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石平氏の「中国とインドの評判の違い」と中国がチベットにしたこと

石平氏の「中国とインドの評判の違い」と中国がチベットにしたこと

梅雨時のジメジメは明るい話題で吹き飛ばしたいものですが、

中国軍がインドに侵入したという「うざったい」ニュースが入ってきました・・

中国兵約250人は、州西部の東カメン地区に侵入し、約3時間滞在した。中国兵は3月にも、中印とパキスタンが領有権を主張するカシミール地方でインドの実効支配地域に侵入し、インド軍とにらみ合いになっていた。

中国は、インドが日米両国と安全保障で連携を強めていることに反発し、軍事的圧力をかけた可能性がある。

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インドと中国・・・どちらも人口大国ですが、

中国出身の日本の評論家、石平氏によると、インドは中国に対して「余裕」の構えのようです。

<インドから見た中国の限界 軍事、経済で優っても国家的競争で欠けているもの>

一概に言えば、インドのエリートたちは、中国に対する適度のライバル意識と警戒心を抱きながら、中国との国家的競争に関しては、むしろ自信満々である。

 たとえば、インド政府の元駐外大使で今は国際問題研究機関に勤めるS氏は、ほほ笑みながらこう語る。

 「インドと中国の競争は、経済力や軍事力の面だけではない。ソフトパワーの競争が肝心だ。どちらの方が平和国家なのか、どちらの方が政治的に安定しているか。長い目で見れば、世界の人々は分かってくるのではないか」と。

2016年4月のこちらの記事からですが、

この4月、中国は立て続けにトラブルを起こしてて、

まずは21日、インドネシア政府が、違法操業で検挙した中国漁船を中国公船に奪われた一件で、中国政府に抗議した。24日、中国の漁船など約100隻が同日までに、マレーシアの排他的経済水域(EEZ)に侵入したことが報じられた。

 いつものように、各国と何らかのトラブルを起こしている中国だが、国内でもさまざまな問題が起きた。

 24日、習近平国家主席を批判する公開書簡を掲載した新疆ウイグル自治区の政府系のニュースサイト「無界新聞」が閉鎖されたとのニュースがあった。25日、習主席批判書簡との関連で、米国に滞在する著名な中国人の民主活動家、温雲超氏が、中国に住む家族と連絡が取れなくなっていることが分かった。

 そして26日朝、中国の著名な女性人権活動家、倪玉蘭さん夫妻の借家に多数の当局者が押し入り、夫妻を追い出して家具や荷物を路上に運び出し放置した、という衝撃的な出来事もあった。

 このように、たった1週間で、中国という国の対外姿勢の横暴さと国内の独裁政治の野蛮さを示すような出来事が相次いで起き、それらがニュースとなって世界中を駆け巡ることとなった。

 世界の人々、特にアジアの人々はこれで、このえたいの知れぬ大国に対する不信感と警戒感を増幅させていくしかないのではないか。

一方、インドの評判は上々です・・

インドはどこかの国とトラブルを起こして国際社会を騒がせたわけでもなければ、国内で非道な言論弾圧を行うこともない。

つまり、中国がその「野蛮国家」のイメージを毎日のように世界に拡散させているのに対し、インドはむしろ、アジアの平和国家と民主主義国家としての評判を確実に高めている。だからこそ、今は米国も日本もその他の世界の主要国も競ってインドとの親交を求めているのだ。

 いずれかインドの経済的実力が中国に追いついた暁には、アジアの中で各国から信頼され、影響力を持つ大国が、中・印のどっちになるのか、一目瞭然ではないか。それこそは、私がインドという異国から見た、大国中国の「大いなる限界」なのである。

したがって今回の侵入は、嫌われものの中国がインドに「ちょっかい」かけてる構図に見えますが、

古代の中国は、宇宙の秘密を知る偉大な賢者たちがいた国で、
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「六爻占術」には不思議パワーが凝縮されてて、

人口が多いだけに、今でも、スゴイ人がいるにはいるのでしょうが、

中国という国が、チベットに「した」ことを忘れてはいけません。
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<チベットではこんなことが起きている>

チベットはかつて、ひとつの独立国家でした。

しかし、「もともとは中国だった」という強引な理屈と、軍事力の脅しによって、中国の一部にさせられてしまいました。
 1951年、かつてのチベット政府は、中国の軍事的脅威のもとで中国政府と「17条協定」を結ぶよう強いられました。この協定によってチベットは名実ともに中国の一部になったのですが、協定の内容が守られていれば、まだマシだったと言えます。

 当時、中国共産党は中国の他の地方で共産主義による急速な「民主改革」を進めていましたが、この協定では、チベットの事情に配慮して「チベットには改革を強制しない」と約束していました。

 しかし現在にいたるまで、中国がやったことは一貫して正反対。「銃口から政権が生まれる」という有名な言葉どおり、中国はチベットにも銃口を向けました。仏教国であったチベットの95%以上の僧院を破壊し、多くの僧侶を還俗させ、経典を焼き、仏像を持ち去って溶かしました。また、僧院を中心とした社会の仕組みを壊し、チベット人の土地を勝手に分配し、遊牧民から放牧地を取り上げて定住させようとしてきました。

中国はこれを「封建農奴制からの解放」「民主改革」などと呼び、多く見積もっても600万人しかいないチベット人に対して8万以上の人民解放軍を送り込んで、求められてもいない「改革」を無理矢理進めたのです。

穏やかな仏教徒であるチベット人ですが、ここまでされては、さすがに黙っているばかりではありません。反中国の抵抗運動が、中国に近い東チベットで起こり、全チベットに広まりました。数の上で太刀打ちできないチベット人は、もっぱら山間にたてこもってゲリラ戦を展開するしかありません。

1959年にはチベットの都ラサで市民による大規模な反乱(いわゆるチベット動乱)が起こりましたが、もちろん中国軍に鎮圧されてしまいます。ダライ・ラマ14世は、これ以上の戦いを避けるため、インドへ亡命せざるをえなくなりました。

ダライ・ラマ14世がチベットを去った後、中国は中央チベットに「チベット自治区」を成立させ、着々とチベット支配を進めていきました。しかし、チベット人の中国への抵抗は根強く、中国に従わない者は容赦なく投獄されたり殺されました。
 
もともとそれほど多くの人間を養うような肥沃な土地の少ないチベットに軍人などが急に流れ込んだために食糧事情が悪化し、大量の餓死者もでました。

60年代から70年代にかけては、輪をかけて凄惨な「文化大革命」という暗黒時代でした。チベット風の伝統はすべて否定され、残っていたわずかな僧院も破壊されました。

「民主改革」「文化大革命」を通して、中国による拷問や戦闘、餓えのために死亡したチベット人は120万人にのぼるという統計もあります。

http://www.tibet.to/mondai/mondai2.htm

日本のスグお隣の国で、こんな暴挙が行われたのですが、今でもチベットは、静かなる「暴挙」にさらされているようです・・・

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<緩やかに進む「民族浄化」>

人口が希薄なチベットに、人口過密な中国本土から大量の人口を故意に移動させる動きも盛んです。移住者は税金面で優遇を受け、高い給料を受け取る一方、地元のチベット人から仕事を奪います。移住してきた中国人が食べる小麦や野菜をつくるために、遊牧民の土地が奪われ、急激に人口が増えたために、生態系が破壊されています。

 こうして中国人の数を増やしておいて、チベット人には産児制限を押しつけ、避妊や中絶を強制しているという報告もあります。

 このままでは現在「チベット自治区」「チベット族自治州」「チベット族自治県」などと名前がついている民族自治地域でさえ、チベット人が少数派になってしまうでしょう(すでに多くの地域でそうなっています)。ひとつの民族を物理的に抹殺してしてしまう「民族浄化」が、ゆるやかな形で確実に進んでいるといえます。そうすれば、いずれチベット問題という問題じたいがなくなります。これが中国が求める「最終的な解決法」かもしれません。
 
ダライ・ラマ14世は亡命して以来半世紀にわたり、国際社会にチベット問題を訴え続けてきました。しかし、状況はむしろ悪化しているような印象さえ受けます。中国軍による監視の目をくぐりぬけてヒマラヤ山脈を越えてインドやネパールに逃げてくるチベット人は(運良く逃げられた数だけで)いまも毎年2,000~3,000人にのぼります。

http://www.tibet.to/mondai/mondai2.htm

チベットの悲劇は世界から無視された形になりましたが、

ダライ・ラマ14世はインド出身の「OSHO」について、

CCec0kFUIAAMqh9若き日のダライ・ラマ14世

「 OSHOは、人類が意識の発達においての困難な段階を克服するのを助けるために、あらゆる可能性に働きかけている、光明を得たマスターだ」と述べてますが、

世界中から「危険分子」扱いされ、入国拒否までされた「OSHO」へのラブコールだったのかもしれません・・
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スピリチュアルな世界では、ダライ・ラマ14世が中国軍に追い出され、チベットを去った時、

宇宙からの波動を一番に先にキャッチする世界の中心点は、ヒマラヤ山脈から、
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アンデス山脈に移動したと言われていますが、
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地球上で最も標高の高い地域であるヒマラヤで起きたことは、日本も今や「対岸の火事」ではなく、たまに都心に行くと中国人だらけでビックリしますが、

まずは「食」の世界から侵略を食い止め、

お互いの国のアイデンティティを大切にしつつ「お付き合い」をするためには、日本も「中国の侵入」への何らかの対策が必要なんじゃないですかね〜

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COMMENTS & TRACKBACKS

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  1. 批判誤解あえてコメントします。

    中国や、チベット問題というと、なぜかこのパターン…シナリオが決まっているのでしょうか。

    経験をお話ししますと、中国在住中は多分漢民族(98%の民族)と、少数民族(敢えて使いますね)の友人がいました。チベット文化圏、その他少数民族居住地域、出稼ぎ少数民族と出会いました。

    いわゆる、本で知れる情報よりも更に深刻です。少数民族は常に危険にもさらされています。漢民族でも友人がある日いなくなったりしましたよ。

    割愛しますが、私たちガイジンが怒る(ガイジンも危険なので怒るしか出来ない)と、決まって、『もうそういったことに、合わせないで、今をしっかり生きましょう』ということを微笑みで返されてこちらが諭されるってことがよくありました。これを諦めというか、達観というか、判断は分かれると思います。

    善とか悪とか、いろいろな不満は民族内でもあるようですが、民族限らず一人ひとりの心が大事だと思います。国民もバカではないので、共産党が起こしているドラマは皆茶番だって知っていますし。古代から苛烈な政治下ほど、輝く魂のような人物も現れてきました。

    でも、観光地での行いは酷いらしいですねえ。近所のコンビニで働く留学生のお嬢さんは美人で、とっても気立てがいいんですがー。

    • スズキさん、力強いコメントありがとうございます。

      <いわゆる、本で知れる情報よりも更に深刻です。少数民族は常に危険にもさらされています。漢民族でも友人がある日いなくなったりしましたよ。>

      いや〜日本人には計り知れない世界です。今だに・・というのが驚きです。

      <国民もバカではないので、共産党が起こしているドラマは皆茶番だって知っていますし。>

      なるほど、皆「あきらめ」「達観」せざるおえない状況なんですね。

      <民族限らず一人ひとりの心が大事>

      同感です。どこの国の人も個人レベルで草の根の付き合いすればナイスな場合が多いですよね。

      観光地での振る舞いは、日本も昔「農協団体」とか、同じようだったかもですが、ちょいと目に余るのは慣習の違いなんでしょうね。

      いずれにせよ、中国人が大勢「移民」したら、やわな日本人はすぐに淘汰されそうな気がしてます。

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