ウィルスなどを恐れるあまり、薬用や抗菌をうたった商品が日本ではヤタラと目につくようになってますが、
クローン病などの何らかの自己免疫疾患が12人に1人の割合で発生するようになった米国では、
近年、化学物質と免疫との関係が次々と明らかになってきており、
ついに、「薬用石鹸」の販売が中止になりました。
米食品医薬品局(FDA)は2日、19種類の殺菌剤を含有する抗菌せっけんなどの販売を禁止すると発表した。通常のせっけんと比べて優れた殺菌効果があるとは言えず、健康に悪影響を及ぼすリスクがあると警告している。
19種類の殺菌剤のうちトリクロサンとトリクロカルバンは抗菌効果をうたう固形せっけんや液体せっけんに広く使用されているが、免疫系に打撃を与える恐れがあるという。
FDA医薬品部のジャネット・ウッドコック(Janet Woodcock)氏は、「抗菌せっけんには細菌増殖を防ぐ効果があると消費者は考えているかも知れないが、通常のせっけんと水で洗うよりも有効であることを裏付ける科学的根拠はない」と明言した。その上で「殺菌剤が長期的には益より害になる可能性を示したデータもある」と説明した。
で、「あまりに不摂生な暮らしのせいで体を壊した」という、
日本の40歳ブロガーさんはこう申しています。
<米政府「 薬用ソープは危険だから使うな!」>
ここ数年、海外では「薬用ソープってヤバいんじゃない?」って風潮があったんですが、ついてアメリカ政府が「危険だから使うな!」ってお達しを出して話題になっております。
薬用ソープは、要するにただの石けんじゃなくて抗菌剤を配合した商品のこと。ところが、ここ数年は。科学界で抗菌剤の評判が異常に悪くなってきたんですね。
アメリカ政府が何を危険視してるかというと、
抗菌剤のせいで逆にバクテリアが鍛えられ、ちょっとやそっとじゃ死なないスーパーバクテリアが生まれる
長く使うと抗菌剤にカラダが適応し、やがて抗生物質が効かないカラダになってしまう
抗菌剤でお肌に住んでる良い菌が死に、逆に肌が荒れ始める
抗菌剤が体内でホルモンのような働きをし、あらゆる不調を引き起こすみたいな感じ。前から規制は強まってたんですが、このたびついに「完全に禁止!」って話になったんですな。
<結局は普通の石けんを使うのがベスト>
アメリカ政府いわく、
消費者は、薬用ソープにより雑菌の繁殖を防げると思っている。しかし、いまのところ薬用ソープの効果を示す証拠はゼロだし、普通に石けんと水を使ったほうがいい。
実際のところ、長期間に薬用ソープを使うのは、体への害のほうが大きい。
とのこと。以前にも「薬用ソープでバクテリアを殺すには、9時間も手を洗わなければいけない」ってデータを紹介しましたけど、実は抗菌剤ってほとんど効果がないらしいんですね。なんだかんだで、やっぱりシャボン玉石けんでも買っておけばいいのではないかと。
で、今回の声明で新たに「本当にヤバい!」って扱いになったのが、
トリクロサン
トリクロカルバンの2つ。
日本だと、トリクロサンが入った商品は普通に多かったりしますんで、 注意されたほうがよろしいかと思います。お気をつけてー。
つまり、除菌はシンプルな石鹸で十分なのです、
さて、日本で頻繁に使われている殺菌成分の「トリクロサン」ですが、
どういった弊害があるかというと、次の通りです。
*多くの動物実験では、トリクロサンが内分泌系に影響を与えることが判明した(いわゆる環境ホルモン)。魚の精子数が減ったり、マウスの生殖能力が異常に発達したり甲状腺ホルモンが減ったりしたらしい。
*ヒトの研究でも、体内にトリクロサンが多い子どもほど花粉症にかかりやすいことがわかった。
*生活排水から流れでたトリクロサンが海や植物を汚染し、それを人間が食べる悪循環が生まれている。
*人間の肌に生息する良い菌を殺してしまうので、トリクロサンで殺菌すると逆に感染症にかかりやすくなる。
で、トリクロサンやトリクロカルバンやが入った商品は、かなり多いのです。
薬用石鹸ミューズ
コラージュフルフル石鹸
ビオレU薬用ハンドソープ
ナイーブ 薬用ハンドソープ
薬用ハンドソープ メディキュッ
薬用ピュオーラハミガキ
ディープクリーン薬用ハミガキ
GUM(ガム) 薬用 デンタルリンス
GATSBY (ギャツビー) バイオコア デオドラント
ローランド 柿渋エキス配合石鹸
メディッシュ薬用ハンドソープ
SK-II フェイシャル トリートメント
また、DHCのフェースウォッシュとかGATSBYの汗ふきペーパーとかビオレのハンドソープとかにも使われているそうで、
トリクロサンは環境ホルモンとして働くので、アレルギーが出たり、体重が異常に増えたりする可能性があるので美容的にもNGであり、
最近では、大ヒット商品「ファブリーズ」への警鐘をする医師や研究者もいるし、
草の根レベルでは、日本でも「正しい認識」に向っている兆候はありますが、
総じてなかなか改善しないのは、やはりテレビの影響が大きく、
「安倍さん、聞いてください、政治に不信“かん”、国民の叫“び”」と、
つい、本音で言っちゃった三遊亭円楽に圧力がかかるとか、
スポンサーありきのテレビ番組やCMを鵜呑みにして商品選択し続けると、
だんだん、免疫系「我慢の限度」の酒樽が一杯になって、
一つ一つの小さな選択の積み重ねが、結局ものをいう。できる限り化学物質を抑え排除するために、ちょっとした判断を下せば、免疫システムに負担をかけミスを起こさせる化学物質の氾濫は抑えられる。
ある日突然、健康を損うという事態にもなりかねませんので、
とりあえずは、「トリクロサン」という名称を、しっかり覚えておきましょう!
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