最近では「減塩」はナトリウム不足による疾病リスクを高めることが知られるようになり、
むしろ、「塩が不足」すると、死亡率が高まるとまで言われています。
<減塩で死亡率が上がる>
・’98年、『ランセット』には、こんな論文が発表されています。アメリカに住む25~75歳の約21万人を対象とした調査からデータを得て行われた研究で、食塩の摂取量と患っている病気の関係についての関係を調べました。男性と女性を別々にして、食塩摂取量に応じて4つのグループに分け、様々な病気の罹患率を統計にしたものです。
そこで分かったのは、食塩摂取量が最も少ないグループが、心筋梗塞や脳卒中による死亡率が一番高く、摂取量の最も多かったグループが、一番死亡率が低かったということでした。食塩を摂るほど長生きになる可能性があるのです
・塩分摂取が少ないと、食欲の減退、消化不良、疲労感の蓄積など様々な問題を引き起こす可能性があります。たとえば、汗っかきの友人と夏場にゴルフ場に行くと、よく足がつったと騒ぎますが、これは汗と一緒にナトリウムが流れ出てしまうことが原因。ナトリウムは筋肉の収縮や弛緩のために必要な伝達物質です。
また、胃液などの内臓の消化液も、食塩に含まれる塩化ナトリウムの塩素からつくられています。塩分が少なくなると、消化液が少なくなり、食欲が減退したり、体がだるくなったりもします」
・食塩の主要成分であるナトリウムは細胞外液(血液やリンパ液)を構成しています。それがほかの物質と連動することで自律神経を安定させ、心臓の動きを保っています。
塩が不足すると、心臓の動きに問題を起こすのはもちろん、『低ナトリウム血症』という病気があり、ひどい場合には、頭痛や錯乱状態を発したり、昏睡状態に陥ったりする危険性もあります
それでも、血圧高めな人は塩を控えめにしがちですが、
最新の研究成果によると、
ナント、高血圧の人にとっても「減塩がむしろリスクを高める」ことが判明しました!
<減塩で心臓病も増える>
これまで日本では、猫も杓子も減塩を推奨してきた。曰く、「塩の摂りすぎが高血圧の原因」「とにかく減塩を心掛けよ」と。その「常識」に苦しんできた人も多いだろう。60代の男性が言う。
「私の血圧は、上が135㎜Hgと、それほど高いわけではありませんが、妻から『いまから注意しておいたほうがいい』『とにかく減塩』と言われ、焼き魚の塩を減らされ、大根おろしに醤油をかけるのも禁止、しかも減塩味噌を使われる……と食事は非常に物足りないものになっています」
しかしいま、その「減塩=正義」という常識が覆されつつある。「減塩しすぎると認知症になる」という事実が明らかになったからだ。
どういうことか。近年続々と、行き過ぎた減塩が動脈硬化などにつながることが指摘されている。高齢者にとって動脈硬化は、脳梗塞などを引き起こし、その予後に現れる「血管性認知症」につながる事態だ。
九州大学が実施している疫学調査「久山町研究」によると、正常な血圧の人と比べて、軽い高血圧、つまり動脈硬化傾向の人は4.5~6倍、重度の高血圧の人では5.6~10.1倍に、血管性認知症の発生頻度が高くなるという報告があるほどだ。
減塩は認知症の危険性を増大させる。無闇な減塩は、むしろ健康を害しかねない。・・
IOMの報告が出て以来、減塩がリスクを高めるという研究が続出している。’14年、アメリカの著名な医学雑誌『ニューイングランドジャーナルオブメディスン』に発表された論文が、その筆頭である。前出の小原氏が解説する。
「この研究では、10万人以上の人々を3.7年間にわたって追跡調査し、尿中に含まれるナトリウム量から計測した食塩の摂取量と、心血管疾患(心筋梗塞や狭心症など)になったり、それが原因で死亡したりするリスクの関係を調べました。
そこで判明したのは、たしかに食塩の摂りすぎ(この報告の場合は約15g以上)によって疾患のリスクは増大するけれど、それと同時に、減塩(この報告の場合は約7.5g以下)の場合にもリスクが増えるということ。つまり、『増塩』と同様、塩を減らしすぎることにも心血管疾患のリスクがあることが示されたのです」
そして、食塩と健康リスクについて複数の研究を統合した「メタ論文」では、さらに驚くべき結果が出ている。前出の小原氏が続ける。
「今年の7月、イギリスの医学雑誌『ランセット』に、高血圧のグループと正常な血圧のグループで、それぞれ塩分摂取と心血管疾患のリスクにどんな関係があるかについての論文が掲載されました。
それによれば、高血圧の人にとって、増塩(この研究の場合、約17.5g以上)が疾患のリスクを高めるとともに、減塩(この研究の場合、約7.5g以下)もリスクを高めるとされ、これは、前出の論文の内容を補強するものです。
そして、さらに驚くべきことが明らかになりました。正常な血圧の人にとって、増塩は疾患のリスクを高めないが、一方で減塩はリスクを高めると報告されたのです」
つまり、血圧が正常な人にとっては、塩を多く摂取することよりも、減塩のほうが、問題が大きい可能性があるのだ。
「週刊現代」の記事からの抜粋で、
高血圧に人にとっては、7.5g以下の減塩はリスク大となり、
正常値の人にとっての「減塩」は全くナンセンスだと、
大手マスコミが「減塩神話の崩壊」を報じたのはイイ傾向ですが、
気をつけたいのは、「摂ってもOK」なのは化学精製塩ではない天然の塩であり、
紅茶にも塩を入れていた不思議な治療士、恩師のペルーの先生は、
豆腐懐石料理のコースで、天ぷらに添えられた「塩」が化学精製塩であったことを残念がってましたが、
化学合成な「うま味調味料」と同じく、
外食や加工食品での塩分摂り過ぎ、そして減塩味噌や減塩醤油には注意が必要です。
「私の血圧は、上が135㎜Hgと、それほど高いわけではありませんが、妻から『いまから注意しておいたほうがいい』『とにかく減塩』と言われ、焼き魚の塩を減らされ、大根おろしに醤油をかけるのも禁止、しかも減塩味噌を使われる……と食事は非常に物足りないものになっています」
間違った知識を持った嫁がいると(ある意味、国に騙されてた訳なので、嫁も被害者ですけど)
まずい飯を食わされた上、将来認知症になるリスク上昇、という2重苦を背負います。まさに踏んだり蹴ったりですね~。
化学精製塩ではなく、天日塩だったら、
減塩の必要は全くなし!!あと、減塩味噌や減塩醤油は、塩の代わりに保存料がたっぷりなので、余計に体に害があるのはいうまでもない。塩があるから長期保存ができるのさ。減塩すると腐っちゃうからね。
騙されんなよ!
良かれと思った奥様の愛情が裏目に出たパターンですが、
化学精製された偽塩と、
れっきとした天然塩の違いが混合され、
今までヤタラと「悪者」にされてきた塩は、まるで「偽旗作戦」のようでして、
<偽旗作戦>
偽旗作戦とは、あたかも他の存在によって実施されているように見せかける、政府、法人、あるいはその他の団体が行う秘密作戦である。
平たく言えば、敵になりすまして行動し、結果の責任を相手側になすりつける行為である。
9.11とか、先日の「アメリカによるシリアへのミサイル空爆作戦」も、
猛毒サリン救急隊員が「軽装」だったりで、
「偽旗作戦」だったとか言われてますが、
私達がテレビの報道を真に受けちゃうように、医療関係者や栄養士さんらも「食」の偽旗作戦に騙されてきたようであり、
政治情勢のことはともかく(色々事情があるんでしょうから・・)、健康に直結する問題については、心して「騙されんなよ!」ですネ。
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