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シュタイナー の色彩の秘密と男児にも桃花色がイイ理由

シュタイナーによれは、人として生まれた醍醐味とは、あらゆる事に「意識的になる」ということと、イメージする力であり、

だから、シュタイナー人形には顔が描かれなかったり、ごくシンプルな顔になってます。
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子どもの豊富なイマジネーション力を生かす人形をつくったシュタイナーは、「色彩」に関しても興味深い理論を展開しています。

5月の清里は、いたるところ眩い緑で輝き、生命の息吹きに満ちあふれてて・・

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生命力に満ちあふれた「緑」のオンパレードですが、

しかしながら、シュタイナーによると、

「緑は、生命の死んだ像を示す」

とのことで、植物は「物質体」と「エーテル体」で構成されますが、

エーテル体の方に生命体があり、エーテル体の色は緑ではなく、
植物を緑にしているのは「物質体」です。

緑が植物に固有であり、あらゆる存在のなかで植物が本来の生命存在なのだ、と考えてみてください。

動物は心魂を持っています。人間は精神と心魂を持っています。鉱物には生命がありません。

植物の特徴は、生命を有していることです。動物は生命に加えて心魂を持っています。鉱物には心魂がありません。人間は、さらに精神を持っています。

人間についても、動物についても、鉱物についても、その本質が生命だ、とは言えません。生命以外のものが本質なのです。

植物の場合、生命が本質です。緑色は像です。ですから私は、まったく客観的に、つぎのように言うことができます。

「緑は、生命の死んだ像を示す」

つまり植物の緑とは、写真に写った人物が、生きてる人物そのものでないのと同じように、「死んだ像」なのです。

写真は実物ではないけど、美しい写真で癒されるように、緑の像で私たちは「見えない」生命を感じてるわけで、

シュタイナーは、あらゆる存在のなかで「植物の場合のみ生命が本質」だとしてます。

バッチフラワーを飲むと、なぜか元気になったりするのは、「死んだ像」である「物質体」ではなく、植物の「生命体」のエッセンスだからでしょうかね〜

オリーブは、心身ともに衰弱、疲労してる時に使うバッチフラワーですが、シュタイナー人形の作り方を教えてくれたヨガ先生は「こういう効き方は初めてだわ〜」と、オリーブを飲んだ際、言ってました。

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そのヨガ先生は、「乳幼児には男の子でも青よりピンク色がいいのよ〜」と申してましたが、

シュタイナーによれば、桃花色とは人間の肉色で、

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人間には肉色である桃花色が固有の色彩であり、

「桃花色は、心魂の生きた像を示す」

「人間は自分の心魂を身体形姿のなかに注ぎ込むことによって、生を尽くすのです」

とのことで、赤ちゃんにピンクがイイのも納得です。

それに対して青は、やや複雑で神聖な内向する色になります・・

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「青は緑でせき止められ、淡い青のまわりに堤を築くかのように、内に向かって流れていきます。そうして、青本来の本性が開示されます」

「青が本当に一様に塗られるべきときには、神が介入しなければなりません」

青と反対の動きをするのが黄色です。

「黄色は放射しなくてはなりません。黄色は中心が濃く、そこから放射し、広がっていかなくてはなりません」

「黄色は限定されたくありません。外へ向かって輝こうとします」

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シュタイナーにとって、赤と桃花色は明確に区別されます。

桃花色は分散して、常に薄くなり、ついには雲散霧消します。

赤はとどまりますが、まったく平面として作用します。赤は輝こうとも、外皮で覆おうともしません。輝きも鬱積もせずに、とどまります。雲散霧消しようともせずに、みずからを主張します。

桃花色は自己を主張せず、蒸発しようとし、絶えず新たに形成されようとします。これが桃花色と赤との違いです。

桃花色は分散して、黄色は放射し・・

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赤はとどまり主張し、

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青は内に向かって流れていく・・

写真(2014-10-18 15.46)

ナルホド、着るモノの色によって気分が変わるような気もしますネ。

シュタイナーによると、

赤は均等で、生命力の輝き

黄色は外に向かう、精神の輝き

青は内に向かう、心魂の輝き

そして緑は「生きてるものの(死んだ)像」であり、

緑の中に赤がある時と、桃花色がある時と、青がある時では、まったく違った感受があるとします。

「緑の牧場の中を赤い人々が行く」場合は、
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緑の牧場全体を活気づけ、動いて活動してるイメージで、

「緑の牧場の中を桃花色の人々が行く」場合は、

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緑の牧場に対して中立的で、静かに立っているイメージで、

「緑の牧場の中を青い人々が行く」場合は、

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緑の牧場全体をぼかし、持ち去り、運び去るイメージです。

シュタイナーによれは、こういったイメージが出来ることが人間の醍醐味です。

青い人々は、牧場ととも走り去ります。牧場は、青い人々によって緑を失うからです。

色彩体験について語るなら、比喩的に話さなければなりません。そうすると、色彩の世界そのものの中になにかを見る可能性を見ます。私たちが見出さねばならない色彩の本質が、そのなかにあるのです。

どうやらシュタイナーさんは、カラーセラピーの先駆者でもあるようですネ〜

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COMMENTS & TRACKBACKS

  • Comments ( 2 )
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  1. 筒井さんの映画を紹介したので久しぶりに観てみたら、やたら桜がフィーチャーされてました。
    もしかして桃ピンクが良いとか日本が重要だとかいうのは、この桜にシンボライズされてるんじゃないかと映画をみていてふと思ったりしました。

    • <筒井さんの映画>

      「タイムトラベラー少女」途中まで見ましたけど、これから桜出てくるのかな?いずれにせよ、70年代レトロがお好みな感じで楽しみです。ありがとう♡

      <桜にシンボライズ>

      時代劇にもつきものだし、日本の桜には独特な何かがありそーですネ。

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