酵素カフェ

実は孤立化している西側諸国と「みかんの丘」に学ぶロシア周辺の民族紛争

このところ、急に「春が来た!」という暖かさで、

3月10日の清里高原は外気温10度で、

旦那さん曰く、薪割りしてると「暑い・・とのことで、

今週初めには、まだ残っていた庭先の雪も、

すっかり溶けてしまいました。

結果として、暖冬だったな〜という感じの2022年1、2、3月ですが、

2020年早々から始まった「コロナ騒ぎ」「米大統領選不正問題」そして「ワクチン問題」で、大手メディアの偏向報道にはウンザリで、

民主主義の国ですから、どういった「報道」をするのか「自由」との理屈だそうで・・しかしながらあまりにヒドイとされたのか、ロシアではついに、NHKが放送中止なっちゃいましたが、「自由」を標榜してきた西側先進諸国は今、ちょっときわどい状況にあるようです。

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今のウクライナの戦争でとてもはっきりしたことは「アメリカと西側諸国の時代は本当に終わるんだ」ということでした。

戦争が始まって、まだほんの十数日程度ですが、どのニュースを見ても、もはやアメリカはほとんど相手にされていないことがわかります。

たとえば、「ロシアへの制裁に加わったかどうか」を見ますと、報道レベルだけでも、以下の国は「ロシアへの制裁を明確に拒否」しています。

<対ロシア制裁を正式に「拒否」した国の一部>

・ブラジル (報道)

・インド (報道)

・中国 (報道)

・メキシコ (報道)

・サウジアラビア (報道)

・アラブ首長国連邦 (報道)

・ベネズエラ (報道)

・トルコ (報道)

・エジプト (報道)

・イラン(報道)

・ドイツ(報道)

・ハンガリー(報道)

・セルビア(報道)

・アルゼンチン(報道)

・ボリビア(報道)

・エルサルバドル(報道)

・ウルグアイ(報道)

他にもたくさんあるのだと思いますけれど、これらは態度が曖昧なのではなく、「明確に拒否」した国です。

この中で比較的大きな国の食糧生産力、エネルギー生産力を書きますと、以下のようになります。

小麦生産量とトウモロコシ生産量は 2019年のデータ、石油は 2020年のデータです。

<対ロシア制裁を拒否した国の人口と食糧生産力とエネルギー生産力>

・ブラジル 人口 2億1000万人 トウモロコシ生産量世界第3位 原油産出量世界第8位

・インド  人口 13億8000万人 小麦生産量世界第2位 トウモロコシ生産量世界第7位

・中国   人口 14億2000万人 小麦生産量世界第1位 トウモロコシ生産量世界第2位

・メキシコ 人口 1億2000万人 トウモロコシ生産量世界第8位

・サウジアラビア  人口 3400万人 原油産出量世界第2位

・アラブ首長国連邦 人口 1000万人 原油産出量世界第7位

・アルゼンチン   人口 4500万人 小麦生産量世界第10位 トウモロコシ生産量世界第4位

などとなっています。

なお、ロシアは以下のようになっていました。

・ロシア 人口 1億4000万人 小麦生産量世界第3位 トウモロコシ生産量世界第10位 原油産出量世界第3位

人口にしても食糧にしてもエネルギーにしても、対ロシア制裁を拒否している国々は、このグループだけで十分生きのびられることがわかります。

ちなみに、制裁に加わっている国は正確にはどこなのか、と調べてみましたら、カタールのアルジャジーラが「制裁に加わっている国のリスト」とその説明を報じていました。

<対ロシア制裁に加わっている国のリスト>

・アメリカ
・欧州連合
・スイス
・イギリス
・カナダ
・チェコ共和国
・オーストラリア
・ニュージーランド
・日本
・韓国
・台湾

これが全部のようです。

ということは、先ほどの「拒否した国のリスト」以外でも、この地球のほとんどの国や地域は、ロシア制裁に関係していないようです。

「なんだか、これを見ているだけでも勝敗は決まってる感じだなあ」

とは思いますが、それでも、日本のメディアでは「ロシアの孤立化」とかいう言葉が見られることもあります。

実際には、地球で孤立化しているのは、西側諸国であり、そして最も孤立化して、無視されているのはアメリカのようです。

https://indeep.jp/without-food-all-humans-die/

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さて、昨日の記事に貼った、ウクライナ在住フランス人ジャーナリストの生声があまりに衝撃的だったので、

昨晩は、「2013年公開のエストニア・ジョージア(旧称グルジア)合作映画」を観てみました。

ジョージアは、ウクライナと同じく旧ソ連で、

<ジョージア>

南コーカサスにある共和制国家。首都はトビリシである。・・北側にロシア、南側にトルコ、アルメニア、アゼルバイジャンと隣接する。サカルトヴェロ民主共和国が1921年にソ連に占領され、ソ連構成国のグルジア社会主義共和国とされたが、1991年4月に共和国として独立回復した。

wikipedia

ジョージアはアブハジアは歴史的に「ウチのもの」としてますが、

<アブハジア>

ジョージア(グルジア)はアブハジア自治共和国として自国に属すると主張しているが、事実上、アブハジア共和国として独立状態にある。その独立は国際的には認知されていなかったが、2008年8月26日にロシアが承認を発表した。また、2008年9月にニカラグアが、2009年9月にベネズエラ、12月にはナウル、そして2018年5月にシリアが独立を承認している。

アブハズ人はこの地をАҧсны(Apsny)と呼んでおり、「魂の土地(国)」という意味である。また転じて「死の国(死すべき存在)」という意味もある。

wikipedia

ソ連邦崩壊後、アブハジア地域で「自治独立紛争」が起こり、

1992年8月14日「アブハジア戦争」となり、住民のほとんどがリトアニアに避難した中、

「みかん」を入れる箱を作る職人、イヴォが主人公で、

「みかん」の収穫までは村に残りたい・・と残ったマルガスと、たった二人の村に、

ある日、チェチェン人の傭兵二人が現れ、食糧を与えた直後、ジョージア側と衝突し、

生き残ったチェチェン人のアハメドと、ジョージア人のニカ、

両方ともイヴォは手当し、食べ物を与え、家で面倒を見てあげます。

家内では決して殺しあわないと誓わせますが、当然ながら、最初はお互い睨み合い、

しかしながら「同じ釜の飯を食う」うちに、お互い理解し合うのです。

そしてラストシーンで、ロシア兵に殺されそうになったアハメドを助けたのはジョージア人のニカで、

チェチェン人はアブハジア側で、ロシアはこの紛争でアブハジア支援の側に付きましたが、

イスラム系が多いチェチェンとロシアは仲が悪く、ロシア兵は難癖をつけてアハメドを射殺しようとしたのです。

ジョージアの宗教比率は、キリスト教グルジア(ジョージア)正教会に所属する正教徒が75%、イスラム教徒(ほとんどがスンナ派)が11%。で、

コーランを唱えるアハメドに、ニカが「宗教には寛容だよ」と言ってるのが印象的で、

ホントは宗教戦争なんてあり得ず、人と人とが憎しみ合う連鎖をやめればいいだけです。

家族を避難させたイヴォが、一人で村に残っている理由は、

戦争が始まってまもなく志願して戦士した息子がこの地に眠っているからで、

ニカを、息子の隣に埋葬するに対しアハメドは、

「もし、殺されたのが(傭兵である)俺でも、息子の隣に埋めるかい?」

と、聞くと、

「もちろんだよ、同じ人間だもの」

と、答えます。

イヴォの息子はジョージア兵に殺されたのですが、同じ年頃のニカに息子を重ねていたのかもしれず、

ああ、これは「赦し」の映画なんだな〜 と深く感動しましたが、

1992年12月、突然、目の前に「マスター」が現れて、2001年12月までの体験を綴ったゲイリー氏は、

日常生活で奇跡講座(コース)の「赦し」を実践し始め、臨死体験を経てもなお、

ぼくの心に衝撃を与え続けたのは、「コース」を実践しているときに訪れた神秘体験だった。それまでの何年かもいろいろと体験していたが、それが象徴だということがわかってきた。選んだ霊的な道で進歩しているかどうかと、「霊的な体験」とはまったく関係がないことも学んだ。それどころか、ほんとうに問うべき問題は、自分は前より愛に満ちているか、前より安らかか、前より赦しているか、自分の人生に責任をとっているか、批判する愚かさを理解しているかなのだ。その答えによって、選んだ道が誰かに役に立っているかがわかる。それでも神秘体験は喜びを与えてくれた。とくにーー世界を赦している結果としてーー自分が赦されていることの象徴だとわかると、よけい嬉しかった。・・・

楽しみでもあり、一種の実験にもなると気づいたのは、眠りに落ちる直前と目覚める直前のイメージだった。目を閉じたままで映画のように色のついたイメージが動くのが見え、ときには音まで聞こえた。このイメージから、その日に起こることを予知できたりした。多くは集合的無意識から立ち上がってきた原型で、何世紀も前から研究されてきた夢の辞書に記されているものだった。・・この「映画」から、集合的な心というのは真実だなと、また夢に出てくるのはほんとうに自分自身の象徴なのだと深くうなずかされた。それにぼくの人生にこれから起こるすべてはすでに決定されているのだと言ったアーテンとパーサはまったく正しかったということも。

それでも、ぼくはのめりこまないように気をつけた。確かに良い方法を見つけたのかもしれないし、とくに投資の世界ではこの情報から利益を得ることだってできたかもしれない。だが同時にぼくは予兆がいつもあてになるとは限らないことも知っていた。すべての人の台本にある程度の予測不可能生が組み込まれているのだと聞かされていたし、歴史上もっとも有名な予言であるデルフォイの神託でさえ、ときおりわざと人々を欺いていたことも知っていたからだ!

エゴは依然としてぼくの心の一部をコントロールしている。それにエゴはいつもぼくに自分は身体だと思い込ませようとしていて、ぼくを混乱させて苦しませるためになら何だってやってのける。結局、ぼくの赦しだけがわが家に戻る道なのだ。Jの友人であり生徒として、新しい超能力はやっぱり興味深かったが、偽りの偶像になることはなかった(依然なら、きっとそうなっていただとうけど)。

政治的問題を「赦す」のは難しい・・と綴ってます。

ゲイリー:たとえばオクラホマシティで連邦ビルを爆破した狂った犯人のこととか?どうしたって、つい自分の隠れた罪悪感を投影したくなるよね。ぼくらがこの世界に見ているのは自分自身の狂気だってことはもう話したけど。それでも、人はーーぼくと同じようにーーこの狂った犯人に自分の隠れた思考システムを見ることを自分で選んだなんて、なかなか思いにくいんじゃないかなあ。どれほどひどい犯罪でも、犯人はぼくらが無意識の罪悪感を外部に見るためにつ使う都合のいいスケープゴートなんだよね?そうだとすれば、ぼくたちが自由になるためには、犯人がほんとうはしていないことを赦さなければならないことになる。

アーテン:そう、エゴはじつに巧みにきみたちを罠にかけるが、二つばかり注意しておきたい。恐るべき悲劇に見える出来事があると、簡単にひきずりこまれてわけがわからなくなってしまう。

そういう状況では、赦すと同時に二つのことを認識する必要がある。まず、夢の非現実性を認識することを選んでも、悪夢に巻き込まれた人たちのニーズや感情に無神経でいろってことにはならない。きみは愛する人の死にあったことがあるね。そのとき、どこかの愚か者が、すべては幻想だから悲しむことはないなんて言い出したら?自分の苦痛が軽んじられたって腹が立つだろう。

遺族が悲嘆にくれるのはあたりまえだ。つねに他人の感情や信念を尊重しなさい。「コース」はこれからも長いあいだ、大勢の人々の社会的ニーズを満たしはしないというのは、そういう意味だよ。人々には結婚式や葬式や教会の儀式や裁判をさせておけばいい。社会にとって必要なことだから。

「コース」は通過儀礼ではなく、物事の考え方だ。第二に、そういう悲劇のさなかにいる人に、すべてはあなたが経験することを選んだ台本だなんて言うのも、同じくらい馬鹿げている。人が友人や親戚の死を悲しんでいるときではなく、真実を追い求めるときに真実を学ばせればいいだよ。

もちろん爆破犯人が憎悪の代わりに赦すことを学んでいたら、そんな事件は起こらなかったはずだ。だから、かたちのレベルでは赦しは現実的ではないなんて言わせてはいけない。それどころか、この世界のすべてを変えるんだからね。真の赦しと聖霊という教師を選ぶことは、エゴの台本にはない。エゴの台本から解放されるために、自分で決意して選択しなければならないのだよ。

「みかんの丘」を観て、日本人には想像出来ない複雑な民族問題を抱えるロシア周辺諸国の事情を知り、

ソ連邦崩壊後、DS戦争屋が入り込み、餌食になってしまいましたが、そろそろ「終わり」の様相です。

戦争反対を唱えるのは容易ですが、ほんとうの「悲しみ」と向き合った時、人は人を「赦す」ことを体験し、

そして、それは結局、自分自身を「赦す」ことであり、ウクライナだけでなく世界中の紛争が「赦し」の連鎖となることを、心から願います。


                              

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