酵素カフェ

広瀬弦氏に学ぶ「真実は一つではない」コロナワクチン問題

東京都は5月いっぱい3度目の緊急事態宣言中ですが、

昨日の午後、所用があって八王子駅まで出かけたら、

賞味期限は当日のみ、沢山は作らないので、

このところ売り切れだった「紀の国屋」の「あわ大福」が余裕で買えてラッキーでした!

緊急事態宣言中であることを意識せずに出かけたのですが、駅ビル内の店舗は半分以上が閉鎖中でビックリ!

まあ、コロナとか関係なく、通常も閑古鳥な店が閉めている・・という感じではありましたが、

今後は、無目的でブラブラする「衝動買い」客っていなくなりそうで、それはそれでイイことなのかもしれません。

一日中冷たい雨だった昨日とは一転、今朝は白い富士山がクッキリの晴天で、

今朝のピノちゃんは、お手手を隠すこともなく、

仕事に出る前の旦那さんと結構仲良くやってました〜

ピノちゃん、最近は旦那さんが帰宅するとスグ寄って来るので、やっと「家族」だと認識したようです。

GW中、清里で一日中一緒に過ごしてから、微妙に態度が変化しましたが、
ピノちゃんにしてみれば、「時々いる、この人誰?」だったのでしょうね〜

2ヶ月の子猫で来た、クレ&マメちゃんはしばらくの間、旦那さんが帰宅するとスグに逃げてしまい、クレちゃんはまる1週間、旦那さんが近づくと、背中を丸めて「シッ-シッ-」言ってましたが、

私には翌日からゴロゴロで、よーするに「ご飯をくれる人」がお母さんなんでしょうね〜

しかしながら、やたらと「猫可愛がり」されない方が心地イイようで、最終的には旦那さんにべったりな、歴代ワンニャンたちでした。

さて、昨日母親に電話したのは、父親も常々「カラダが痒くなる」と言ってたからで、

ひょっとしてヒートテックを使っているのか? と聞いてみたら、ビンゴでした!

ヒートテックのルームウェアをパジャマにしてるとのことで、「ヒートテック症候群」の話をしたら、

「ヒートテック症候群」に抗酸化な「痛快」とCimicuriさんの「墨染め」

「あ〜、そうかもね。やはり化繊はダメね」と大いに納得してましたが、

「コロナワクチン」については、今年89歳の父と84歳の母は「やっと申し込める」と打つ気満々で、

なぜなら両親ともども「ワクチンを打たないと怖くてどこにも出かけられない」という認識でして、

高齢者だろうと若者だろうと必要ない・・という私の見解を述べましたが(もう何度も)、

母いわく「この歳で、寿命が縮んでもどうってことないわ〜」と笑ってまして・・

「ワクチンを打てば、出かけるパスポートが貰える」と高齢者たちは思い込んでいることを実感し、それで社会生活が楽しく営めるなら・・それはそれでイイのかもしれないと思いました。

旦那さんも仕事仲間からもよく、「どうする?打つ?」と聞かれるそうで、旦那さんは「俺は打たないよ、まだ生きたいから」と答えてるとのことですが、

自分では「打つ必要はない」と思っていても、職業柄、打ってないと「気まずい」という場合もあり、そういった心理的ストレスが健康に与える影響は大きく、その辺の兼ね合いは、あくまでも個人次第だと思います。

個人的には「個々の自由意思を尊重する」というのが「コロナ」での最大の学びだと感じてまして、

バッチフラワーのチコリは、

「自分が気にかけてる人々を、自分の思い通りにコントロールしたい」というレメディーで、

ピンクムーンな蠍座満月に知るチコリと大嶋信頼氏の「母親幻想」

2010年、がんで72歳で亡くなった佐野洋子さんが「溺愛した一人息子」広瀬弦氏は、佐野氏が逝ってから刊行した、

元祖「毒親持ち」の佐野洋子さんに学ぶコメディな地球の「第5幕」

「私の息子はサルだった」で、「真実は一つではない」ということを見事に表現しています。

<あとがきのかわり>

僕は何度か佐野洋子の書いたものに登場している。
それは楽しく、美しいエピソードもあったと思う。でも僕はそれがずっと嫌だった。そこにいるのは僕じゃない。僕の思い出に少しの大袈裟と嘘を好き勝手に散りばめている。

十代の終わりの頃、知らないおばさんに腕をギュッと摑まれて、
「あら、あなたがげんちゃん?知ってるわよ、他人のような気がしないのよね」
と言われたことがあった。僕が知らない人が僕の知らない僕を知っている。怖かった。
もしかしたら凄い顔で睨んでしまったかも知れない。

その後すぐに僕は、佐野洋子に頼むからもう自分のことは書かないでくれと怒った。彼女は不満そうな顔をして渋々それを受け入れた。それからしばらく彼女が書いたものに僕が出てくることはなくなった。

もしかしたら、この「ケン」の話はその頃に書き溜めていたのかも知れない。
ノートにメモしたようなものではなく、結構な枚数の原稿用紙に佐野洋子の字がひとつひとつ埋まったいた。きっと誰かに読ませたかったのだ。

ああ悪かったかな、そんなに書きたかったのなら、もっと書かせてやれば良かったな。
ごめんよ、お母さん。
なんて、絶対に思う訳がない。今もし、この話の続きを書いていたらと思うとゾッとする。
より一層、大袈裟と嘘を巧みに使い分け、もっとたくさんの知らないおばさんが、僕の知らない僕と親戚みたいになっていたに違いない。怖い怖い。

そんなことを考えながら、この原稿用紙をパラパラとめくっていた。
すべての行にうっすらと大袈裟と嘘が見え隠れする。ほらな、やっぱりな。こういうのが嫌なんだよな。

だけど何度か読んでるうちに、もしかしたら僕が見た大袈裟と嘘が、彼女の中では全て真実なのかも知れないと思い始めた。同じ時間、同じ場所で僕が見ていたものが彼女には違うものに見えていたのかも知れない。全く同時に違う体験をしていたのかも知れない。そうか、そうかもな。

そろそろいいか、許してやろう。今だったら知らないおばさんとも仲良くできそうな気がするし。

この話は佐野洋子が一方的に書いた僕の記録だ。彼女の目には、僕があの頃こう映っていたのだ。
言いたいことは山ほどあるけど、もう好き勝手に書けばいい。
僕にはもっともっと楽しくて美しい、佐野洋子が知らない僕だけの「ケン」の思い出がある。

2015年4月

広瀬 弦

よく、「絵」が描ける人は文章も上手いと言われてますが、うわっ滑りの心理学やスピ系とは全然ちがう、すごい文章だな〜って思いました。

義理の父、谷川俊太郎とウマが合った広瀬氏は、2020年のインタビューでこんな風に言ってますが、

<自分勝手で激しい愛情に振り回されてばかり>

申し訳ないんですが、親の老いと言われても、あの人、最後まですごく元気だったんですよ。口が達者で、病院でもけんかばかりしていました。あの世にいる今でもきっと、自分が死んだなんて思っていないんじゃないかな。

そもそも、僕はずっとあの人のことが嫌いだったんです。自分でもどこかの雑誌で「私はダメな母親だった」と書いていた通り、母親としてはあんまり褒めるところがありません。とにかく、わがままで、子どもの僕にも言いたい放題。

周囲から僕はよく“洋子さんに溺愛された息子”として扱われますが、その愛情の注ぎ方は自分勝手で、当事者としては「息子を溺愛している自分が好きだった母親」として認識しています。たぶん、子どもが生まれて、面白いおもちゃを手に入れたくらいに思っていたんじゃないでしょうか。・・

若いころだけじゃないんです。僕が30歳を過ぎた、いいおじさんになっても扱いは変わりませんでした。当時、あの人はこの北軽井沢の別荘を住居兼仕事場にしていたんです。多摩にある実家は誰も住まなくなってもったいないから、僕が暮らすことにすると、しょっちゅう遊びに来ちゃう。こっちは、距離をおきたくて家を出ているわけで、当然邪険にしますよね。「もう来ないでくれ」って言ったら、周囲の人に「弦に自分の家を追い出された」と大騒ぎ。周りから「お母さんが、かわいそうだ」とか言われて、こっちはいい迷惑です。・・

人に心配されるのも大好きな人でした。ちょっと体調を崩すと「具合が悪い」と電話をしてくるんです。いかにも具合が悪そうな声で。それで心配して行ってみたら大したことなくて、さんざんわがままに振り回されるわけですよ。

だから、65歳で乳がんが見つかって電話口で「私、がんになったの」と言われたときにも、「慌てて家に駆けつけたら、大変なことになるぞ」と思った程度。医者にこんなこと言われた、あんなこと言われたと聞かされても、「俺に心配させようと、大げさにしている可能性がある」と僕は思う。あの人の言うことをうのみにするわけにはいきませんから、病院に行って、直接、医者に話を聞いたんです。そうしたら、やっぱり僕が聞いた話は誇張されていた。(笑)

https://fujinkoron.jp/articles/-/2799

この話からは、佐野洋子さんは極めつけの「チコリ」だと思われ、よーするに「寂しかった」わけですネ。

そうなった理由を佐野さんは「シズコさん」で存分に書いてますが、

メタ認知(客観的に書けること)が出来ることと「感情の解放」とは別で、佐野さんはがんになった最後の7年間で、思い切りソレをやりたかったのかもしれませんね〜

ウチの両親もがんを経験してますので、今さらワクチンの一つや二つ・・という気持ちも分からなくはなく、チコリが必要なのは母親ではなく、実は子どもの方だった・・というのもよくあるパターンで、

広瀬弦氏さんが母親との本音バトルで体得した「真実は一つではない」は、ワクチン問題を捉える上で、とても参考になりました〜

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COMMENTS & TRACKBACKS

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  1. わかるわかるわかるー!!!
    広瀬さんの文章表現がまことに気持ち良いです。

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