物事には「道理」があり、やみくもに迷信に惑わされないためには「基本原理」を知ることも大切ですが、
見えない世界の仕組みは複雑ですので、すべては個別のケースバイケースで対応しないと難しい場合が多く、
例えば、人形やぬいぐるみには精霊が宿る・・という方もいれば、
愛念に満たされたモノが、神霊の媒体になっているのです。
ぬいぐるみなどの人形も同じです。
ぬいぐるみを大切にしていると、その愛念がぬいぐるみに蓄積されて受け皿となり、
やがて自然界の精霊が入ります。「宿った」と言われる状態になります。
先ず、大切に思うこと、ペットの犬や猫のように、可愛くて、
子供のように大切に、と意識します。
愛のあるところに、神が訪れます。精霊たちも、神と人間の愛に応えます。
ぬいぐるみではない、一般物にも宿りますが、人形の方が、
人間に愛されて、人間の魂との関わりを深く出来ます。
物を大切にする気持ち、相手を思いやる気持ちが精霊を呼びます。
子どもが遊んでいた「古い人形」を取っておくのは良くない・・という説もあり、
その理由は、辛い気持ちを抱えた子どもがベタベタ触った「お人形さん」には魔物が憑いてる場合があるからで、
夫婦の不仲とか、死別とか・・子どもは言葉で表現できない分、良くも悪くも強い気を発してるのは確かで、
そういう意味では、不特定多数多数に触られちゃう動物さんって、結構大変かもしれません。
ですので節目節目に、「七五三」や「節句」でお祝いするわけですが、
神社でのお祓い、大相撲でも登場する「白幣」は、
「あじまりかん」の山蔭基央氏によると、
偶像崇拝ではなく、「依り代」「ケガレを祓う祭具」だそうです。
拝殿に立てられていて、人をお祓いする時に用いる白幣はどうであろうか。白幣はもともと古代に、きわめて貴重な貢物として神に捧げられたものであり、のちにこれが神の依り代と考えられたり、ケガレを祓う祭具となったものであるが、これも偶像ではない。また誰人も神様が白幣の姿をしてるとは思ってもいないだろう。
白幣には、「人型紙垂」もあり、
これはMちゃんから頂いた「まころん」お菓子のパッケージに付いてましたが、
さすが老舗、何気に「白幣」を意識したデザインかもしれませんネ!
流し雛の習慣なども、「人型紙垂」から来てると思われますが、
だんだん派手になっていった雛人形は「人型紙垂」というよりも、
「人形やぬいぐるみには精霊が宿る」という説に近いのかもしれません。
例えば、昨年秋、高千穂で泊まった宿「ぶどうの樹」には、
ぶどうの樹のお姫さまというお人形さんを祀った私設神社がありました。
残念ながら、時間がなくて行きませんでしたが、「全国から著名な方々もお忍びで立ち寄られることもしばしば」とのことで、ご利益、期待大なのかもしれません。
そういえば十年以上前ですが、飛騨の老舗旅館に4月はじめに泊まったら、
由緒書きのある、歴史あるっぽいお雛様がたくさん飾られてましたが、
飛騨だけでなく、旧暦4月3日を「ひな祭り」だとする地方も多いようです。
春の訪れが遅い飛騨地方は昔からひな祭りも五月の節句も共に一ヶ月遅く行います。
しかし、近年では飛騨のあちらこちらで三月に雛飾りをするようになってきました。
その理由は解りませんが多分、飛騨地方の観光と関係があるのかもしれません。
当湯宿でも時代の変化に乗って今年から三月に小さいですがお雛様を飾りました。
お雛様を飾る期間は、三月から四月二日までとしますが、お客さまには飛騨地方の伝習としてひな祭りは一ヶ月遅れである事を説明することとします。そうでないと「片付け忘れ」と勘違いされますので。
でも、全国的にも有名な飛騨一之宮水無神社の「生き雛祭り」は四月三日に行われております。
で、この飛騨旅行の直後に、たまたまペルーラムさんの「整体≒調整」を受けたら、
旅行のことを全然話してないのに、終わった後に、
「悪いものではありませんが、小さいお人形さんいたので取っておきました・・」
と言われ、ビックリしたことがあります。
彼には常々「何か憑き物があったら教えてね!」と言っておいたのですが、結局、この時だけでしたネ。
もしかしたら「お人形さん」憑きだと、大ラッキーなツキがまわって来たのかもしれませんが、
ペルーで有名な「エケコ人形」のこともあり、自然体でいた方が無難です。
この話を思い出したのは、昨日母親から電話が来て、
久々に「雛人形」を出して、ひなあられを添えて飾ったら、何気に気分が良いので、
「まだ飾っているわよ〜」と言ってたからです。
で、旧暦は4月3日であることや桃の枝や種が「魔除け」にイイことを母に伝えたら、
「そうかもね〜」と喜んでましたが、なんでも近所の人で、子どもは「男の子」だけだったから、わざわざ雛人形を購入して飾ってる方もいるそうで・・年配者にも「魔除け≒桃の節句」効果はアルようです。
自分の雛人形はシンプルな一対タイプですが、
母の叔母が作ってくれた手づくりで、その叔母はもう90歳を過ぎてますが、昨年暮れに危篤となり、その直後に母は風邪で肺炎になりかけたのですが、ひょっとすると「コロナウィルス」だったかも・・・な経過でした。
結局、入院は免れ「寝正月」で回復しましたが、不思議なことに危篤だった叔母も意識を取り戻したそうです。
小学生の頃に実母を亡くした母にとって、叔母は母親代わりに面倒をみてくれた方で、自分の子どもは男の子だけだったこともあり、母のはじめての子が女児で喜んでくれたようで、産湯もこの叔母が浸からせてくれました。
ペルーラムさんいわく、写真は被写体よりも「撮った人の意識」が影響するとのことですが、
人形やぬいぐるみも、作った時の意識は重要な要素だと思われ、このシュタイナー人形は、
弁天様っぽいヨガの先生がいきなり(待ち合わせのカフェで)裁縫セットを出して、
「ハイ、これで縫って・・」と、先生の目の前で作ったのですが、今思うと、バッチフラワーの臨床をはじめた自分に対して、「がんばってね!」というエールのこもった素晴らしい思い出です。
というわけで「雛人形」にかかわらず、大切にしているモノには「それと同様の波動を持つ神霊を呼びます」というのはアルような気がしますが、
「流したり、燃やしたり・・」適宜、循環させることも大切ですから、あくまでもケースバイケースですネ!
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