日本社会の特徴は「宗教的寛容性」と共に、
特定の宗教を信仰してないの方がフツー・・という点があり、
30年前、我が家に一月ほど滞在していたドイツ人のベラちゃんを、1992年大晦日、鎌倉の円覚寺に連れて行った際、
神社とお寺の違いや、場合によっては豊川稲荷のように、
日本では「神社も仏様も別け隔てなく敬ってきた」ことについて、いろいろ聞かれましたが、正直、ガイドブックで勉強しているベラちゃんの方が詳しかったです。
ベラちゃんの母親はカトリックで、父親はプロテスタンとのことで(逆だったかも?)、子どもの頃は両方の教会に通ったけど、結局、どちらも「信仰」せず、無宗教だと言ってました。
それでいて、京都に行ったら妙にはしゃいでいて、清水寺とか、おみくじとかが大好きで・・前世、日本人だったのかもしれませんネ。
今思うと、(近いのに)どうして高尾山を案内しなかったのかな〜 で、
11月19日土曜日、好天に恵まれた高尾山では、いろいろなお国の方を見かけました。
同じ黄色人種でも違いは明白で、やはり言葉が違うと全然違うメンタリティになると思われます。
で、「高尾山薬王院」はお寺ですので「合掌」なんですが、
20歳前後の若い女性が「パンパン」と二礼二拍したら、その後ろに並んでいた女の子も「右に倣え」となり二礼二拍・・が、続いてました。
還暦過ぎたオバさんとしては、オイオイ、ここはお寺だよ! と思わず言いたくなりましたが、彼女たちは明らかに日本人でした。
神社ブームと言われてますが、高尾山に来たからついでに・・のノリなら、そんなものかもしれず、自分もこの年齢の頃はそうだったかも? で、この軽さ、おおらかさが日本社会の醍醐味かもしれません。
それはともかく、とにかくこの日は大混雑してまして・・
この長蛇の列は、
山頂に続くのですが、
その途中に「奥社」である「浅間社」があり、個人的には前回、ココが一番ホッとする場で、
外人さんの好みの「朱塗り」にも関わらず、メチャ小さいので、
長蛇の列は「浅間社」を完全スルーして、山頂に向かいます。
「浅間社」には、「眼」の「六根石」があり、
目立たないけど、「眼」のある人は気づくようで、誰もがスルーする中、
女性グループが入ってきて、「あら〜こんな所に木花咲耶姫様が・・」と言い、
参拝した後に、そりゃそうよね〜富士山が見えて・・とか話してましたが、
(晴れてれば)富士山の見える登頂に着くと、そこは・・
マジに「渋谷スクランブル交差点」状態で、
こりゃ、ムリ・・だと、滞在時間3分で引き揚げ、
人の少ない6号路を「降り」ようと向かったら、
アララ・・「6号路は下れません」となっていて、
しかし、よーく見たら、午後2時からはOKです。
というわけで、麻ヒモ付けてきてヨカッタわ〜な大混雑状態から逃れ、黒棒を食べながら20分ほど待ってましたが、
誰も監視してないのに皆さん、2時かっきりを「待って」下りはじめ・・日本ってすごいな〜って関心しました。
そしてなんで「2時まで下れません」なのか・・超納得の細くて急な階段を降りても、
登山靴を履いてくればヨカッタ〜 な難所が多く、
このコースなら十分「トレッキング」訓練になりますネ!
そしてハイシーズンに高尾山に行くなら、登って来る人が少なくなる「2時以降」にして、
飯盛山の時も思いましたが、頂上から夕日を拝むのがナイスかもしれません。
それにしても同じ「山」なのに、前回行った時とは全然違う印象でして・・
今度行く時は平日かオフシーズンにしよう・・ですが、お天気の関係もあり「行く」と決めていた11月19日土曜は、
伊勢ー白山道氏によると、スペシャル「注意日」だったそうで、
考えてみれば、あんな大混雑の中、大きな事故もなく沢山の人が登り降りしている高尾山ってスゴイな〜で、
ホントに天狗さんがいるんでしょうね〜〜
予報通り、昨日、今日の八王子は雨模様ですが、沢山の人が来て、天狗さんもお喜びでしょうし、
「事」の展開がますます「速く」なっている・・と感じる今日この頃ですが、
地震列島日本が「雨降って地固まる」になることを祈ります!
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