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20代から上り坂になる「古い免疫シスレム」と高血圧の薬の副作用

勢いよく流れる真冬の滝、凍っている部分とのコントラストが印象的な写真ですが、

一般に、20代を過ぎると急速に低下するされる私たちの免疫力は、この滝のように2系統に分かれてます。

・古い免疫システムを行うリンパ球は、NK細胞、胸腺外分化T細胞(NKT細胞)。皮膚や、消化官など、異物と頻繁に接触するまたは、異物が侵入しやすい部位にある。がん細胞、マラリア感染細胞、老化細胞など、異常になった自己細胞の処理を担当。

・新しい免疫システムを行うのは、ヘルパーT細胞、キラーT細胞、B細胞。リンパ節や胸腺、脾臓などにある。ウイルスやがん細胞などの処理を担当。

病気発症のメカニズム

そして、世界的な免疫学者である安保徹氏によると、

「新しい免疫系」は20代以降で下り坂になるのに対して、

「古い免疫系」は20代以降に上り坂になるという、

絶妙な「選手交代」の仕組みがあります。

若い頃の体は新しい免疫システムが担当しています。・・しかし、胸腺は老化が早く10代半ばに大きさは最大になり、20代をピークに急速に萎縮して40代になると10分の1の大きさになり、70代ではほとんど脂肪の塊になっていきます。・・老化によって抗原抗体反応を行う免疫力がなくなるわけですから、このままだと免疫不全になるはずです。

ところが、加齢とともに新しい免疫システムが衰えてくると、今度は逆に老化に対抗する古い免疫システムが活発になってきます。体を守る基本的な機能を持つ、腸や肝臓で作られる胸腺外分化T細胞やNK細胞、初期のB細胞といった原点の免疫システムが働いてきます。水中生物時代への先祖返りです。

胸腺外分化T細胞は、胸腺で養成されるエリートタイプのT細胞とは違っていうならば野武士タイプで、体に中の異常化した細胞を排除する働きを行います。

年をとると体内には老廃物の酸化物質がたまりやすくなり、どうしても交感神経優位に偏り、増え過ぎた顆粒球の放出する活性酸素が問題になってきます。

老化に伴うガン、糖尿病、心臓病、脳卒中、膠原病などの慢性病は、酸化が引き金で引き起されるものが多いため、体の内部の異常を見分け排除する古いシステムが活躍するというわけです。

健康長寿を目指すなら、交感神経優位の生き方を変えていくと古い免疫システムもより有利に働いてくれるでしょう。

古い免疫システムに、さらに進化した新しい免疫システムを発達させ、加齢によって両者のバランスを保ちながら、生涯にわたり私たちの体を守り続けてくれる仕組みは、計り知れないほどすばらしいものです。

成長過程にある若い頃には、外部の侵入者から体の内部を守ることが中心になる免疫力、年をとってからは酸化によって異常化した細胞をすみやかに排除する内部の異常を監視する免疫力、若者には若者の、老人には老人の免疫力が備わっているのです。

つまり、人間の免疫システムは2本立てであり、

年を重ねると、凍っていたバックアップの「古い免疫系」が解凍されるので、
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いかに「古い免疫系」を活性化させるかが、20代以降の健康の秘訣となります。

そして安保氏はそのためには、「交感神経を刺激し過ぎない」ことを警鐘してます。

なぜなら、年を取ると誰でも知らず知らずに交感神経が優位になり、

<交感神経優位タイプの疲れの感覚>

いつも、体が疲れている。イライラする。ピリピリした不安感が強い。原因を周りの人のせいにして怒りやすい。興奮して夜眠れない。血圧が高い。血糖値が高い。肩、背中、腰に、活動のしすぎによる疲れ、痛みが出る。便秘がひどい。体温が低い。

https://bach-iruka.com/健康の真実/34343/

不眠や腰痛、血圧や血糖値が高くなり、病院に行く人も増えますが、

薬の常用は、さらなる交感神経優位を招くことになります。

私は、薬は絶対に使ってはいけないと言っているのではありません。炎症がひどく痛みが我慢できなかったり、痛くてどうしようもない時は、薬を使った方がいい時もあります。大事なのは常用しないことです。

薬を使えば一時的に症状がおさまるので治ったような気がします。しかし、その実は交感神経を緊張されて低体温を招き、よけいな病氣まで招いてしまっています。自然に治ろうとする治癒力まで阻害してしまっています。基本的には治っているのではありません。

先日、60過ぎの知人が自宅でワインを飲んでいたらぶっ倒れてしまい、救急車で運ばれ、

検査の結果、何でもなかったのですが、原因は「高血圧の薬」だとのことで、飲むのを止めるように指示されたそうです。

止めてもイイ薬を、どうして飲まされていたのかが謎ですが、

「高血圧の薬」は、認知症や白内障のリスクも高めるようです。

<めまいの原因が高血圧の薬の副作用の場合もある>

脳には、常に目や耳、筋肉や皮膚などから情報が送られていて、その情報を瞬時に判断して脳が適切な指示を送ることで、姿勢を保ったり筋肉運動を行っています。

しかし情報同士が結びつかず、それぞれがまったく関係なかったり、情報がかけ離れていると、脳は混乱してしまって正しい判断ができなくなってしまいます。

高血圧によるめまいは、実は高血圧の薬によって引き起こることもあるのです。

高血圧の薬には、血圧を下げるために血液の量を減らす作用がある成分が含まれているため、脳へめぐる血流が変化します。
もちろんこれは薬による効果なので、血圧は下がりますが、脳への血流バランスをさらに乱すことになるため、めまいの副作用が起こってしまうのですね。

めまいの副作用の度合いは人それぞれに異なりますが、軽度であれば気にせずに薬を飲み続けるという方が多いようです。

ですが、脳への血流が少ない状態が続くと、めまいがひどくなるだけではなく認知症などが起こるリスクを高めてしまいます。

また血流の減少によってめまいが起きているということは、白内障や緑内障など目の病気にも掛かりやすい状態にあるということです。

http://womanketsuatsu.com/touyaku/72/

中年以降に働いてくれる古い免疫システムは「水中生物時代への先祖返り」ですので、

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化学的な薬は交感神経を刺激し相性が悪く、

「健康長寿を目指すなら、交感神経優位の生き方を変えていくと古い免疫システムもより有利に働いてくれるでしょう」

のためには、必要のない薬はなるべく飲まないようにした方が賢明なようです。

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