
2014年、認知症が原因での行方不明者の届け出が全国で1万783人あり、その内168人は未だ所在が確認されていないそうですが、
このところ、93歳で一人暮らしの義母の座骨神経痛がひどくなり、有料のケア・ハウスに入ろうとしたのだけど、
やっぱり家にいたいと、ケア・ハウスに行くのは止めになり、12歳の愛犬モモちゃんも、
ホッと一安心で、義母にべったりくっついています・・
ボケてしまったら、施設でもどこでも入れてくれと言われてますが、何とか少しでも足腰を良くしたい・・と、まだまだ意欲的なので大丈夫でしょう!
で、ボケずに長生きするためには「腸内酵素力」が大きなカギを握っているようです。
著者の高畑宗明氏によると、腸は神経細胞が密に集まった器官で、免疫の最前線であり、脳に多大な影響を与えてます。
いちじるしく偏った食事や加齢により、腸内環境が変化をきたすと、悪玉菌の酵素によって低レベルの炎症が腸内で起こります。その炎症シグナルが伝わってグリア細胞が活性化され、神経症の炎症が起こり、ひどい場合は認知機能障害が発生してしまうのです。
「腸内酵素力」で、ボケもがんも寄りつかない」より
老人世帯のコンビニ食品の利用率増加も認知症と関係してそうですが、
2010年時点で65歳以上の高齢者の7人に1人が認知症と診断されていて、団塊の世代が75歳以上になる2025年には、5人に1人が認知症になる予想だそうです。
やっぱり今から、手づくり酵素で認知症予防に励むのは良さそうですが・・
世界的な酵素研究の第一人者である高畑宗明氏によると、ちまたの酵素ブームには「落とし穴」だらけで、
まず、流行のグリーンスムージーには酵素を補給する力はないそうで、
その根拠は、自分も参照した「エドワード・ハウエル氏の酵素栄養学」で主張されている、
「人間が一生で生産できる酵素の量が決まっている」という科学的証拠はなく、
さらに、「加熱していない生の野菜や果物で酵素を補給」は出来ず、
つまり、生野菜をたっぷり食べれば酵素が摂れるわけではない・・
むしろ腸を冷やすので、グリーンスムージー飲むなら常温がいいようです。
さらに市販の酵素ドリンク類も要注意です。
まず、そもそも酵素ドリンクには(働ける状態の)酵素が入っているのかという問題があります。・・一般的な酵素は50度から60度付近で酵素としての働きが失われ、変性してしまいます。これを「失活」と呼びますが、酵素ドリンクの生産時に酵素が液体中にあったとしても、加熱処理でその酵素は失活してしまうのです。
市販の酵素ドリンクは、食品衛生法に従って加熱処理されているので「失活」とのことで、
これは自分で作っている酵素が、いかにも生きている感じでブクブク泡立っちゃって、
ビンに入れても発酵し続けてるので、これを市販するのは無理かも?
ちゃんと発酵している「手づくり酵素」なら「腸内酵素力」アップするようで、
高畑宗明氏は、腸内細菌つまり腸内フローラを元気にする「4つの習慣」をあげています。
①和食を撰ぶ
腸内細菌のパターンは、世界の地域ごとにタイプが異なり、日本人は海藻類を分解する酵素は定着してるけど、牛乳の乳糖を分解する酵素を持つ者は少ない。日本人の腸内細菌に合った、和食を中心にした食生活にする。
②発酵食品を食べる
伝統的な手法でつくられている発酵食品(納豆、味噌、ぬか漬けなど)は、乳酸菌などの多様な菌を取り込むことができる。ただし、大量生産しているタイプの食品は、特定の菌しか使ってないため効果が薄くなる。
③良質な油脂を取り入れる
オリーブオイルや亜麻仁油、ココナッツオイル、青魚に含まれるDHAやEPAといった、良質な油脂の摂取は、細胞やホルモンの材料であると同時に、良好な腸内環境づくりにつながる。
逆に、「体に炎症を起こすタイプの油脂」が多く含まれる揚げ物や加工食品の過剰摂取は、腸内環境のバランスを崩す。
④抗菌・滅菌しすぎない
過剰な衛生管理は、多様な菌に触れる機会を少なくするので、衛生的すぎる環境は要注意。
この4つ以外にも、
便秘にならないこと
質の良い睡眠
適度な運動(激しい運動は逆効果)
水分摂取
などに留意すると、
腸内細菌=腸内フローラは、スクスク育っていき、
「人間が一生で生産できる酵素の量が決まっている」という、流通している説が間違いなら、
93歳でも酵素力アップは期待できるわけですから、
やっぱり発酵食品で和食にするとイイことを、
モモちゃんのためにも、義母にもお知らせしておきましょう!
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