外国語を日本語に翻訳する際、誤解されるニュアンスになる場合がありますが、
バシャールの「ワクワク=excitement」も、そんな一例のようです。
“excitement”のニュアンスは、「ポジティブでエネルギーの高い状態で感じられる穏やかな喜びの感情」となります。
「興奮しちゃった!」「ワクワクする!」というような激しいテンションを伴う感情とは全く別のものなのです。
「ワクワクしましょう」というバシャールの言葉のほんの一部だけを切り取って、「全く期待しないこと」といいう但し書きが抜け落ちると、重大な誤解を招く恐れがあるというわけです。
日本語の「ワクワク」に、元から「期待」が含まれるためですが、最初の訳があまりよろしくなかった感は否めません。
確かに、パチンコ好きな人は勝つことを「期待」して、
「ワクワク」してパチンコに行くのでしょうし、
そして、さらに恐ろしい「ワクワク」の落とし穴は、
サアラさんのいう、細胞レベルで起こる「アダクション」であり、
ナント、人間とは、
望んでナイことに、「ワクワク」しちゃう場合があるそうです!
例えば、年がら年中イライラしている人は、イライラに対応したペプチドが合成され、それが血液に放出され細胞の栄養源となります。毎日、嬉しい、楽しい、で過ごしている人は、嬉しい楽しいペプチドが合成され、それが細胞に供給されます。
細胞は効率よくペプチドを摂り入れるために、常にそのペプチドに合ったレセプターを準備します。
細胞にとってはイライラだろうが、楽しいだろうが関係ありません。
細胞にとっての危機とは、レセプターからペプチドが摂り入れられなくなることです。それは細胞の死を意味するので、その人が以前と同じ感情を維持してくれるのは大歓迎です。
サアラさんは、細胞がペプチドを大量に摂り入れると、ブルブル震えると表現していました。
このブルブル震えるというのが、いわいるエクスタシーです。強烈な快感です。強烈な快感は、中毒をもたらします。
そして人は、いとも簡単に、この中毒に嵌ってしまうそうです。
誰しもこんな経験があるのではないでしょうか。
過去の失敗を思い出しては、その失敗によって湧き起こる、辛い思いとか、悔しい思いとか、やりきれない思いに浸ってしまうのです。
そんな感情に浸っている自分にハッと気づいて、ああ、またやってしまったと後悔します。
過去にこだわることは止めて、未来を見つめて前向きに生きるのが大事なことは百も承知です。
しかし百も承知のはずなのに、また懲りずに過去の失敗を思い出して浸ってしまうのです。
これは感情の生理的なメカニズムを理解すると、容易に納得できます。
過去の失敗を思い出すことによって湧き起こる感情に浸ることは、細胞にとってはブルブル震えるほどのエクスタシーなのです。
つまり身体にとって、その感情は中毒となっているのです。
本人は辛い、悲しい、やりきれないという思いで、(表面的には)もうこんなことは止めたいと思っているはずです。
しかし、どつぼに嵌ると、さらにどつぼに嵌るという循環になってしまいます。落ち込む人は、さらに落ち込むということです。
ここで強い意思を発揮して、もう二度と過去は振り返らないと決意したとします。
すると何が起きるでしょうか。
細胞が反乱を起こすそうです。
細胞にとって特定のペプチドがレセプターから入手できないのは死を意味します。それゆえ、それまでの感情が一気に爆発的に起こるよう仕向けるそうです。
これにより、二度と過去は振り返らないと決意したはずなのに、過去が強烈に甦ってくる体験をすることになります。
ここで挫折してしまうと、再び過去を振り返る日々に戻ってしまいます。
では、仮にさらに強い意思を発揮して、過去を振り返らない努力をした場合はどうでしょうか。
今度は細胞が生き残りをかけて、変化するようになります。
つまり新たなペプチドを摂り入れるべく、レセプターの形状を変えるのです。例えば、嬉しい、楽しいペプチドが多く流れるようになっていれば、嬉しい、楽しいペプチド用のレセプターに変化するというわけです。
サアラさんによると、細胞膜は2ヶ月で更新されるといいます。
それゆえ過去を振り返ってくよくよするという悪習でも、通常はレセプターの変化により、2ヶ月ほど頑張ると治るそうです。早ければ1ヶ月、遅くても4ヶ月で治るといいます。
bach-iruka
ナルホド、自分を「ダメ出し」するのが好きな人も、
「細胞にとってはブルブル震えるほどのエクスタシー」
になってるわけですネ。
で、「過去を振り返ってくよくよするという悪習」
に効果を発するバッチフラワーはハニーサックルで、
高齢者にはありがちな状態で、ボケ防止にも役立ちますが、
若くしてハニーサックル状態になってる場合は、
「遺伝子」的素因も関係していると考えられ、
分子生物学者の村上和雄氏によると、
細胞は遺伝子に規定されており、
「体のなかでは遺伝子に書かれていないことは起こらない」
「遺伝子に書かれてあること以外のことはできない」
とのことですから、
親をよーく観察すると、中毒になりやすい「感情」の傾向がわかってきますが、
その際、頭の「意識」で分析するのではなく、
肉体の「五官意識」でキャッチすることが大切で、
明治30年10月10日生まれの河野十全氏は、
人間の能力をフル活動させるためには、
まず「肉体」の「五官」を育むことが大切だと指摘します。
肉体の存在の中に生命力があって、能力を引き出すのです。新しい生命力が細胞を通して能力になります。また、五官意識をはっきりさせて、その五官意識の中でさらに能力をつくり出すのです。
それには、肉体を主とし、意識をあまり使わないことです。
「ワクワク」といった感情には、「思考」が入り込みことが多々ありますので、
単に「ワクワク」だけだと、パチンコ中毒と同じになっちゃう危険性があり、
ルン・ルの植原氏も、
「ワクワク」だけではダメだと・・断言します。
ほんとうに自分を変えたいと思ったら、心地よいことばかりやっていたらダメなんです。・・
人から追い詰められるのは嫌ですが、自分で追い込んでいくんです。
どんどん追い詰めて、もうこんなに辛いなら死んだ方がましだということが何度も何度も襲ってきます。
そのうちにこんなに苦しいなら死んでもいい。もう逃げられないからお任せします、ということになります。
そのとき、「今、死んでもいい。好きなようにしてください。ありがとうございます」と、言ってごらんなさい。なにが起こるかはお楽しみです。
想像もしなかったようなことが起こります。
起こることはみんな違いますが、あることが起こり、そしてわかります。
そして、ここがターニングポイントだということがわかるのです。
そこから次のステージに行きます。・・
過去にとらわれることなく、未来に思い煩うことなく、ますますうれしく、生き抜くこと、それがすべてです。
そういうとき、私たちは、自分でつくりあげた限界という枠組みを忘れてしまい、自分が本来持っているものをそのまま出すことができるのです。
自分の過去が誰であれ、なにをしていたか、あるいは未来がどうなるか、そんなことは今の自分には、なんの役にも立ちません。
今を大切にするために、たくさんのものを大事にしているその力を見極め、
自分にほんとうに必要なもの以外は、どんどん手放すことです。
そうしたら自分でもびっくり仰天するほど身軽になります。
人間は、もうこれ以上、力がゆるまない、そう感じるところ、そこが実は力をゆるめていく出発点です。いまだかつて経験したことのないような、すばらしいものに気づいていきます。
それは体験する以外にない。
それは言葉もなければ、時間も空間もない。私たちが当たり前だと思っている、世界とはちょっと違う世界です。
ここで重要なのは、
サアラさんのいう「アダクション」、つまり細胞がワクワクする「思い癖」との区別であり、
それはまさに「体験する以外にない」わけで、
故ペルーの先生から発するエネルギーは、「穏やかな喜び」そのものでしたが、
若い頃の先生はメチャ「短気」だったとのことで、
先生は「牡羊座」で、「牡羊座」に対応するバッチフラワーはインパチェンスで、
インパチェンスタイプは、非常にスピーディで「短気」ですので、
覚醒するまでは「継続する肉体意識」の影響はアルようです。
で、村上氏によると、
「遺伝子のON/OFFとは、学問的にいえば調節遺伝子がどうはたらくかの問題なのです」
とのことですから、
「継続する肉体意識」を進化させるためには、
調節遺伝子をはたらかせることがキーポイントで、
「ワクワク」ではなく、素直に「感動」できる、自然さがあることが大切です。
<感覚とエネルギー>
人間の肉体には、意識以前に、感覚というものがあります。自然世界には自然感覚が満ちています。過去から現在・未来を通じて、この大自然世界は、感覚とエネルギーの世界です。
この宇宙的な大きさのエネルギーの中は、そのまま感覚で満たされています。
エネルギーと感覚とは同じものです。感覚がエネルギーとなり、エネルギーが感覚を持っています。
宇宙はすべてがエネルギーの場であり、感覚の場です。宇宙感覚、自然感覚、森羅万象すべて、感覚によって秩序・整然と進化・発展しているのです。
<肉体の創造力>
肉体から発する感覚・自然感覚には発想力があり、自然世界・目に見えない世界に通じる力があります。
万事・万象に通じ、あらゆるものを創造する力があります。
肉体はあまり変わらないように見えても、実際は常に変わっています。
心の変化は複雑怪奇でやっかいですが、肉体の変化・進歩はあくまで自然です。
複雑怪奇な「心」は、マインド・コントロールされやすいですが、
「ワクワク」よりむしろ、
「何かがおかしい・・」といった違和感をキャッチするには、
五官を通した自然の発露・感情が大切であることをペルーの先生から學びましたが、
さらにどんな「ダメ出し癖」、アディクションでも、
「レセプターの変化により、2ヶ月ほど頑張ると治る」
というのは朗報ですネ!
ハニーサックル買おうとオモイマス
ウチはこの秋、ハニーサックルの苗を清里に植えちゃいましたよ!