ある日突然、全世界で一斉にインフラが使えなくなった・・
という設定の、矢口史靖監督の「サバイバルファミリー」は、
その公開日(2017年2月11日)からして、「3.11」を意識して作った映画だと思われますが、
ラスト場面で、世界同時停電の原因は、「サイバーテロ」ではなく、「太陽フレア」か「彗星の異常接近」だとテレビで報道してるシーンが、妙にリアルで印象的でした。
人間とは、通常時は「いい人」でも、いざとなった時に、本性・能力が問われるものですが、
「サバイバルファミリー」は、サバイバルな経験のおかげで、
ホントの家族になれた・・という、ハッピーエンドなお話です。
これは2019年3月11日の富士山で、
なんだか円盤みたいな雲ですが、
同じような雲がこの3月、世界各地で見られています。
2019年3月1日 米カリフォルニア州マンモス山上空
3月8日 ロシア・ウラル地方
今はインターネットのおかげで、こういった写真や、
「世界の裏」情報などが即座に出回るようになりましたが、
まだテレビすら普及してない時代において、米国に渡ったヨガナンダさんは、
戦争も天災も「人間の想念から生じる」と伝えてます。
人間の間違った考え方や行為に起因する有害な波動が蓄積して、この世界の安定を保っている善悪の波動的バランスが崩れると、最近、各地でおきてるような大惨事が起きるのです。
すべての人間がこの間違った考え方や行為をあらためるまでは、戦争や自然災害は無くならないでしょう。戦争は、神のご計画によって起きるものではなく、人間の物質的利己主義がはびこったときに生じるものです。個人や、企業や、政治家が利己主義を捨てれば、戦争はなくなります。
人間の意識の中に物質的な考え方が優位を占めるようになると、マイナスの霊的波動が放射されます。それが蓄積すると、自然界の電気的バランスが崩れて、地震や洪水や、その他の災害を引き起こすのです。ですから、それは神にせいではありません!
自然を安定した状態に制御しようと思ったら、その前に、人間が自分たちの考え方を正しく制御しなければなりません。
1938年3月6日、エンシニタスの旧礼拝堂で行った講和集からの抜粋ですが、
ヨガナンダさんの自伝を読むと、愛に溢れた人となりがよく分かります。
また、ヨガナンダさんはこの時代において、「世界の裏」を十分に承知していたようで、
「この世は精神病院のようなものだ・・」とも言ってます。
米国は熱心なクリスチャンが多く、ヨガナンダさんは米国人に受け入れやすいように聖書の言葉を多用して講演し、
会場は常に満杯だったとのことですが、しかし、満杯でも3千人・・インターネット時代ならその波及力は計り知れないものがあったと思われます。
幸いにも、講話を記録してくれた方々がいたおかげで、今ではたくさんの人が知ることになり、
2016年全米ナンバーワン・ドキュメンタリー映画となってます。
第二次世界大戦で「原爆」が使われたことを深く懸念していたヨガナンダさんは1952年3月、
晩餐会で演説したあと、微笑みながら、
自らマハサマディー(ヨギが意識的に肉体を脱ぎ捨てること)に入った方です。
近代になって、人類は2度大きな戦争をしましたが、
第一次世界大戦 1914年7月28日〜1918年11月11日
第二次世界大戦 1939年9月1日〜1945年9月2日
インドですら核兵器を保有している現代社会において、公の「世界大戦」の危機より、
健康を損なったり、家族がバラバラになったり・・で、
一見平和なように見えて、「有害な波動が蓄積」する危機の方が現実的であり、
そういった意味でも、「スマホもやってない」という矢口史靖監督の「サバイバルファミリー」は、
ハッピーエンドだけども、決して「笑える」話ではなく、
「3.11」&ヨガナンダさんのメタ・メッセージを、正しく受け取ってるように感じました!
COMMENT ON FACEBOOK