
山梨県の勝沼は、車&電車で東京から1時間程度で行けるワインの産地として有名ですが、
甲斐国守護・武田氏の所領地だった勝沼は、縄文時代中期の遺跡がたくさん出土しており、江戸から明治にかけては「勝沼宿」として繁栄した街です。
そんな勝沼に勝沼醸造直営のレストラン「風」があり、行ってきました〜
電車だとJR中央線「勝沼ぶどう郷駅」より車で7分、
レストラン「風」は、ヨーロッパ風の建物で、
3月はじめなのに、初夏並みの暖かさの土曜日に訪れましたが、
毎週、八王子から清里間の甲州街道からチラ見えする「建物」が気になっていて、一度寄ってみたいと思ってました。
土日の「風」のランチは、2部制で11時半からと13時半からのスタートになり、前日に電話予約しておき、
11時半ピッタリにお店に着きましたが、
駐車場に車は一台も停まっておらず、
シーズンオフでもあり、ひょっとしたらウチだけか〜
と、思いきやタクシーで到着する人もいて、
結局、ウチを含めて6〜7組、窓辺の席が全部埋まる程度の賑わいで、後から来店した人もいましたので、
空いてる時は予約ナシでもOKかもしれませんね。
入り口のレリーフでは天使がお迎えで、
アンティーク調な椅子とか好印象で、
内部は外観以上に「オッと!」こんな所にこんな空間があったとは・・な、感じで、
フランスでの「お城でディナー」を思い出しました。
2016年春、ランチメニューはコレです。
2014年度のネット情報からすると少々値上げしたようですが、
初めてなので、ネット上で評判高い「アルガグレーリャ」を前菜付きで注文しました。アルガはフランス語ではありませんね。イタリア語かな?
特筆すべきはワインリストの充実さで、各ワイナリー別に列挙され、
ウチは下戸なんでグラスワインと、
嬉しいことに、「ドライバー様にはノンアルコール類を一杯サービス」とのことで、
今回は軽〜く抑えましたが、イケル口にはたまらないと思います。
さてお料理の方は、
まず前菜とパンが運ばれ・・
どちらも合格な美味しさで、前菜の感じはイタリアンです。
続いて「聖護院大根のスープ」。
キチンとしたコンソメ味でした。大根は消火を助けますので久々に「肉」を頂く前にはピッタリです。
そして、メインのローストビーフが・・・
目の前で「モモ」と「サーロイン」を2種とりわけてくれます。
普段、草食系夫婦なんで十分なボリュームで、
塩だけでも美味しい極上肉ですが、この「本物わさび」と甘口の醤油がスゴク良く合います。
「肉好き絶賛」との噂どおりの美味しさで、コチラの書によると、
アメリカの牛肉は抗生物質漬けで、かつ「モンサント社が製造していた遺伝子組み換え牛成長ホルモン」の問題もあり、
そんなリスク大な輸入肉をたくさん食べるより、
たまーに国産で贅沢した方が、心にも身体にも良さそうです。
「風」は、スィーツ好きには欠かせないデザートも中々で、
この本物絶品ババロアは、忘れられない美味しさでした!
それにしても「風」の広々空間は、
「天皇の料理番」時代を思わせる風情で、階級なき社会日本ならではの、
ちゃんとマナーを守れば、誰でも気軽に行ける「西洋料理店」という感じがイイです。
お会計カウンターの側には、
かつて、ビーフシチューに使っていたレトロな器が飾ってあったりして、
年代を経てきた「歴史」を感じさせられました。
サービスもバッチリなのに、サービス料ナシで、ドライバーさんにはノンアルコール類サービスもある勝沼の「風」は、
料理も雰囲気も文句なしのレストランでしたよ〜
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