南半球はこれから夏ですが、オーストラリアのディーワイビーチで緑色の丸い物体が大量に漂着し、「未知の生物との遭遇」と、ちょっとした話題になってるそうです。
たしかに、まん丸ですね〜
しかし、デイリーメイルで、ここまで言うほどでもないような・・
藻の一種ではあるようなので、日本にはマリモというものがありますので、それほど奇異にも感じませんねぇ。
マリモ栽培キットまで販売されてます・・
北海道のお土産としてもおなじみのマリモですが、球状になる理由は、
①湖の流れによって自然に丸まったとする説
②マリモをつくっている糸状の藻がもともと絡まりやすい性質を持っているとする。
などがあり、ハッキリはしていません。
いずれにせよ、海ではなくて、平坦な湖の底で緩やかな水の流れが、丸ーい球を作らせたと考えられているそうです。
マリモは、日本では、北海道及び本州の東北地方から関西地方の湖沼に点在して分布し、日本国外では、ヨーロッパ北部、ロシア、北アメリカ等に分布するのですが、
最近の研究では、北半球のマリモの全てが日本の湖のマリモを起源とする可能性が高いことが判明したそうです。
つまり、日本がオリジナルで、かつ北半球にしか生息しないマリモのよーなモノが突然大量に海辺に現れたので、オーストラリアンな科学者は驚いたわけですね。
丸いモノと言えば、先週、清里でも未知との遭遇がありました。
すっかり秋めいてきて、朝晩は12度の寒さです。
で、薪割りに励みました。
薪は買うとお高いモノなので、春先に市町村で伐採したニセアカシアを引き取っておきました。
この丸太を移動させるのが結構大変で・・
かなり重いので、ちょいと工夫します。
コロがしていくという原始的な発想ではありますが・・
無理に持ち上げると腰に負担がかかるので、このやり方の方が良さそうです。
で、この写真の奥の方にある長い丸太の束は、2010年頃に自分達で伐採したカラ松なんですが、
そのあたりに、奇妙な丸いものを次々発見!
大きさは、ゴルフボール〜テニスボール位で、ぶよぶよしていて中はゼリー状の層と、中心部と別れています。
キノコの一種でしょうが、何とも不思議にまん丸の白玉で、謎の植物です。
帰りに、韮崎の温泉で地元のおばさんに聞いてみてもわからないようで、「そりゃ毒キノコだよ」と笑って言われたけど、もしかしたらコレかも?
オニフスベ- ホコリタケ科
環境・・オニフスベは草地、竹やぶの中などの地上に発生します。
季節・・夏~秋
特徴・・オニフスベは卵型に近いものやゴルフボールのような球型しており、非常に大きく成長するキノコです。具体的な大きさの目安としては特に大きいものであれば直径50cmを超えるものも確認されています。表面は白色で基部に根状の菌糸束をつけ、全体を覆っている皮は3層になっており、一番外側の皮は薄くて白色、2番目の皮は厚くて淡い黄色をしており、一番内側の皮は非常に薄く紙状で白色、艶があります。
オニフスベは成熟が進むと内部の皮は褐色を帯びていき、一番外側の外皮はヒビが入り始め、やがて剥がれて二番目の皮が現れます。更にそこから皮が破れていき、やがて粉上の胞子の塊を辺りに撒き散らすようになります。
オニフスベは食用きのこですが、食べるのは内部が白い幼菌時のみで成熟したものは食べられません。
すべての特徴が一致しているので間違いないと思われます。で、ナント食べられるのです!
食べ方・・汁物、揚げ物など。スライスしてフライにしたものをタルタルソースなどで食べます。
オニフスベはヨーロッパではスライスしたものをバターで焼き、パンに挟んで食べるそうです。
成熟して、内部が褐色を帯びる前の肉が白い時のみ食用として食べます。
バター焼きしてパンに挟んで食べるのいいですねぇ〜
次回は勇気を出して、アルミホイルに包んで食べてみようかな〜
とにかく謎でも毒キノコでもなかったようで良かったです。まだまだ見た事のないモノがたくさんある・・ことを実感した秋の始まりでした!
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