大村智氏のノーベル賞受賞で注目された山梨県韮崎市には「わに塚の桜」という名所があり、

この「わに」は、鰐ではなく、王仁であり、

日本神話の英雄ヤマトタケル（日本武尊）由来の地であり、武田信玄の武田性のルーツでもあります。

わに塚の桜は日本武尊の王子武田王の墓、前方後円墳、王仁族が住んでいた所と諸説ある場所として知られてます。また、古くからの言い伝えでは、日本武尊の王子の武田王がこの地域を治めた後、埋葬された場所なので「王仁塚」と呼ぶようになったともいわれています。

桜は推定樹齢300年、幹周り3.6m、樹高17mのエドヒガンザクラで市の指定天然記念物になります。過去には郵政省の「さくらメール」のポスターにも採用され、雑誌「サライ」の2002年の桜特集にも取り上げられました。2003年1月からフジテレビ系で放送された「僕の生きる道」や2004年1月から放送された「桜咲くまで」というドラマのタイトルバックにも起用された場所でもあります。

晴れた日には,わに塚の桜から一緒に八ヶ岳や茅が丘が一緒に見れて写真を撮るのにオススメの場所でもあり、見られた時の感動はとても最高！2008年（平成20年）にはライトアップが実地されて桜の満開の期間に合わせて行ってます。昼とは違い幻想的な夜桜を楽しめる事ができます。

http://www.yamanashi-kankou.jp/kankou/spot/p1_4881.html

毎週八王子〜清里間を毎週行き来し、帰りは韮崎旭温泉に「立寄り湯」するのが習慣になってますが、

温泉近くの「わに塚の桜」には一度も行ったことがなく、今年はじめて「立寄り桜」してみました！

4月3日、昼前にセルフビルド中の清里の家を出て、清里は、やっとストーブなしで朝を迎えられる陽気で、例年だと桜は連休頃に咲きますが、

韮崎は桜が見頃を迎えていて、桜並木の釜無川添いでは何やらイベントでたくさんの車が集まってます。

で、何か同じようなワンコがたくさん・・・

どうやら「甲斐犬」のコンテストのようです！

「甲斐犬」は北海道犬や琉球犬などに似た遺伝子構成を持つ日本犬種の1つで、

日本犬「6つの在来犬種」に指定されてる天然記念物です。

秋田犬
甲斐犬
紀州犬
柴犬
四国犬
北海道犬

こちらの「天然記念物」さんの母上の名は「蘭姫」とのアナウンスがあり、

＊後日コメントで、この甲斐犬は「濱の玄武（はまのげんぶ）」号、母親の名は「雪姫」だと教えて頂きました。聞き違えたようでごめんなさい！

ウチにも「蘭姫」と呼んでいたプードルがいましたが、

同じ犬とは思えない、堂々とした風情で、

カメラ目線を決めてました！

日本犬の品評会って初見ですが、

やはり「闘犬」っぽいところがあるのか、

凛々しいけど、ちょっとコントロールするのが難しそうな印象のワンコ達で、

99%が「甲斐犬」の中、こちらのテリア犬がやけに浮いてて、
「甲斐犬」に寄って、クンクンして喧嘩にならないかハラハラしましたが、

テリア犬も勇気のある犬種ですから、

アンチフレンドリーな「甲斐犬」も受け入れてたようでした。
まあ、まだ子犬のせいかもしれませんが・・

こちらは3ヶ月の「甲斐犬」で、子犬の時は真っ黒が多いようですが、

この前日、韮崎旭温泉でさくらんぼ農家のおばさんが、真夜中に「トラックと農機具」を盗まれてしまい、農機具のすぐそばには飼い犬がいたのに、

「ボケ犬で吠えもしなかった・・」
「最近は農家で盗難が多いけど、犯人は日本人じゃないね・・」と、なげいてましたが、

ボケ犬は名はクロで、13歳の「甲斐犬」とのことでしたので、クロちゃんが無事で何よりです。

さて、今日のお目当ては「わに塚の桜」ですので、品評会を後にして山の方へ向かうと、

色とりどりな桜景色が広がり、
見晴らしのいい桜の木の下で、

のんびりくつろぐ人々・・まさに日本の里山という感じですが、

どこにも「わに塚の桜」という看板はありません。

お弁当を広げている人達の前を失礼して進むと、そこは武田八幡神社で、

見事なしだれ桜が咲いていました！

で、「わに塚の桜」へは、この武田八幡神社の門の所に臨時駐車があり、
矢印通り徒歩で行けますが、門から水路沿いをスグのところに、矢印があったのを、

キレイな花々に気を取られて、行き過ぎてしまいましたが、気持ちいいハイキングコースでした！
「わに塚の桜」は駐車場から5分程度の距離で、
近くで見れば見るほど、

素晴らしい桜で、見に来てほんとうに良かったです！

樹齢300年で古墳時代から武田氏発祥にまで関わるという韮崎の「わに塚の桜」、

いつまでも元気に咲き続けてほしいものです！