酵素カフェ

苫小牧地震でクローズアップされたCCSと地震の関係

石油にまつわるエネルギー事業には、一般には知られてない会社がけっこうあり、

直接消費者に「販売」する必要がない企業は宣伝する必要がなく、

最初に就職した会社、鹿島石油もそんな企業の一つでした。

で、その初出勤の朝、テレビに「鹿島石油」が大々的に出てまして・・
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1982年3月31日夜8時過ぎ、茨城県鹿島コンビナートにある鹿島石油鹿島製油所のコントロールセンターで異常が検知された。運転員8人が、異常シグナルを発し続ける脱硫装置に到着。同時に大爆発が起こり、5人が死亡、3人が重傷を負った。その間、4、5分の出来事だった。

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この事故のせいで入社式も取り止め・・本社採用新卒女子6人は放っておかれ、

そのせいで、6人はすごーく仲良しになり、

自分は秘書室に配属されたのですが、事故への「対応能力」「姿勢」が技術系出身の役員さんと天下りの役員さんでは全然違うことが、新人にもよーく見えました。

さて、こういった石油会社などから排出されるCO2の処理を請け負う、

「日本CCS株式会社」という会社があるそうです。

CCSを進めている日本CCS株式会社は、主に電力会社と日本を代表する大企業出資して作られた企業。

政府からも大規模な資金援助がされている。つまり、国家的大プロジェクトである。

株主一覧

北海道電力株式会社 東北電力株式会社 東京電力ホールディングス株式会社 中部電力株式会社 北陸電力株式会社 関西電力株式会社 中国電力株式会社 四国電力株式会社 九州電力株式会社 沖縄電力株式会社 電源開発株式会社 JFEエンジニアリング株式会社
新日鉄住金エンジニアリング株式会社 千代田化工建設株式会社
東洋エンジニアリング株式会社 日揮株式会社 国際石油開発帝石株式会社
石油資源開発株式会社 三井石油開発株式会社 出光興産株式会社
コスモ石油株式会社 JXTGエネルギー株式会社 昭和シェル石油株式会社
伊藤忠商事株式会社 住友商事株式会社 丸紅株式会社 三菱商事株式会社
JFEスチール株式会社 新日鐵住金株式会社 大阪ガス株式会社 東京ガス株式会
三菱ガス化学株式会社 三菱マテリアル株式会社 伊藤忠丸紅鉄鋼株式会社
エヌケーケーシームレス鋼管株式会社

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CCSとは「CO2」、つまり二酸化炭素を地下に捨てちゃう技術で、
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北海道初の震度7を観測した9月6日の地震をはじめ、

「CCSをやった所で地震が起きてる・・」という事実があるそうです!

CCSの実証実験が、今行われているのは、苫小牧、北九州であり、東日本大震災で中止されたが福島いわき沖でも実証実験は行われていた。それに先立つ先行実験が新潟の長岡と、秋田県雄勝でデータ収集のためのより小規模な実験が行われていた。

実験が行われた近辺で、実験から1年~数年内に、大地震が(北九州以外)もれなく起きている。

ブログ記事から引用すると

「中越地震、中越沖地震と云う二つの地震を起こした疑念のある新潟県長岡市でのCCS、岩手・宮城内陸地震を起こした疑念のある秋田県雄勝実験場でのCCS、そして東北大震災の津波災害を引き起こした可能性のある福島県いわき市沖でのCCS」

さらに引用すると
「中越地震(2004.10.23)は、圧入から(2003.7.7)1年3ヶ月後に発生し、中越沖地震(2007.7.16)は、圧入から4年後に発生しています。
トータル10,405トンを圧入して、中越地震後の2005年1月11日12時に完了となっています。
(因みに、長岡の実証試験はデータの収集が目的であり、勿来沖、苫小牧沖、などは本格事業です。勿来沖での圧入事業も、東北大震災のあと、中止され、苫小牧沖に移っています。北九州でも本格事業が進行中です。)」

上記の地震に共通する特徴は、地震の揺れの加速度が非常に大きいことで、通常のプレート破壊型の地震の数倍の加速度が観測されている。(地震の波形が、地下核実験をしたときの人工地震に近いことから、陰謀論大好きな人たちの間で人工地震説が取りざたされることが多い。しかし、石田氏は、地下に水を封入した結果起きる解離水爆発による地震はこのような強い加速度の揺れが生じると主張している。)

こうしたことから、石田氏は、大規模な実証実験が苫小牧で始まり、地下へのCO2封入が本格的に始まる2016年以降に大地震のリスクが高まることを、五年前に警告している。(YouTube動画あり。ただし、いろいろな陰謀論がどんどん出てくるので、見ていると信ぴょう性がどんどん落ちる、というトンデモ動画ではある。)

water-planet

で、コレがトンデモ動画で、

石田氏は「地震に関しては専門家」で、苫小牧で地震が起きることを5年前から予測してました。

ホントのことでも、宗教にハマってる人達に言わせておくと、

「誰も信じない」現象が起きるものですが、

中立の立場から「CCS問題」を調べた文系ブロガーさんは、こう申してます。

さて、ここから、私の感想なんですが、

CCSの進行主体は、実に原発推進主体とほぼまるかぶりで、原発推進主犯の東電元会長勝俣氏が推進者の名前の筆頭に上がり、原発擁護論客として、NHKあさいちでイノッチにこてんぱんにされた東電出身の「竹内純子氏」(国際環境経済研究所主席研究員)が推進の旗振り役になっているあたり、なかなかいろいろありそうですが。 

善意で解釈するならば、火力発電でCO2を大量排出する電力会社が、その社会的責任から、C02を地中処理する方法を一生懸命研究開発しているのだ、ということなのだと思うわけですが。

しかしどうも、結果として、実証実験するたびに大地震を引き起こしている可能性が、どんどん高まっているので、これは、いったん立ち止まって、もしかしたら、善意からはじめたことだけれど、間違っていたのかも、と見直す必要がありそうだと思うのですが。

 しかし、原発推進メンバーの特徴は「自分たちは世界でいちばん頭のいいエリート集団なので、ぜったいに間違いはおかさない」「まずいことは金と権力の力で隠蔽する」「間違いは絶対に認めないし、責任も絶対認めない」という人たちですよね。

たしかにこれだけたくんさんの死者を出した複数の大地震が、CCSの結果起きていた、なんてことになったら、だれも責任とりようがない大事件ですよね。リスクが指摘されていたのに、実験を続けたのだとしたら、責任者全員死刑かも。
(実は、国会で一度だけ、CCS実験と中越地震の関連について質問がされたようです。)

善意からの事業、実験だとしても、ふつう地震がおきにくい場所で、大規模な地震を引き起こすリスクがCCS事業にはありそうなので、ここはメディアがきちんと取り上げて、いったん、ストップをかけた方がよさそうだと思いませんか。
(これは、私のブログを書き始めた、原発推進自体が当初は善意だったとしても、間違ったと思ったらやめた方が良い。間違えた人は責任を取るべき論と同じ立場です。)

CCSを進めている人たち、というのが確実にいて、「あっちゃー、苫小牧でも地震起こしちゃったよー」なんて思いながらも、「でもこの件は絶対に表沙汰にしてはならないし、ならないように偉い人たちが手を回すから大丈夫」なんて言いつつ、北九州のプロジェクトも止めずに進めるつもりなのでしょうか。

次は北九州かもしれないですし、もっと怖いことには。ブログから。
「一番恐ろしいのは、千葉県の東京湾岸でもCCSが計画されていることだ。これがそのまま進行すれば、必ず東京都に大地震が発生する。」

信じる、信じないはあなた次第の都市伝説、ならいいのですが、なんか、本当にまずい感じがするので、とりあえず、紹介しておきます。

追記。今回の地震被害が、北海道の電力網を直撃、北海道最大の苫小牧の火力発電所を直撃したのが、ただの偶然ではなく、まさにそこから排出されるCO2を、地中に封入する実証実験が引き金になっていたからだ。大地震が過去に起きたことがない苫小牧で大地震が起きたのは、電力会社の実験プロジェクトのせいだから、というのは、なるほどなあ、と思ったわけです。私は純・文系の人間ですから、科学的正しさについてはわかりませんが、こういう意見と、過去の経緯(長岡実験と中越地震、福島沖の実験)があるのにメディアが完全に黙殺しているのは、何かいろいろ考えざるを得ないと思います。

water-planet

「CCSは地下3000mで行うものだから地震は関係ない」という反発も出てるとのことですが、

CCSの圧入地点深度は3000m、地震の震源は37キロ、水平距離的にも20キロくらい離れている、だからデマなのか。

そもそも、微妙なバランスで成り立っている「地球」に、
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何でも「し放題」なのが問題で、

太陽光発電パネルなど、地上のモノなら分かりやすいので、

「霧ヶ峰高原・超大規模ソーラー発電」には迷わず「NO」しましたが、

正直、「CCS」なんて初耳で、地下に二酸化炭素を埋めていたなんて全然知らず。

「何をしているのか、知らなければ」反対することも出来ません。

最近観た「インターステラー」は、
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住めなくなってしまった「地球」を題材にした、リアルな秀作でしたが、

免疫系が一つの要因だけでなく、化学物質、電磁波などのマイナス要因が複合することで「暴走」するのと同じで、

地震という自然現象に、人為的なマイナス要因が重なると、
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思わぬ事態が発生しやすくなる。。ということは十分に考えられます。

鹿島石油は、「4社の共同出資」の会社でしたが、

2008年に設立された「日本CCS株式会社」は、あまりに出資企業が多すぎるようにも思え、

一般公開されてない企業は、実態が「見えにくい」面が多々ありますので、

そのバックボーンを含めて、「CCSと地震の関係」は氣になるところで、

いずれにせよ、住めなくなってしまった「地球」にしないために、今こそ学習し、

不必要かつ不自然なことを、もうこれ以上しないようにしたいものです。

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