
高齢犬の老化現象は、なだらかスロープを下るのではなく、急な階段をトントンと降りていくような感じで訪れるそうですが、実際に体験してみて、本当にそうだと実感しています。
新たに「鹿肉ドックフード」を試しはじめた5月22日の頃、14歳のトイプードル蘭ちゃんは、まだ食欲旺盛でウンチも元気でした。ちょっと前、緩い時があったので、ハンドミキサーでドロドロにしたら劇的に改善したのです。
なのに、新しいフードを試したのは、食べてるのに全然太らず、むしろ痩せてきたからです。「そりゃ老衰だよ」と、言われてましたが、いざという時のために何とかもっと太らせたかったのです。
で、この新しいフードなんですけど・・特に老犬用のプレミアムの方は、最初、なかなか食いつきが良かったです。
普通粒の方も、ふやかして手作りご飯に混ぜれば食べました。お腹も問題なく、ちょっとお高いけど、ここのフードを定期購入しようかな~と、思っていたのですが、1週間で食べなくなりました。
で、仕方なく、手作りごはんだけにしたらモクモク食べるけど、このフードを混ぜると食べなくなる・・・手作りは完食、ふやかしたフードは食べません。
清里のヨモギとお豆腐で作った手作りクッキーのデザートも、すごい勢いでパクついてました。お通じも問題なし。しかし、ご覧の通り、この頃から急激に目が見えなくなってきて、おしっこシートの場所がわからず、微妙にはずしちゃうのです。
5月19日のトリミングの際に、ペルーラム君も来てくれて、3月の時のように痛がってはないけど、「目が老化して、全体にだるーい感じ」だと言われました。
5月28日には、赤ちゃんの頃から知っている3歳の女の子の客人に「抱っこ」されたりして、まんざらでもなかったようで、「やっぱり犬も若い子と遊ぶと明るくなるね~」なんて、話してました。
そんな蘭ちゃんが、ばったり元気なくなったのは6月に入ってすぐ、ちょうど梅雨に入って大雨が降り始めた頃。週末は大雨で中央高速がまたもや閉鎖。
しかし、それでなくても、この週は清里に行かず、蘭ちゃんのために皆で家にいるつもりでした。
だって、ついに、手作りごはんも食べなくなっちゃったのです~
歩くこともままならず、ほとんど寝たきり状態。高齢犬は「食べなくなったら最期」で、覚悟を決めなきゃ、と思いきや、寝ている蘭ちゃんの側でバニラアイスを食べてたら、
蘭ちゃん、すくっと起き上がって食べたのです!
何でもいいから少しでも食べれば生きられる・・ホ・オポノポノで、嫌な記憶を消すためにバニラアイスや白いマシュマロを食べる・・というツールがありましたが、犬にも効果あるのかな?
で、6月13.14日はいい天気で、一緒に清里に連れていきました。
途中でアイスクリームを買って、一緒に食べたら、カップの底までなめて、
山梨産の豚肉ソテーも、美味しそうに食べたのです~
不思議なことに、ドロドロにしなくてもお腹も大丈夫でした。ペルーラム君の父上である故ペルーの先生が、「何を食べるより、誰と食べるかの方が大切」というようなことを言ってましたが、PCと違って、スペックだけでは食べ物は判断できない。その場、その時の直観が大切になるようです。
2週間前の黄色いタンポポ畑は、クローパーの花畑になっていて、緑と白の世界・・
不思議な形の雲も出現・・こういうのはUHOが隠れていると言う人達もいるけど?
考えてみれば、3月にペルーラム君が来た際の蘭ちゃんは、生命力がほとんどなくなっていた状態とのことで、「楽に逝けるように祈ってあげて下さい」と、言われてました。
その時は、彼がちょっと治療してくれたせいか、急に元気になってシッポフリフリだったけど、またもや彼に「気」を入れてもらっても、老化を改善することにはならない。
半年前も今のような状態になって、家で看取るつもりで自然療法だけでセルフケアしたら元気に蘇った蘭ちゃん。今は、ただ生き長らえるより、なるべく一緒にいてあげたいと思ってます。
だから、今週も一緒に清里に連れていくつもりでーす。
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