読売新聞の取材に対し、「手術データを精査しておらず、死亡した人数も把握できていない」と、事実関係を認めなかった群馬大病院は、
読売新聞の取材では2009年4月以降、同科が行った肝臓の開腹手術を受けた患者84人のうち、60~80歳代の男女10人が術後3か月以内に敗血症や肝不全などで死亡していることが分かっている。執刀は、腹腔鏡手術を行った同科助教によるものだった。
病院側はすでに、開腹手術を受けた患者が10人死亡した事実を厚生労働省に報告している。しかし、22日の読売新聞の取材に対し、「手術データを精査しておらず、死亡した人数も把握できていない」と、事実関係を認めなかった。
手術後「徐々に良くなっている」「順調です」と繰り返し言っていたそうで、
我が家のゴールデンリトリバーが3歳半の時、緊急手術し(タオルを食べちゃった)、
「手術は成功して、順調に回復してますよ」と言われていたのに、あっけなく亡くなった事がありました。
犬とはいえ、家族の一員ですから当然「死因を説明してもらいたい」と要求したら、いきなり内容証明が送られてきてビックリしました。
健康なワンちゃんが誤飲の手術で亡くなって、訴えたのではなく、訴えられたんですよ!それだけじゃなく強迫的なお電話まで頂きました。
この件は「大ごと」になったので、後にテレビ局やジャーナリストが取材に来て、ニュース番組の特番や本にもなり、いろいろな事実が明らかになった次第ですが、
その病院に以前勤務していた人の内部情報によると、お金が取れそうな「客」には不要な手術をする上に、
すこぶる手術が下手なので「やばいとスグ訴えて先手を打つ」、つまり「怖がらせて」尻込みさせるのです。
誰だって裁判沙汰なんてイヤですからね、40万の代金を半額でいいとか交渉して「泣き寝入り」させる狙いです。
で、「泣き寝入り」はイヤだったので、学生時代にアルバイトしていた弁護士さんに相談しに行きました。
初めての愛犬ガープ君は近所の人気者でした〜
で、弁護士さんいわく「人間の医療ミスでも立証するのはきわめて難しい」とのことで、相談には乗るけど「引き受ける」ことは出来ないとのことでした。つまり、勝ち目がないと・・
動物愛護団体の方などからも、いかに「医師」という立場が守られているかを説明され、動物、人間にかかわらず、念のために病院に行くと、トンでもないことになると思い知らされました。
最近になって、獣医さんの側からもそういう声が上がってます。
――現在は治療についてどのように考えているのでしょうか。
永田:早期発見・早期治療はしないほうがいいと考えています。痛い、苦しいなど生活の質が落ちるような症状が出てから治療を受ければいい。
これは動物だけでなく人間にもあてはまると思います。乳がんなどの定期健診が薦められていますが、検査そのものが体に害を与えることがあります。
レントゲンに放射線被爆の可能性があることがその一例です。定期健診の目的は早期に病気を発見することであると言われていますが、最終的に長生きをすることだと私は考えています。
定期健診を啓発するならば、病気を発見できたかどうかではなく、定期健診を受けなかった人より受けた人のほうが長生きをしたというデータを示すべきだと思います。
永田高司さんによると、誤飲でスグに手術する必要はなかったそうです。
今日までに20例以上縫い針を飲み込んでしまった犬を診てきたが、外科的に摘出したことは一度もない、腹膜炎を起こしたり心臓に刺さったりしたことも無い、すべての例で縫い針が肛門から便と一緒に出てきたのを確認している、動物の胃腸は非常にうまくできていて、縫い針のような鋭利なものでも優しく包み込み、ほとんどの場合便と一緒に送り出している。
本音トークの獣医さんの出現に励まされて、次のワンちゃんとは最後まで幸せな時間を過ごすことが出来ました。14歳で天使になった蘭ちゃん、お乳に腫瘍はあったけど最後まで元気でした
今回の群馬大病院の件では、胆管がんと診断され、担当医から「手術できる」と言われ、「手術は成功した。3週間で退院できる」と説明され、ご家族は安心していたのに突然亡くなってしまったことが、ショックだったようですが、その気持はよくわかります。
例え高齢でも、持病があっても、納得できる経過経緯なら悔いはないのですが、
群馬大病院で手術を執刀した40代の男性助教が所属する第2外科が8人の死亡症例について検証する検討会を一度も開いていなかった
つまり、何故、死にいたったかの検証、説明が十分でなく、納得いかない思いの遺族が「病院側の説明を聞きたい」と望んでいるわけで、人として当たり前の気持だと思います。
自分も昔は、
①学者とか偉い人にいうこと
②医者のいうこと
③テレビや大手マスコミのいうこと
を素直に信じてたけど、すべてはケースバイケースです。
マスコミにもちゃんとした人がいて、やたら全てを否定すると、真摯な人の足を引っ張る事になります。マスコミの一番の力は大衆である私たち一人一人の意識なのだから・・
人間の医者でも獣医でも、技術力も人格もさまざまなわけだから、全体責任を問われることを恐れて、一部のおかしな人を「かばう」仕組みが、問題をややこしくしているのかも知れません。
それと、もう一つ学習したことがあり、ガープの件で泣き寝入せずに「裁判する(受けて立つ)」と決めた時、近所の方の紹介で獣医師会の会長さん(当時)に相談に行ったら、
その病院の悪評の歴史を会長さんも熟知しており、「わかりました」と味方になってくれそうな気配だったので、
「裁判資料をコピーしたい」という申し出を受けたのですが、ナント、その会長さん、「こういうことで指されないないように」と、こちらの手の内を相手側にリークさせちゃいました。
というわけで、「医師会」というのは(患者にとっては)全然アテにならないことを学んだのですが、この仕組みは人間でも同じだと思いますよ!
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