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スクエアな「上弦・下弦」の月と「出生時間」が不明な場合のホロスコープ の見方

ホロスコープの語源は、ギリシア語の「Hora(時間)」と「Skopos(見張り)」であり、

その意味は、一刻一刻と変化していく世界を見渡すための「時の見張り番」となります。

で、ホロスコープは、次の4つから成り立ってます。

⑴天体・感受点

⑵星座(サイン)

⑶ハウス

⑷アスペクト

「天体」は、月、水星、金星、太陽、火星、木星、土星、天王星、海王星、冥王星のことで、「ホロスコープ」を読み解くうえで、いちばんポイントになるもの。

「星座(サイン)」は、日頃「12星座」と呼んでいるものですが、これは実際の夜空の星座とは異なります。太陽の通り道である黄道(360度)を理論上、30度ずつ均等に12分割したもので、天体の住所番地のようなものです。

ふだんは「12星座(せいざ)」と言うことが多いと思いますが、正しくは「黄道12宮」というもので、占星学では「せいざ」ではなく「サイン」と呼んでいます。

「ハウス」は、天体が活動する場所や分野。「12星座(サイン)」と同様に、12の「ハウス」に分かれています。ハウスは、1と7、2と8、3と9というように、正反対の位置にあるハウス同士は、お互いに補完し合う関係になるので、セットで考えるとわかりやすいでしょう。

「アスペクト(座相)」は天体(感受点)と天体(感受点)の間で形成する特定の角度のこと。天体はアスペクトをつくることによって特徴を発揮し、あるいはアスペクトをつくっている相手の天体の性質を取り込むことで、新しい意味を生むこともあるのです。

https://arijp.com/basis/

つまり、雑誌などによく掲載されている「12星座」はあくまでも簡易版であり、

刻々と変化する「天体」の動きと「サイン」との組み合わせによって成り立つ「ホロスコープ」を正確に知るには、

生年月日だけでなく、「出生時間・出生場所」が必要となります。

しかし、「場所」はともかく、「出生時間」を知る人は少なく、

その場合、中間をとって「12:00」に設定しますが、

どの程度のズレが出るのか、ちょっと気になるところです。

昨日、スティーブ・ジョブズ氏のホロスコープを記事にしましたが、

ノーアスペクなスティーブ・ジョブズ氏のホロスコープと「二組の両親」

これは、彼の「出生時間」を12:00に設定したホロスコープで、

こちらは実際の誕生時刻(らしい)、1955年2月24日19:15で設定したものですが、

やはり、7時間もズレると、右の⑶ハウス関連が全然違ってきます。
しかし、左の⑴天体と⑵星座(サイン)は、ASCとMC以外は全部同じでした。

そして、運気に大きく作用する⑷アスペクトは、ちょっと微妙なところです。

これはジョブズ氏の12:00設定のアスペクトで、
昨日ご紹介したように、「主要星座でノーアスペクト」なのが特徴的で、

19:15で設定だと、その特徴はそのままですが、微妙に三角・四角の数が違ってますネ。

で、三角印(トライン=120度)と米印(セクスタイル=60度)はナイスな角度だとされ、

四角印はスクエアで、天体同士がお互いを主張し合う角度です。

<スクエア(90度)>

惑星同士が90度を描く角度。惑星同士のもつ個性が「不和」な角度です。

12サイン上で、スクエアができるとき、基本的に「活動、不動、柔軟」といった同じタイプ(トラインとは違って同じ「性格」ではないんですね)に位置します。

例えば、活動サインであれば、片方の惑星が「自分がこの領域で一番にはじめたい!」と意欲をしめしたとき、もう片方の惑星も「私もこっちの領域で一番にはじめたい!」というように、別の方向性で同じ行動をしてしまうのです。

そのため、惑星同士が協調関係になく、不協和音となっていきます。

また、90度は円を4分割した角度なので、数秘学の「4」の特性があてはめられますが、こちらも、“ものすごいしっかりした骨格”という意味合いと同時に、“保守的”とか、“身動きとれない状態”みたいな意味ももちます。

このアスペクトがホロスコープ上にあるとき、惑星同士の行動が、お互いの足をひっぱりあうような、どっちを優先するのかといった、調整が必要になるでしょう。

http://unirry.com/horoscope_aspect_majors-1312.html

今日、3月14日は「上弦の月」ですが、月が真半分に見える「上弦の月」&「下弦の月」の時、

太陽と月はスクエアな角度にあります。

*上弦の月

月と太陽がスクエア(90度)の配置になり、内面の緊張感が高まります。

上弦の月は「これでいいのか?」と葛藤する軌道修正の時。

迷いを断ち決断したら、満月に向けて攻めの姿勢で前進しましょう。

*下弦の月

月と太陽がスクエア(90度)の配置です。満月から続いた脱力ムードに、再び緊張感が訪れます。

もうすぐ新月、新しいサイクルの始まりです。新月からこれまでを振り返って、次の新月での新しい目標を決めましょう。

コンジャンクション(0度)とオポジション(180度)については、こちらに書きましたが、

インドの聖者が語る「占星術の真実」と魚座新月の利用法

新月・・コンジャンクション(0度)天体やサインの意味が強まる
満月・・オポジション(180度)対立・圧迫・緊張

転ばぬ先の杖「ムーン・ダイアリー」の月の危険日

スクエア(90度)も、満月と同じく「対立・緊張」の角度ですが、

上弦の月・・スクエア(90度)対立・圧迫・緊張
下弦の月・・スクエア(90度)対立・圧迫・緊張

スクエアの「緊張感」は内向きですので、自分を「見直す」の時期としては最適なようです。

これは今日の8時半頃のアスペクトですが、

まだ、太陽と月がスクエアになってませんネ。しかし、14時半頃にはスクエアになってました。

これは今日の19:27で、四角印の下の数字が「0」に近いほど、
ピッタリ90度のスクエアとなり、

今晩、東京で「上弦の月=0度」になるのは19:29です。

そしてその時、太陽は魚座にあり、月は双子座にありますので、

魚座の神秘的ムードと、双子座の知識欲ムードが「対立」しやすい・・という配置にあるということです。

双子座に対応するバッチフラワーはセラトーで、

セラトーのマイナス状態になると、自分の判断を信じられないために、愚かな情報収集に奔走しますので、今夜はオカルト系のネットサーフィンはやめておいた方がイイかもしれませんネ。

月のアスペクトは「無意識」への影響大ですが、「意識する」ことで十分対処出来ます。

このように、ホロスコープを細かく読み解くには「時間」的な正確さが必要になってきますが、

「出生時間」不明でも、性格傾向を見る「月星座」とか「土星星座」を知るには問題なく、

一種の統計的・科学的予測である占星術は、「自分を知る」ツールとして役立つと思います。

「土星が山羊座」時代に知る人生を軽くする土星の使い方

それにしても、今はPCのおかげで、

現在・過去・未来のホロスコープを誰でも簡単に知る事が出来ますが、


まだ電卓もナイ時代に、占星術の体系を作った先人達の叡智には頭が下がりますネ!

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COMMENTS & TRACKBACKS

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  1. いつも楽しく拝見しているのですが、ここ数日、こちらのブログにとても繋がりにくくなっています。

    私だけでしょうか?

    • まみぃ さん、

      繋がりにくくなってるとのことですが、もしかしたらサイトのレイアウトをを「手直し」した(してる?」ことと関係してるかもしれません。

      自分のマックは買い換えたばかりなので大丈夫なんですが・・もしかしたら読み込みが重くなってる可能性はあると思われます。

      いずれにせよ、ご連絡&ご拝読ありがとうございます

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