だから、あなたの問題を見る別の視点を持ちなさい。あなたが深く見れば見るほど、それらはより小さく見えるようになるだろう。それらを見つめ続けなさい。するとそれらはだんだん消え始めるだろう。見つめ続けなさい。すると突然、あなたはそこに空を発見するだろうー美しい空間があなたを取り巻いている。すべきことは何もなく、あるべきこともない。なぜなら、あなたはすでにそれなのだから。

覚醒は達成されるべきものではない。それはただ、生きられるべきものだ。私が私は覚醒を達成したと言う時、私はそれを生きる決心をした、ということを意味するだけだ。もう十分だ！そしてそれ以来、私はそれを生きている。それは、あなたはもう問題を作り出すことに興味がないという決心なのだーそれだけだ。それは、あなたはもう問題を作り出して解決法を探すという、このナンセンスをすべてやめる、という決意なのだ。

このナンセンスのすべてはあなたが自分自身と演じるゲームなのだ。あなた自身が隠れ、あなた自身が探すーあなたが両方なのだ。そしてあなたはそれを知っている！・・

あなたはあなた自身を今すぐ、見つけることができる。なぜならば隠れているのはあなた自身だからだ。

禅の高僧が人々を打ち続けるのはそのためだ。誰かがやってきて「私はブッダになりたい」と言うと、必ず高僧はひどく怒り出す。その人が馬鹿げたことを望んでいるからだ。彼はブッダなのだ。もし仏陀が私のところにやって来て、ブッダになる方法を聞いたら、私は何をすると思う？私は彼の頭を打つだろう！「あなたは誰を馬鹿にしてるのですか？あなたがブッダなのです」

不必要なトラブルをあなた自身に作ってはいけない。そしてもし、どのように自分が問題を大きく、大きく、大きくしているか、どのようにそれを回転させているか、どのようにその輪がどんどん速く、速く、速く動くように手助けしているか観察し、そして突然、自分が惨めさの頂点にいて、世界中の同情を必要としているのかを見れば、理解があなたに訪れるだろう。

あなた偉大なる問題創造者なのだ・・・このことだけを理解しなさい。すると突然、問題は消えてしまう。あなたは本来の姿になる。あなたは完璧なものとして生まれる。それがメッセージのすべてだ。あなたは完璧に生まれる。完璧とはあなたのもっとも中心にある本質なのだ。あなたはそれを生きる必要があるだけだ。決心しなさい。そしてそれを生きなさい。

もしまだこのゲームに飽きていないのであれば、あなたは続けることができる。しかし、なぜか聞いてはいけない。あなたは知っているのだ。理由は簡単だ。エゴは空の中に存在できない。それは何か闘う相手が必要なのだ。それがあなたが想像した幽霊であるとしても、あなたは何かと闘う必要があるのだ。エゴは闘いの中だけにしか存在しないーエゴは実体ではなく、緊張なのだ。争いがある時はいつも緊張が生じ、エゴが存在する。争いがない時は緊張は消え、エゴも消える。エゴは動きではなく、単なる緊張なのだ。

そしてもちろん、誰も小さな緊張は望まない。誰もが大きな緊張を欲しがる。もし、あなた自身の問題が十分でないと、あなたは人類や世界や未来について考え始める・・・社会主義、共産主義など、くだらないことすべてについてだ。・・

人々は非常に興奮し、どこかで戦争が続いているので眠れなくなる。彼らは非常に興奮する。彼ら自身の人生はあまりに普通なので、彼らは何か他のところから異常性を手に入れる必要があるのだろう。国は困難な状況にあり、彼らはその国と一体化する。文化は困難に陥っており、社会も困難に陥っているー今や大きな問題があり、・・あなたはあなたの問題によって大きくなる。

エゴは何かの問題を必要とする。もしあなたがこのことを理解すれば、理解することによって山は再びモグラ塚になり、さらにそのモグラ塚もまた消滅する。突然、そこには空が、純粋な空が周り中にある。これが覚醒のすべてだー問題はないという深い理解なのである。

では、解決すべき問題がないと、あなたは何をするだろうか？すぐにあなたは生き始める。あなたは食べ、あなたは眠り、あなたは愛し、あなたはおしゃべりし、あなたは歌い、あなたは踊るー他に何かすべきことはあるだろうか？あなたは神となって、生き始めたのだ。・・

今まさにこの瞬間に生き始めなさい。するとあなたがもっと生きれば生きるほど、問題が少なくなることが分かるだろう。なぜならばあなたの空が花開き生き生きしているので、問題の必要はないからだ。あなたが生きていない時、同じエネルギーが腐ってしまう。花になるのと同じエネルギーが滞るのだ。そして花開く事ができずに、それは心の棘となる。それは同じエネルギーなのだ。・・

生き、踊り、食べ、眠り、できる限り全身全霊で物事を行いなさい。・・何か問題を作る出しているあなた自身に気づいた時は、必ずすぐにそこから抜け出しなさい。一度あなたが問題の中へ入ってしまうと、解決することが必要になってしまう。そしてあなたが解決策を見出したとしても、その解決策から何千という問題が再び起こってくる。一度、最初の一歩を逃すと、あなたは罠にはまってしまう。