標高1897mの「大菩薩峠」は、山梨県の塩山と小菅村の境にある峠で、
完成すれば「世界で一番長い小説」となった未完の大作の舞台であり、
『大菩薩峠』
中里介山作の長編時代小説。1913年~1941年に都新聞・毎日新聞・読売新聞などに連載された41巻にのぼる未完の一大巨編。
幕末が舞台で、虚無にとりつかれた剣士・机竜之助を主人公とし、甲州大菩薩峠に始まる彼の旅の遍歴と周囲の人々の様々な生き様を描く。連載は約30年にわたり、話は幕末から明治に入らずに架空の世界へと迷い込み、作者の死とともに未完に終わった。作者は「大乗小説」と呼び、仏教思想に基づいて人間の業を描こうとした。世界最長を目指して執筆された時代小説で、大衆小説の先駆けとされる不朽の傑作である。(ちなみに、現在の世界最長小説はヘンリー・ダーガー作の『非現実の王国で』で、最長時代小説は山岡荘八作の『徳川家康』である)
同時代では菊池寛、谷崎潤一郎、泉鏡花、芥川龍之介らが賞賛し、中谷博は文学史上において大衆文学の母胎と位置付けた。戦後にも安岡章太郎「果てもない道中記」をはじめ数多くの研究や評論が展開されている。
また、1969年(昭和44年)、赤軍派が「革命蜂起」のための大規模な軍事訓練を行っていたところを摘発された「大菩薩峠事件」でも有名なところです。
大菩薩峠事件(1969年)
赤軍派が一斉逮捕された事件。 軍事訓練を目的に潜伏していた大菩薩峠近くの福ちゃん荘に機動隊が突入し、赤軍派メンバー53名を現行犯逮捕した
この「大菩薩峠」にアプローチする国道411号線沿いに、
「丹波山にはタヌキがおってさ・・」の童謡で有名な丹波村があり、
追記:童謡は丹波山ではなく船場山の間違いでした〜(恥ずかしい・・)
先週、所用で埼玉から清里へ向かった際に寄った「道の駅たばやま」は、
下界は30度超えの真夏日なのに、20度の涼しさで、
水遊びにうってつけの川が流れていて、立派な「吊り橋」を渡ると、感じのイイ温泉施設があり、
土曜日の昼間ですが、さほど混んでもない様子で、コチラのクーポンを見せると入浴料600円が500円になります。
今度行ったら、是非とも温泉に入りたいですが、
今回は、「道の駅たばやま 軽食堂R411」でランチしました!木造りの小さなブースですが、
ウッディーな店内からは新緑が見渡せ、テラス席もあります。
「道の駅」の食堂って、あまり期待したことないのですが、
ココには、ちょっと珍しい「鹿肉」のメニューがあり、
「丹波鹿そば600円(税込)」を頼んだら、
「鹿肉」は全然臭みがなくイイ味でビックリしました〜
フランスでは好んで食されるけど日本では馴染みのない「鹿肉」は、鹿が増え過ぎていることもあり、抗生物質漬けの牛肉より安全な食材です。
「丹波鹿丼650円(税込)」もあり、鹿肉ソーセージやカレーもあります。
旦那さんは「豚とろ角煮丼650円(税込)」でしたが、
これも文句なく美味しかったそうです!
特筆すべきは「蕎麦」の美味しさで、「ざるそば500円(税込)」を大盛りで頼んでいる人が多かったですが、手打ちっぽくて、道の駅ならぬクオリティーです。
売店では丹波山の「新じゃが」をGETし、めったに来ない場所ですが、すっかりカブを上げた、
大菩薩峠近くの「道の駅たばやま」へのアクセスは、
奥多摩からバスでも行けて、
●JR・バスの利用
新宿–JR中央線29分–立川–JR青梅駅68分–奥多摩–西東京バス56分–丹波
これからの季節、山深い自然で涼みがてらハイキング&温泉にうってつけの場所でしたよ〜
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