこう指摘する。
「予知に成功したと言われるフィリピンのピナツボ火山ですら、噴火の予兆を観測したのは3か月前。たとえ南九州の噴火を予知できたとしても、稼働中の原発の燃料棒搬出に間に合うとは思えません」
実は九州電力も、カルデラ破局噴火の場合に火砕流が川内原発の敷地内に到達する可能性を認めている。しかし、そのような事態は「原発稼働中には起こらないとする判断は合理的である」として、今回の安全審査をパスした。
だが、原発稼働中に100%噴火が起こらないという科学的・合理的根拠があるわけではない。その可能性は小さいかもしれないが存在する。3.11も、「起こるかもしれないがその可能性は低い」と思われてきた規模のものだった。原発は「災害が起こらない」という可能性に“賭ける”ようなことがあってもよいものかどうかが、今問われている。
取材・文/足立力也
原発稼働中に100%噴火が起こらないという科学的・合理的根拠があるわけではないは、もっともな話で、
「祭り」に参加するしないは自己責任ですが、「“死の灰”が全国に飛散」した場合、責任有無の問題ではなくなります。
川内原発稼働と合わせるかのようにレベル4になった鹿児島のシンボル「桜島」のサイン、
確かに位置的には離れていますが、「桜島」からの警告かも知れませんね〜
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