「縄文ビーナス」「仮面のビーナス」などの縄文土器の形が、
超下半身どっしり型の女性(巫女)である理由は、
火山活動が活発だった古代において、地震を封じるためではないかと、
「すなわちこれは、大地を踏みしめる姿である。しかも、踏みしめて、そのまま抑え込む、つまり封印するという意味が込められているのではないだろうか。」
独自に「神道」のルーツを探求している戸矢学氏は言います。

戸矢 学 とや・まなぶ 1953年、埼玉県出身。国学院大学文学部神道学科卒
神道宗教学会会員
日本文藝家協会会員
【分野】神道思想史・東アジア古代史・歴史小説
ブログを書き始めてから突如「縄文」に目覚め、
最近では、以前はさほど興味なかった神社仏閣にも惹かれてるのですが、
戸矢学氏の綿密な調査によれば、縄文の重要な聖地に神社が建てられ、
さらに後発の仏閣が、例えば比叡山・延暦寺のように、
もともとは神社のあった場所を「乗っ取った」という歴史があります。
つまり、カタチは違えど、縄文時代の方々と同じ場所を私たちは拝んでたりするわけでして、
3年前の熊本地震で、阿蘇神社の本殿が守られたのは「不幸中の幸い」とのことです。
阿蘇神社は中央構造線の真上に建っているのは諏訪大社などと同様で、地震を鎮めるための地鎮祭祀であるだろう。
古社の多くは地震や津波を避ける場所に建てられていて、歴史的にはいわば避難所としても機能している。しかし、中央構造線の上に建つ古社は、それらとはまったく別の意味を持っている。
東側の鹿島神宮から、諏訪大社、砥鹿神社、伊勢神宮、丹生都比売神社、伊太祁曽神社、日前國懸神宮、大麻比古神社、阿蘇神社、そして西端の新田神社に至るまでの一宮郡(伊勢神宮以外はすべて一宮)は、地震を封じる古神道の呪術であろう。
阿蘇神社は、今回の熊本地震によって楼門 と拝殿が崩壊したが、本殿が無事であったのは何よりであった。もしも本殿までもが倒壊するなら、地鎮の封印が解かれたことになり、中央構造線すなわち一宮ラインに沿って四国から和歌山、三重あたりまで影響が及ぶということになるだろう。かつてここに阿蘇一宮を鎮めた人たちの用いた呪術ではそういうことになる。
しかし倒壊が楼門 と拝殿であって、本殿に及ばなかったことは最大級の警告であるものの、今回の地震はそこまでのものという解釈もできるのではないだろうか。いずれ本殿も倒壊する時が来るかもしれないが、何はともあれ不幸中の幸いと思いたい。
熊本地震は、自分の誕生日(14日)とペルーの先生の命日(16日)がドンピシャかぶったこともあり印象深いのですが、
熊本が揺れた時、諏訪がポツンと離れて「震度1」を同時観測したのは、
縄文時代から続く、「地震を鎮める」連携プレーだったのでしょうか?
ちなみに戸矢学氏によると、神道の原型は自然崇拝の象徴「カンナビ」=山岳信仰であり、
熊本県の阿蘇山は、阿蘇神社の神体山=カンナビとして、有史以来「神の山」と崇められ、
東の富士、西の阿蘇は「二大カンナビ」だそうです。
「富士山の600倍のパワーを持つ」という阿蘇山の麓で地震が起きたことは何かしらの警告でもあり、
「何はともあれ不幸中の幸い」という戸矢氏のお言葉には説得力を感じました。
2019年7月、九州では記録的豪雨となりましたが、大雨による浄化作用を期待したいところで、
これは今年1月の阿蘇神社の様子で、
拝殿はまだ仮設とのことですが、
門前町の賑わいを取り戻しているようです。
https://manimanimag.jp/a0722_20190125/
神仏研究家の桜井識子さんによると、
たくさんの人が参拝すればするほど、神社・仏閣のパワーは強まるとのことですから、
ご利益だけでなく、地鎮祭祀としての神社に注目するといいかもしれませんね!
いつも楽しく拝見しています(^^)
今回の記事で気になることがあります。
たくさんの人が参拝すればするほど、神社仏閣には多くのパワーが集まる…との事ですが、これは良い影響を与えているとの解釈でしょうか?
ここ数年、神奈川の某有名神社(大変多くの人が訪れます)いくつかに、足を運ぶたびに、胸苦しくなったり、目が回ったり、吐き気をもよおしたり…先日は転倒してしまいました(>_<)
本殿から離れれば少し良くなるのですが、どのような事が考えられますか?
ちなみに、参拝する人が少なめの神社ですと特に問題はありません。
イルカさんにお聞きする事でもないのかもしれませんが、何かご存知のことがありましたら、教えてくださいm(_ _)m
まさに桜井さん向きの質問ではありますが、体験的にはよーくわかりますよ。
神社は高波動ゆえ、ちょっとでも嫌な感じがすると増幅します。
ですので敏感な方が「人混み酔い」に当たると・・あり得ることです。
あーそれと、ペルーの先生は、
「僕は神社は苦手だな〜」と言って時があるので、やばい(浄化されてない)神社もあるでしょうし、
もしかしたら神社との相性とかもあるのかもしれませんが、
いずれにせよ自分は、ヤバそうな神社や混雑時は行かないよーにしています!
<たくさんの人が参拝すればするほど、神社仏閣には多くのパワーが集まる…>
自分も気分がアップする・・が、絶対条件でしょうね。
無理して行く必要は全くありませんし、ヤタらと行くのも。。個人的にはどうかと思ってます。
神社との相性やヤバい神社…なるほど〜!!
多くの人が願いを込める、その強いエネルギーのせいかと思っていましたが、人間のエネルギー云々だけでは無いのだと気づきました。
ここ数年、なぜだか神社参拝に誘われることが多く、やたらと足を運んでしまいましたが、見極めることも大切ですね!
そんな中、最近ですと大山阿夫利神社だけは私を静かに迎えてくれました。
自分も気分がアップして嬉しかったです(^○^)
ご返信ありがとうございました(*´∀`*)