3月3日は「ひな祭り」ですが、ひな＝「雛」とは、大きなものを小さくする、小さなかわいいものという意味で、

自分の「ひな人形」は母の叔母が作ってくれた手づくりの一対で、

母親はいまだに捨てないでいますが、

「ひな人形」は捨てた方がイイという説もあり、どちらが本当なんでしょうか？

もともと、大きな人間を小さく「ひな型」にしたモノが「お人形」であり、

これが「上巳の節句」という邪気払いと合体して「ひな祭り」になりました。

＜上巳の節句　～季節の節目の邪気祓い＞

雛まつりのルーツは上巳の節句です。上巳（じょうし／じょうみ）とは3月上旬の巳の日という意味で、のちに日付が変動しないよう3月3日となりました。その起源は300年頃の古代中国で起こった上巳節にさかのぼります。

昔から季節や物事の節目には災いをもたらす邪気が入りやすいと考えられていたため、川の水に心身の穢れ（けがれ）を流して厄を祓う行事や、杯を水に流して宴を催す曲水の宴などが行われていました。つまり、季節の節目の邪気祓い行事として、老若男女を問わず皆の幸福を願う行事だったんですね。その上巳節を遣唐使が日本に伝えたといわれています。

http://allabout.co.jp/gm/gc/220699/

1回限りで川に流してしまう「流し雛」は、まさに「上巳の節句」の意味合いが強いモノで、

「桃の節句」と呼ばれるのも、桃には邪気払いの力があるとされてるからなのですが、

時代が下るにつれ、「ひな人形」は派手になり、意味合いも変わってきたようです。

娘の厄を受ける雛人形はその家の財力の象徴として華やかさを増してゆき、豪華な雛人形を雛壇に飾るようになりました。自慢の雛人形を見せ合う雛合わせや、ご馳走を持って親戚を訪ねる雛の使いが流行し、美しい雛人形を持って雛祭りをすることが民衆の憧れとなりました。ついには等身大の雛人形まで登場し、贅沢を警戒する幕府によって人形の大きさがおよそ24センチに制限されたほどでした。

やがて、町民が豊かになると雛祭りは町をあげての楽しい行事となり、我が子の幸せを願う行事として親しまれるようになりました。

http://allabout.co.jp/gm/gc/220699/2/

つまり「ひな人形」はメモリアルな記念品のような意味合いに変化してきたわけです。

さて、使わなくなった「ひな人形」は大事に取っておいた方がイイのか、それとも始末した方がイイのか悩むところですが、

こういったことに詳しいペルーの先生から、

「子どもの人形についてる場合もある・・」と聞いたことがあります。

どういう意味かというと、

家庭の中で掃除すべき問題があったとき、

無理をしながら続ける、人間関係。
無理をしながら飲み続けている、サプリメントや薬。
無理をしながら行っている、学校や会社。

無理をして残している、大量の書類や古い手紙、資料。
無理をしながら貯めてきた、リスト。
無理をしながら続けている、心の離れた家族。

さあ、心の掃除と身辺の掃除をしましょう。
http://www.link-21.com/space/b006.html

子どもが感じて「掃除」してくれたりするのですが、ソレをいつも触っている「お人形さん」が吸収してくれているという次第です。

ですので、年に一度出して飾るだけの「ひな人形」はともかく、

子どもが肌身離さず抱いていた「お人形」とかは、感謝して手放すのが良さそうですネ。