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「今」だからこそ・・の「エルピス―希望、あるいは災い―」と要ウォッチな「イランvsイスラエル」

タイミング的に何か幸いするか・・わからないものであり、

久々に「面白かった」日本の連ドラ、「エルピス―希望、あるいは災い―」のプロデューサー、

1982年生まれの佐野亜裕美さんが、政治とテレビ局の闇事情を描いた「エルピス」を放映出来たのは、コロナ渦を経た「今」だから・・なのかもしれません。

本作の企画は、2016年ごろに脚本家・渡辺あやの元に、当時TBSテレビ所属だったプロデューサーの佐野亜裕美が訪問し、当初はラブコメの脚本を依頼したところ、ラブコメの話題では盛り上がれず、「今の日本は何かおかしい」という話題で熱く語り合ったことから、日本における報道の自由、ジェンダーギャップ、司法制度改革の遅れ、冤罪など、社会に対する憤りを両者で共有できたことに始まる。

佐野はこの冤罪を題材にした社会派ドラマをTBSテレビで制作しようと企画を持ち込んだが、TBSテレビでは没とされてしまい、それでも諦め切れずに渡辺に懇願し、とりあえず第3話までを書き上げたところで長澤に出演オファーを掛けた。長澤からはこのシナリオを見て「ぜひやりたい」と快諾を得たものの、『カルテット』の大ヒットで視聴者や業界内では高評価を得ていた佐野が、TBSテレビ局内での社内政治の影響を受け、海外事業部へ異動させられたことでドラマの制作現場から離れることになりTBSテレビではこの企画が頓挫し、「失意のうちにTBSを退社した」と、『FRIDAY』の取材に応じたある制作会社関係者は述べている。

しかし、佐野はドラマ制作への強いこだわりと、本作『エルピス』を必ず放送させるという思いもあり、フリーランスの立場で他局へ企画を持ち込み、カンテレから「これはやるべき作品だ」と高い評価を得る。佐野はその後カンテレ東京支社に転職し、2021年4月期の火曜9時ドラマ『大豆田とわ子と三人の元夫』をヒットさせ、火9から放送枠を同年10月から異動させた現在の月10ドラマ、2022年10月期(秋季)編成で今作をぶつけることができた。

wikipedia

1957年に登場し、今は死語っぽくなっている「一億総白痴」ですが、

コロナ渦で、テレビは紛れもなく洗脳装置だと思い知りました。

ウチは地デジ化以降「テレビない」生活で、そして2000年に真から信頼出来るドクター、ペルーの先生と出会えたのが幸いでしたが、

「エルピス―希望、あるいは災い―」は、ヤル気なかった坊ちゃん新人ディレクターが、

自分の闇と向き合い、別人のように生まれ変わっていくプロセスが素晴らしく、

「この子、演技上手いな〜」と感心してたら、眞栄田郷敦って、千葉真一(享年82)氏の息子だったのですネ!

 千葉真一、野際陽子、婚約発表、1972(昭和47)年9月14日撮影、銀座・東映本社にて

千葉真一の元妻、野際陽子さん(享年81)はNHKアナウンサーから女優になった方で、

清里宅のお隣さんも元アナウンサーですが、この時代のアナウンサーは「お人形さん」ではなく、しっかりした頭のいい人・・という印象です。

学生時代「赤坂TBS前」で乗り降りしていたので、三雲孝江さんが(地下鉄で)キチンと膝を揃えて台本(資料?)を読んでる姿を目撃したり、

トップスでカレー食べていたら、隣に石井ふく子さん(享年96)が居て、熱心に打ち合わせ中でしたが、佐野亜裕美さんは彼女の影響を受けたそうです。

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<佐野亜裕美>

静岡県富士市出身。静岡県立富士高等学校卒業。東京大学文科I類に入学後、進学振り分け制度を利用して3年生時に法学部から教養学部に転籍し、 東京大学教養学部超域文化科学科(表象文化論専攻)卒業。
大学院への進学を希望していたが、親の金銭的援助を得られないままでは難しいと判断し、大学院進学を断念。就職活動後、TBSテレビに入社し、『王様のブランチ』のADなどを経て、小さいころからドラマをたくさん観ていたことからドラマプロデューサーを目指し、2009年よりドラマ制作部に所属。『渡る世間は鬼ばかり』の助監督を担当し、石井ふく子から影響を受ける。

wikipedia

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石井ふく子さんは、俳優さん以上の「存在感」で圧倒されましたが、

「エルピス―希望、あるいは災い―」の「希望」は「信頼出来る人」のことで、いくら社会が闇でも「信頼出来る人」がいれば、希望はある・・というラストでした。

そういえばウチもかつて愛犬のことで、(動物病院の被害者として)取材を受けたことがあり、

最初に来た、フジテレビの若いディレクターは熱心で、ちゃんと調べてましたが、

悪質動物病院の実態と町田「あけぼの第二クリニック」の悲劇

そのディレクターさん、後に、報道からバラエティーに飛ばされたようです・・

と言うわけで、「エルピス―希望、あるいは災い―」は、実体験的にも結構リアルなドラマでしたが、

身近なリアル感覚で「何かおかしい?」と感じる人が増えつつある「今」、

「何も知らなかったです。冤罪です・・」と、テレビ局は弁明しなければならない立場になりそうで、タイミング的にナイスだったのかもしれません。

2月18日の清里高原は、雪は残っているものの、

もう春? な暖かさで、

「雪解け」でお外はグチャグチャなので、ベンガル・ピノちゃんと家で遊んでます。

猫と遊べる「平和」に感謝で、ロシアとウクライナの紛争は局地的だと言え、コロナだけでなく「片寄ってる〜」なウクライナ報道でしたが、

米国はウクライナにお金を使い過ぎちゃったから「イスラエルを支援しない」という向きがあります。

イランvsイスラエル直接戦争の危機! しかしバイデン政権はイスラエルを支援しない?!

ウ〜〜中東情勢が今ヤバイ・・ということすら知りませんでしたが、イランとイスラエルが戦争したら第三次世界大戦の火種になり得ますので「要ウォッチ」です。

新たな「息吹き」が始まる春先に、カモシカ(ヘラジカ?)さんは、古い角を捨てて、新しい角に生え変わらせますが、

「ひとりが変われば世界が変わる」と言う先の佐野亜裕美さんは、

お蔵入りした作品を実現させたことで「新しい角」を立てたようです。

――TBSを辞めて、カンテレに転職したエピソードは面白いなと思うのですが、どういった流れでそうなったのですか?

一番大きな理由は、2018年の末に非現場に異動になったことです。組織として、人事の意図はいろいろあったと思うんですけど、私はずっとドラマの現場に関わっていたかったので、やっぱりものすごくショックで。そのときにある先輩から「ドラマ部に戻りたいんだったら社内政治をしたほうがいい」というアドバイスもありました。ドラマをつくりたくて入社して実際にドラマをつくっていたのに、そこに戻るのにもっとも苦手な社内政治をしなければならないというのは当時の自分にとってはのみ込みづらいことでした。限られた時間や労力をドラマづくり以外のことに費やすのはやめようと思い、辞めることを決めました。それで、どこかでどうにか『エルピス』を成立させようと。 

――そういう事情があってのことだったんですね。

それが2020年だったんですけど、渡辺あやさんと本当に2人だけで企画を抱えて、脚本もすでに最後まで書いてもらっていたので、ほかの作品をやっているときもずっとそのことが気になっていましたし、『エルピス』を世の中に届けなかったらプロデューサーとしてこの先、生きていくのは難しいだろうなって思っていたから、ようやく形になって本当に感慨深いです。

https://www.mensnonno.jp/lifestyle/250534/area05/

真摯な人が「生きていくのは難しい」時代だからこそ、これからどんどん「新しい角」が増えていきそうで、そうすると自ずと「戦争のない」世界になっていくと思います!

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