「記録的短時間大雨情報」が連発され、リアルに体験した山梨県の記録的大雪以来、やたらと「記録的」という言葉が飛びかう2014年ですが、
世界中では、もっと謎めいた自然現象が続々と起きているようです。BBCニュースによると、8月21日、英国のカウスヒルに突如直径60メートルのシンクホールが開いたそうで、80m先の家の方はざぞかし吃驚したでしょうね〜
しかし、自然の回復力はスゴいもので、「記録的大雪」だった清里でも、夏はちゃんとお花のパラダイスになりました。
ちょっと前まで元気のなかったお隣さんも、先週は調子が良くなったようで、ご夫婦で庭仕事を楽しんでました。
80才超えとは思えない若々しい奥さんと、「下請けで雑草取り」のご主人は同級生だったそうで、その頃には珍しい恋愛結婚ですね。
ちょっとお邪魔して写真を撮らせていただきました。
ルドベキアは今が花盛り・・
隣のピンクの花はクレオメで、フクチョウソウとも呼ばれ、アメリカ大陸から来たそうです。
オオイヌダテ犬を役にたたないものと引っ掛けた、ちょっと失礼な命名の由来があります。
はなとらのお花が虎の尾に似ていることから・・
花の名の由来で面白いのは、右側の赤い花、ワレモコウです。
「ワレモコウ」の漢字表記には吾亦紅の他に我吾紅、吾木香、我毛紅などがある。このようになったのは諸説があるが、一説によると、「われもこうありたい」とはかない思いをこめて名づけられたという。また、命名するときに、赤黒いこの花はなに色だろうか、と論議があり、その時みなそれぞれに茶色、こげ茶、紫などと言い張った。そのとき、選者に、どこからか「いや、私は断じて紅ですよ」と言うのが聞こえた。選者は「花が自分で言っているのだから間違いない、われも紅とする」で「我亦紅」となったという説もある。
つまり、われもこうありたい・・という説と、花の方から「いや、私は断じて紅ですよ」と語りかけてきたという2説があるんですけど、2010年の秋、この地にまだ家を建てる前、ペルーの先生に実際に話しかけてきた木がありましたので、後者に一票入れましょう。
これは、菊の一種だそうです。きれいな色ですね〜
いぶきじゃこう草
ユーバトリウム
など、など・・素敵なお花がいっぱいで、借景で楽しませてもらってます。
ちなみにウチは足掛け3年目で、まだセルフビルド建築中です。
やっとこさ和室の押し入れが出来ました。
ふつうの押し入れは合板なんですが、迷った末、天井と同じく出雲から取り寄せて無垢板を張りました。節だらけのB品ですがいい感じです。
さて、「自然はフラクタルである」と、
数学者・経済学者のマンデルブロさんは言ってまして、
これは、自然の形成原理は「自己相似性」にあるという意味で、そこから「無限の複雑さ」を形成され、
フラクタルの例(マンデルブロ集合)
清里に自生する木の花
自己相似性を繰り返して無限の複雑さを形成していくのって、花の形状や木の節の数々を眺めていると、確かに実感できます。
しかし、無限に繰り返すとなると・・やはり、はじめの一歩というかパターンが重要なわけで、
このフラクタル理論を、力学的に説明するとこうなります。
アトラクター(英: attractor)は、ある力学系がそこに向かって時間発展をする集合のことである。 その力学系において、アトラクターに十分近い点から運動するとき、そのアトラクターに十分近いままであり続ける。アトラクターの形状は点や曲線、多様体、さらにフラクタル構造を持った複雑な集合であるストレンジアトラクターなどをとりうる。
ストレンジアトラクターのイメージ図
最初の一点から徐々に展開していくアトラクターは、最初の、わずかな兆しから展開するそうで、これは人間の「意識」でも同じですので、
犯罪の芽になるようなアトラクターフィールドじゃなくて、美しい花になるようなアトラクターフィールドで無限の複雑さを形成していきたいですね!
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